Kenko ブラックミスト No.05が10%オフ──“映画っぽさ”を後からではなく、撮る瞬間に作るフィルター
写真や動画を撮っていて、ふと感じることがある。
写りはきれい。
解像もしている。
ピントも合っている。
しかし、どこか硬い。
最近のカメラとレンズは本当によく写る。高画素、強力なAF、シャープな単焦点、優秀なズームレンズ。普通に撮るだけで、十分すぎるほどクリアな絵が出てくる。
ただ、その“よく写りすぎる感じ”が、ポートレートや夜景、逆光のシーンでは少し冷たく見えることもある。
そこで効いてくるのが、Kenkoのブラックミスト No.05だ。
今回、Amazon.co.jp限定の特別パッケージ版がタイムセールで10%オフ。派手な機材ではないが、写真や動画の印象をかなり変えてくれる実用的なフィルターである。
ブラックミスト No.05は、写真を“やわらかくする”フィルター
ブラックミストは、いわゆるソフトフィルターの一種だ。
ただし、単純にボヤッとさせるフィルターではない。非常に微細な黒い拡散材を光学ガラスで挟み込むことで、ハイライトとシャドウのコントラストを抑え、光をやわらかくにじませる。Kenko公式でも、レタッチなしで映画のような雰囲気を得られるフィルターとして説明されている。
つまり、ブラックミスト No.05の役割は「解像感を壊すこと」ではない。
むしろ、写りの硬さを少し抜く。
光源を少しにじませる。
肌や空気感を少しだけ柔らかくする。
この“少しだけ”が重要だ。
No.05が扱いやすい理由
ブラックミストにはNo.1もあるが、No.05はその約半分のソフト効果を持つモデルだ。Kenko公式でも、No.05はNo.1の1/2のソフト効果と説明されている。
ここがかなり実用的だ。
No.1は効果がわかりやすいぶん、シーンによっては光のにじみが強く出る。夜景、逆光、イルミネーション、強い点光源が入る場面では、雰囲気は出るが、少し演出感が強くなることもある。
一方、No.05は効果が控えめなので、常用しやすい。
ポートレートでも、夜スナップでも、室内でも、動画でも、「いかにもフィルターを使いました」という感じになりにくい。
これが、ブラックミスト No.05の強さだと思う。
夜景や逆光で、光が少しだけ“映画っぽく”なる
ブラックミスト No.05がもっともわかりやすく効くのは、光源があるシーンだ。
街灯。
車のヘッドライト。
イルミネーション。
ライブハウスの照明。
夕方の逆光。
窓から入る自然光。
こうした光が、カリッと硬く写るのではなく、少しだけにじむ。
Kenko公式でも、夜景では街灯やヘッドライト、イルミネーション、室内照明などの光源に効果的で、夕方から夜にかけてのスナップやポートレートに向くと説明されている。
特に最近の高性能レンズは、逆光耐性も高く、コントラストも強い。
それは性能としては正しい。
でも、作品づくりとしては、あえて少し崩したい場面がある。
ブラックミスト No.05は、その“少し崩す”を物理的にやってくれるフィルターだ。
ポートレートでは、肌と空気感がやわらかくなる
ポートレートでもブラックミスト No.05は使いやすい。
肌の質感を消しすぎるのではなく、コントラストを少し抑えて、ヴェールをかけたような印象に近づける。Kenko公式でも、ポートレートでは肌の質感を滑らかな印象にすると説明されている。
ここで大事なのは、加工アプリの美肌とは違うということだ。
後処理で肌を均一にするのではなく、撮影時点で光の当たり方そのものを柔らかく見せる。
だから、不自然なツルツル感になりにくい。
光と空気ごと柔らかくなる。
人物撮影で「解像しすぎて少し硬い」「レンズはいいけど、もう少し雰囲気がほしい」と感じる人には、かなり相性がいい。
撥水・撥油コートと薄枠化で、実用品としても使いやすくなった
今回のリニューアル版は、フィルター効果はそのままに、撥水・撥油コートと薄枠仕様が追加されている。Kenko公式によると、従来パッケージと識別するために商品名末尾に「N」が付いているが、フィルター効果は従来のブラックミスト No.05と同じで、製品本体にN表記はない。
この変更はかなり実用的だ。
フィルターは前玉のいちばん外側に付けるものなので、指紋、雨粒、ホコリ、皮脂汚れが付きやすい。撥水・撥油コートがあると、屋外撮影や持ち歩きで扱いやすくなる。
さらに薄枠仕様なので、広角レンズでもケラレにくい。Kenko公式でも、水滴や汚れを弾く撥水・撥油コート、超広角レンズ使用時にケラレにくい薄枠設計、レンズキャップ取付可能、日本製といった特徴が挙げられている。
見た目の効果だけでなく、日常的に使う道具としての完成度も上がっている。
どんな人に向いているか
ブラックミスト No.05は、次のような人に向いている。
まず、ポートレートを撮る人。
肌を少し柔らかく見せたい人。
夜スナップで光のにじみを使いたい人。
動画でシネマティックな雰囲気を出したい人。
解像感の強い現代レンズに、少しだけ湿度を足したい人。
逆に、商品撮影や記録写真のように、正確さとシャープさを最優先する用途では、常時装着する必要はない。
ブラックミスト No.05は、万能フィルターというより、写真の温度を変えるフィルターだ。
購入前に確認したいポイント
買う前に必ず確認したいのは、フィルター径だ。
レンズによって、49mm、52mm、67mm、77mm、82mmなど、必要なサイズが違う。手持ちのレンズの前面やレンズキャップ裏、メーカー仕様表でフィルター径を確認してから選びたい。
複数のレンズで使いたい場合は、いちばん大きい径で買って、ステップアップリングで小さい径のレンズに使い回す方法もある。
ただし、持ち歩きや装着の手間を考えると、よく使うレンズの径に合わせて買うのがいちばん自然だ。
No.05は、やりすぎない“雰囲気づくり”にちょうどいい
Kenko ブラックミスト No.05は、写真を劇的に変えるフィルターというより、写真の硬さをほどくフィルターだ。
光を少しにじませる。
コントラストを少し抑える。
肌を少しやわらかく見せる。
夜景や逆光に、少しだけ映画のような湿度を足す。
そしてNo.05は、No.1ほど強くない。
だからこそ使いやすい。
最近のレンズは本当によく写る。
でも、よく写ることと、心に残ることは少し違う。
ブラックミスト No.05は、その間にある“雰囲気”を足してくれる小さな機材だ。
Amazon.co.jp限定の特別パッケージ版がタイムセールで10%オフなら、ポートレート、夜スナップ、動画撮影をする人にとっては、かなり試しやすいタイミングだと思う。
※価格や割引率は変動する場合があります。購入前にAmazonの商品ページで最新価格とフィルター径を確認してください。
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