【名玉を使いこなす喜び】『Canon Lレンズ 完全ガイドブック』“赤鉢巻き”の本質
一度は手にしてみたい——それがCanonの“赤鉢巻き”ことLレンズ。
この本『Canon Lレンズ 完全ガイドブック』は、EFマウント時代におけるLレンズのすべてを網羅したまさにバイブルともいえる一冊です。
2016年刊行ということで情報は若干古いですが、むしろこのタイミングだからこそ価値があります。
ミラーレスのRFマウント時代に突入した今、EF Lレンズは価格がこなれ、中古で狙いやすくなっているからです。
写真家 × 被写体 × 製品の三方向アプローチ
本書はただの製品カタログではありません。
写真家ごとの作風とそのレンズ選び
被写体ごとに向いたLレンズの組み合わせ
製品スペックや特徴の網羅的解説
という「三方向」からレンズを立体的に理解できる構成が特徴的です。
「EF85mm F1.2L II USM」のようなポートレートの王道レンズは、実際の人物写真とともにそのボケ味の魅力を紹介。「EF11-24mm F4L USM」のような超広角Lは、風景写真家による使いこなしのコツまで解説されており、ただの製品レビューでは得られない“現場感”があります。
Lレンズを「活かす」ためのメソッドが満載
・Lレンズの携行方法
・メンテナンスと保管のポイント
・絞りや焦点距離の使い方による描写の変化
といった「レンズを買ってからの知識」も充実しています。
高級レンズを買ったものの、“使いこなせない不安”を感じている人にとって、安心できるガイドラインになるでしょう。
どのLレンズを買えばいいのか迷っている人へ
「Lレンズって本当に写りが違うの?」
「何を撮るかでレンズってそんなに変わるの?」
そんな疑問を持っているCanonユーザーにこそ、本書はぴったり。
各レンズの作例が被写体ごとに豊富に載っているので、「自分が撮りたいのはこういう絵だ」とビジュアルで判断できます。
2025年の今こそ、EF Lレンズの再評価を
本書で紹介されている37本のLレンズは、ほとんどが中古市場に流通しています。
最新のカメラボディにEF→RFアダプターで装着すれば、描写は今でも十分以上。
むしろ、Lレンズ特有の「空気を写すような柔らかさ」や「開放の甘さと味」が、ミラーレスの高解像時代に絶妙なバランスをもたらしてくれます。
まとめ:EF Lレンズを“選んで使う”楽しさが詰まった一冊
EFマウントの時代に一度でもキヤノンを使っていた人、これから中古のLレンズを試してみたい人にとって、本書は“指名買いの辞書”になります。
Lレンズは「使って初めて価値がわかる」道具です。
本書を読めば、あなたの1本がきっと見つかります。
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