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「あーー、ちゃんと生きている」〜退職して気づいた当たり前のようで当たり前でない感覚〜

久しぶりの投稿になりましたが、みなさんお元気でしょうか?
私は、元気です。元気にゆったり過ごしています。

報告が遅れましたが、4月16日に退職しました。
(有休消化もあり、この日が実働最終日でした)

退職前後の気持ちの揺れ、
そして、今感じていること。
今日はそんなことをお話しさせてください。

退職をしよう。
看護師という枠にとらわれず、自分らしく生きてみよう。
そう思ったのは昨年末のことでした。

(なぜそんなふうに考えたのか、それはまた改めてじっくりお話しさせてください。)

看護師でないとしたら、何をしたいのだろう?
私らしく生きるとは?
私にできることは何だろう?
そんなことを考えていた1月。

その後、以前の記事でも書いたように
友人やサロンのオーナーさんから
「絵本を書いてみたら」という言葉をいただきました。
考えたこともない世界だったけれど、その一言で心が動き始めました。

3月にnoteをはじめ、想いを少しずつ綴ってきました。

退職の日が近づく = 自分らしく生きていく新たな人生のスタート

新たな自分の人生を考える時間はとてもワクワクしました。
具体的に何をするのか、「これ!」という明確な答えは出ないものの
フッと断片的に閃いたり、
そこからイメージを膨らませる時間は心が踊る時間でした。

しかし、段々と退職の日が近づいてくると
「わくわく」の中に不安な気持ちが。
澄んだ水の中に、ちょんと絵の具を落とす感じ。
透明だった水面にぼや〜んと色が広がるように、
晴れやかに澄んでいた心がちょっぴりモヤモヤっとして…
時間が経つと絵の具は沈み、何事もなかったようにまた水は澄んでいく。
私の心もそんな感じでした。

そんな心の内を、noteの世界でポツリとこぼすと
ここで出会った方々は、
とっても素敵な言葉と共に励まし応援してくださって。
本当に有難いことです。

それぞれの方との出会いはきっと必然。
出会うべくして絶妙なタイミングで巡り合わせてくださったと感じています。
(そんな素敵な出会いについても、また改めてお話しさせてください。)

そして、退職まであと3日という朝。

いつものように満員電車に乗ると、
少し大きい制服を着てピカピカの鞄をもった男の子が乗ってきました。
そっか〜、春だ。新学期だった。
この子、絶対ピカピカの新中学1年生だ〜。

人波に押され、その男の子が私の目の前に。

大人達の壁に押しつぶされそうになり、
顔を上にむけ背伸びをし必死に息をしていて。
我が子を見るような気持ちでその子が押し潰されないようにガード。

「大丈夫?」と声をかけました。
男の子は「大丈夫です。ありがとうございます。」と。

その瞬間、中学生だった自分の姿が頭の中に甦りました。

目の前の男の子と同じように満員電車に乗って通学していた自分の姿。
重い鞄をギュッと握り締め、
大人たちの壁に押され薄くなる空気から顔を出そうと背伸びをし、
必死に息をしていた私。

「そうだ、私も頑張っていた。
 あの頃から頑張っていた。
 ずーーーっと頑張ってきたんだ」

そんな感情が込み上げ涙が溢れてきました。
涙は止めようにも止まらず、
満員電車だから身動きが取れず涙を拭くこともできず、
マスクの中では鼻水も止まらず。
ひどい顔だったに違いない。

男の子はきっと自分が何かしちゃったか?と思ったかもしれません。
ごめんねあの時の男の子。

でも、おかげで頑張り続けてきた自分にやっと気づくことができた。
そして、ちゃんと自分に「頑張ってきてくれてありがとう」と言えた。

そして迎えた退職の日。
とっても複雑な気持ちでした。
施設の管理者をしていた私が、みんなをおいて去っていくわけですから、
とても複雑な気持ちです。

スタッフは常に私の体を(過労で倒れるのではないかと)心配し、
より良い仕事ができるよう支えてくれて。
本当に自慢のスタッフでした。

皆それぞれ個性豊かで、でも心があったかくて、
一緒に仕事をしてきた時間は忘れられない宝物です。
大変で心が折れそうになったこともあったけれど、
みんながいたからこれまで頑張ってこれた。
退職を考えるきっかけになったことはあったけれど、
それだけで辞めるわけではない。

みんなには1ヶ月前に退職することを伝えたのですが、
その時私はこう伝えました。

退職することにしたけれど、
退職というより「看護師としてキャリアを追う生き方」をやめようと考えてます。
これからは「看護師」でも「看護師」でないとしても、
自分らしく、自分の心の声を聞いて生きていこうと思う……と。

最終日
みんなからお花やプレゼントともにメッセージカードをいただきました。
全員のメッセージカードを一冊にまとめ、
可愛くデコレーションしてくれていました。
忙しい中、こんなに思いを込めて作ってくれたのかと思うと
涙が溢れてきました。

そして中には

「1度きりの人生なので、私も働き方を考え、
 違う人生を送ってみるのもいいかなと思っていました。
 背中を押された気分です。」
「退職する理由を聞いた時、私もそういう人生も良いなと思いました。」
「一度きりの人生、悔いなくやりたいことをやった方が良いと思います。」

そんなふうに書いてくれたスタッフもいました。
きちんと真っ直ぐに自分の考えていることをみんなに伝えてよかった、
心からそう思いました。
そして同時に、
そんなふうに感じたことを率直にメッセージにしてくれたことが嬉しく、
有難いと思いました。

そしてそして……退職して1週間が経った今。

「あーー、ちゃんと生きている」という感覚。

変な表現ですね(笑)

今までは残業しても尚終わらぬに仕事を家に持ち帰り、
休日も社用PCと睨めっこし仕事。
夜も休日も鳴るかもしれぬ社用携帯を肌身離さず持ち歩き、
がんじがらめになっていた自分。
そもそもそれがなくなっただけでもなんて自由なことかと実感。

24時間が全部ちゃんと自分の時間。

多分すごく当たり前のことなのかもしれませんが、
私にとってはこんなに有難いことはないと思えます。

ぐっすり眠り、目が覚めたらゆったりした時間を感じ、
朝食や息子のお弁当を作る。

あーー、ちゃんと生きている。

あーーー幸せだな〜と声に出してしまうほど幸せを感じています。

ただ、ずっとこのままの生活というわけにはいきませんので、
この感覚を大切にしながら次の一歩を進んでいこうと思います。

長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございます。

卵からかえったばかりのひよっこAki。
これからどんなふうに歩んでいくのか、
自分でも楽しみです。

またそんな様子を綴っていきますので、どうぞよろしくお願いします。

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