ハッピーライティングマラソン#6「あなたが、高校生から22歳ごろに読んだ本で、よかった本は何ですか?」
本田健さんの「ハッピーライティングマラソン企画」に参加しています。
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あなたが高校生から22歳ごろに読んだ本で、よかった本は何ですか?
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その頃、私は山田詠美の作品をよく読んでいた。
山田詠美を知ったのは、中学時代の国語の授業。
先生が『僕は勉強ができない』を教材に採用したからだ。
彼女の作品は、かなり大人向けというか、男女の関係や夜の世界がふんだんに描かれている。
『僕は勉強ができない』にもそういう描写は出てくるけれど、もちろん授業で採用されたのはプラトニックな部分。
主人公の時田秀美くんは、近い世代なのに大人びた考えかたをしていて、私はすっかり魅了された。
それをきっかけに、彼女の作品を片っ端から読むようになった。
男女のいろいろを垣間見るのはもちろん面白かった。
けれどそれ以上に、対峙した相手にこんなにも深く、複雑な感情を抱くのか……という衝撃の連続だった。
彼女の作品を読んで、人に対する感情の抱きかたが、よくも悪くもすごく広がったと思う。
高3の時に、読書好きなクラスメイトに1冊貸したら、途中で返ってきた。
「私ダメ!これ読んでると頭がおかしくなりそう!」
私が面白いと感じた「人に対する感情の幅が広がる」ことを、彼女は「ダメ」だと言った。
人によっては拒絶感さえ抱く作品を、私は面白く読んでる!
ちょっと得意になって、ますます読みふけった。
とにかく当時はいろんな本を読んでいた。
その中で山田詠美を「陰」とするなら、「陽」にあたるのは……。
原田宗典。
彼の作品は、エッセイと物語に分かれる。
どちらも大好きだ。
エッセイは『17歳だった!』など、彼が高校生だった頃の話が多く、当時の私にとってはリアルタイムの内容ばかり。
くだらなすぎるのに、それが身近でわかりすぎて、「ゲラゲラ!ひぃ~!」って涙を流しながら大笑いして読んでいた。
お金もそれほど持っていなかったあの頃。
友達と違う作品を1冊ずつ買って、読み終わったら交換するのが定番だった。
自分が読んだ本の面白さを説明し合っているうちに、また2人して笑いが止まらなくなって、ゲホンゲホン……オエッ!って、むせるほどだった。
彼も日常生活の一瞬を切り取るのがうまくて、気まずい空気や場面を、見事に面白く書き上げる。
物語は『平成トム・ソーヤ』と『スメル男』が大好き。
どちらも人にすすめているうちに、本がどこかにいってしまう。
数年おきに読みたくなって、何度も買い直している。
身近な日常から始まるのに、気づけば映画のようなスケール感に。
映画になっても十分面白いと思うけれど、文章だからこその、場面を想像する面白さがたまらない。
その中に、エッセイでもみた原田宗典のユーモアがところどころ光っている。
私が文章を書くにあたって、山田詠美の人物描写(というか人物に対峙する自分の描写)と原田宗典の軽やかさは、確実に滲み出ていると思う。
もし私の文章を読んでくださるかたが、この2名の作品を読んだことがあるなら、ちょっとそういう目でも読んでみてほしい。
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お読みいただきありがとうございました!
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(リンク貼ってますが、お小遣いは発生してません笑)
