【制作日誌 vol.1】子育て中に絵本200冊以上読んで気づいた。「絵本は消耗品だ、だから描く」
はじめまして。
今年一年、子育てをしながら「絵本の公募」に挑戦することに決めた、あきちドカンです。
突然ですが、「せっかく買った絵本を破られた」経験はありませんか?
私はあります。何度も(笑)。
最初は「大切に扱って!」と思っていました。
でも、子育て中に200冊以上の絵本を読み聞かせて、ある一つの「答え」にたどり着いたのです。
今日は、二児の母である私がなぜ今、絵本作家を目指すと決めたのか。その理由と気づきについて書きたいと思います。
◼️200冊以上読んでわかった「絵本は消耗品」という真実
子育てをしていると、どうしても絵本を読む機会が増えます。
これまでに読んだ数は、200冊以上。(100冊までは数えていましたが、それ以降は諦めました)
改めて本棚を見渡すと、絵本の世界の「自由さ」に驚かされます。
・ストーリー展開で読ませるもの
・摩訶不思議な世界観のもの
・あえてストーリー性を排除したもの
中でも、佐々木マキさんの『ぶたのたね』を読んだ時は衝撃を受けました。あのシュールな世界観。「こんな表現も許されるんだ!」と、大人の私の方が感動してしまったほどです。
「子供向けだから分かりやすく」という私の勝手な思い込みが、良い意味で裏切られた瞬間でした。
そして、200冊読み聞かせてわかった、
もう一つの大事なこと。
それは、子どもは「物語」だけでなく、本という「物体」そのものを楽しんでいるということです。

かじったり、破いたり、投げたり。
お気に入りの本ほど、手垢まみれでボロボロになっていく。
そう、「絵本は消耗品」なのです。
ボロボロになり、消費されることで、子どもたちは多くのことを学んでいる。
だとしたら「今後も新しい作品が供給される必要があるんだ」と気づいたのです。
◼️企業でのものづくりを辞め、絵本に挑戦する理由
少し私の話をさせてください。
私は元々、美大卒で絵を描くことや物語が好きでした。そのため、卒業後は映像制作系の会社に就職しました。
そこは、膨大な予算と多くのプロフェッショナルたちが、寝る間も惜しんで一つの作品を作り上げる世界でした。
必ずしもヒットするとは限らない。それでも「最高のもの」を目指して全員が命を燃やす。そんな凄まじい現場でした。
でも、その熱量の渦中にいて、ふと思ったのです。
「私がやりたかったのは、こういうことだったっけ?」
私はもっと、顔の見える誰かに向けて描きたい。
大人数に向けたエンターテイメントではなく、私の描いた絵本を読んでくれる「たった一人」の心に突き刺さるような、個人的で熱い作品を作りたい。
そう強く思うようになり、第二子出産を機に退職を決意しました。
美大卒業後は「もう、絵を描くことはないかもな」そう思っていました。
でも、育児を通して出会った絵本の世界を知り、変わりました。
多様で自由。そして何より、子どもたちに物理的に愛され、消費されていく世界。
「絵本は消耗品。だからこそ、私が描く新しい一冊があってもいいはず」
名の知れた名作ではなくても、関連グッズが大売れのヒット作でなくても、どこかの子どものお気に入りになって、ボロボロになるまで愛される一冊を作りたい。
そう強く思うようになり、再びペンを持つことを決意しました。
◼️主婦が今年、絵本新人賞を目指します
今年は、「講談社絵本新人賞」をはじめ、いくつかの公募に応募しようと計画しています。
正直、子育ての隙間時間での制作は綱渡りです。
「描きたいのに描けない!」とイライラする日ばかり! X(Twitter)アカウントを作るのも一苦労でした。
そんな泥臭い試行錯誤も含めて、このnoteで記録していきます。
夢を追う過程を、一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。これからよろしくお願いします!
