ロズタリア大陸2作目『その7』
『魂魄と肉体の仕組み』
本題からズレ始めてきたところで、アーシュが頬杖つき呆れ気味に話を戻す。
「まぁ聖戦から二千年以上、経過してんだから現代の末裔達の感覚はそんなモンだろうよ……」
そして、賢者ですらこの感覚や受け止め方は【想定外】であったと説明する。
「本来なら、末裔自身が代々、聖剣や女神の盾を手にいれることで冥府に封じ込めた破壊神の復活を阻止する目的だった。
が!伝承が途切れた事によって【邪教集団】達が現れた。
涼しい顔してそこに座ってやがるクソガキこそ賢者シェヘラウィード本人だよ」
そして輪廻転生から外れた存在であることを英雄の末裔二人に明かす。
「シェドの奴は遥かな昔、女神アイラにこう願い出てやがる。
私欲を満たす為に、冥府に封じ込めた神を復活させよう!と目論む人間は、いつか必ず現れるはず。
その為に私は、あえて大陸人として転生を重ねるのではなく【国王側仕えなど必要がある!】と判断した時のみ肉体の中に魂魄をいれ、邪教集団の特定、破壊、殲滅を目的と致したい!ってな」
そう話しつつ、アーシュは二人に分かりやすいよう羊皮紙に羽ペンで器用に人間の形と魂魄を描き、表現説明していった。
「本来、女神アイラは人間や動物達がしあわせに暮らせるよう大陸を作った。
んで、いまうちらが生きてるのが【人間】って存在、姿、形だ」
自身の手をグーパー、閉じたり開いて作業のしやすさを説明する。
「人間ってのは、なんで五本の指や足があるのか?考えた事あるか?
作業しやすい!ってのも理由のひとつだが、ちゃんと別の意図がある」
女神や精霊が存在している世界、領域に接続する【五芒星】の形を現している。
考えた事を現実で思った通り作業する【出力装置】的に稼働させるのが【人間】という姿、形なのだと教える。
そして、シャールヴィに向かってビシっ!と指差す。
「お前さん、シェドのヤツ、または里の守護者から、こう言われてないか?
『想像した通りに聖剣を振るえ!』ってな!!」
指摘されて、シャールヴィは不可思議なやり取りを思い出す。軽く手を打ち、合点する。
「あっ!言われてみれば確かに!!
そんな事をローザと同じ髪色をした連中が叫んでいた気がする!」
ローザを救出する際に滅する光景や願いを込めて想像しろ!
聖剣の使い方を聞いたと同意する。
明日は我が身……
理解したレイフが両手で腕組み、唸り声をあげる。
「つまりホルステッド様の末裔てある僕の場合は女神の盾の使い方を習得して公国民を護る必要がある!!って訳だね……」
『出来るかなぁ~??』
若干、不安そうな表情を浮かべたのだった。
いいなと思ったら応援しよう!
基本的に必ずお返事しております(*- -)(*_ _)ペコリ
直接、私からのアクションが欲しい場合は「チップ」のほうが確実デス♪