らん
連日、舞台「らん」の稽古が行われています。
僕はこの現場の雰囲気がとても好きだ。
三作品の量をやっているわけですから、そりゃーやる事尽くしで、早い時間から遅くまで稽古が行われているのだけど、みんな疲れた顔を見せず、秦さんを筆頭にキャスト・スタッフがこの作品の完成に、そして良い作品にしようという気持ちが同じ方向を向いているこの現場の雰囲気がとても好きです。
初めて秦さんとご一緒したのは、2018年の「らん」でした。
僕は脚本を読む時は、夜中の静かで誰からも連絡が来なく、集中できる時間に脚本を読むのが好きで、初めて『らん』の脚本を頂いた日も、夜中に読んだのを覚えています。
家にに帰って、楽しみにしていた脚本のページを開くと
「文字多っ!!!w」
率直な感想でした。w
台詞量が満載で、この本は何時間あるのだろうかw
と最初は思いました。
夜中の0時過ぎに読み始めたのですが
気がつくと、
2時間半のギッシリ台詞が書かれた脚本は一瞬で読み終え、涙が溢れまくってました。
当時の僕の感情をグワングワンとかき回され、その時の感情を今でも思い出せます。
そうなると…
「この脚本で芝居したいっ!」
(する事は決まっていたのにw)
こうなります。w
舞台も映画もですが、僕は脚本が全てだと思っています。もちろんそれだけではダメですが、この骨組みにキャストの芝居がプラスされ、照明、音楽、舞台セットなど沢山の要素が付け加えられお客の心が動くものになると思っています。
そう思っているわけですから、役者として秦さんの作品に、関わらせてもらえるとプレッシャーがすごいです。w
骨組みが太くしっかりしていて、高層マンションか!!ってくらいその骨が高くそびえ立ち面白い。
だから面白いが前提にあるので役者としては毎日が生き生きし、プレッシャーの連続ですw
稽古が始まり、稽古帰りに酒を飲みながら芝居の話をして、本番を迎え、千秋楽が終わる。
舞台ではよくある当たり前のルーティーンなんですが、前回の『らん』現場はとにかく濃かった。みんなといる時間も長ければ、内容も濃く、稽古以外での話をしている時間も濃かったので、千秋楽を終えて『燃え尽き症候群』になったのを思い出します。
あれから8年…
こうして同じ作品に関わらせてもらうと、色々と考えます。
あの時と比べて自分は何が変わったのだろうか。変わっているのだろうか。
良きも悪きもあるけれど、変化していたらいいなと思います。

そして、あの時と変わらない熱量の高い『らん』の現場に関わらせてもらえて本当に感謝しています。
よく考えると、2026年初舞台が、この『らん』で
今年は、これが最後になるかもしれない。
だからという訳ではなく…





見てもらいたい。
素直にそう思います。
そんな作品に関われて今僕は幸せです。
