新シリーズ『フォトグラファーのAI活用』はじめます ―まずはNotion連携の話から
今日から、メンバーシップで新しいシリーズを書いていこうと思います。「フォトグラファーのAI活用」というシリーズです。フォトグラファーとして仕事をしていく中で、AIをどんな風に使っているのか。何が便利で、どこでつまずいたのか。そういう試行錯誤をそのまま記録していこうと思っています。
今、私はClaudeというAIを使っていて、こんなところで活躍してもらっています。
・メール営業の補助
(送る相手の見極めから文面作成まで)
・案件ごとのメールの返信や進行の補助・オンラインミーティングの音声起こしからの自己分析
(商談の振り返りや改善点の言語化)
・フォトグラファーとしてのブランディングや方向性の判断補助
(自分の強みを言葉にしていく作業)
・Noteの記事作成のサポート・Instagramのキャプションやハッシュタグの提案
(発信の骨組みを一緒に考えてもらう)
・契約書チェック・交渉プロセスの補助
(危険な条項の洗い出しや修正依頼メールの作成)
・企画書・提案書の作成
(ダメもとの種まきを、AIで手軽に)
こうやって並べてみると、我ながら結構いろんなところで使っているなと思います。答えを出してもらうというより、判断の精度を上げるための補助として使っている感覚に近いです。その中でも「これは有効だな」と思う使い方を、このシリーズで一つずつ紹介していきますね。
さて、1本目はNotionとの連携についての話から始めようと思います。
きっかけは今年の3月下旬でした。それまでメインで使っていたAIをChatGPTからClaudeに切り替えたんです。Claudeにもメモリ機能はあって、会話をまたいで色々なことを覚えておいてくれます。ただ、使っているうちに「あれ、容量が少ないな」と感じるようになりました。
営業の話、撮影の話、これからの方向性の話。日々いろんなことを話しているので、覚えておいてほしいことがどんどん増えていきます。でもメモリの容量には限りがあるので、全部は入りきらない。これは結構困るぞ、と思っていました。
そんな時に知ったのが、Claudeが外部のツールと連携できるということでした。その連携先の一覧の中に、Notionがあったんです。
Notionは元々、自分用のメモとして使っていました。撮影で思いついたアイデアとか、営業先のリストとか、そういうものを雑多に書き溜めていく場所として。
それを見て、ふと思いました。「これ、Claudeのメモリの拡張として使えないかな?」と。
正直、ダメもとでした。4月上旬のことです。技術的なことはよく分からないし、そんな都合よくいくものかなと半信半疑で。とりあえず、Claude自身に聞いてみることにしたんです。「Notionと連携して、メモリみたいに使うことってできる?」って。
そうしたら、ちゃんと返ってきたんですよね。仕組みとしてできること、どういう設計にすればいいか。そういうことを一緒に考えてくれました。
これ、AIのすごくいいところだなと思っています。技術的な疑問を、そのツール自身にぶつけられる。しかもちゃんと答えが返ってくる。詳しい人を探して聞かなくても、目の前にあるものが自分の使い方まで教えてくれるわけです。地味ですけど、これは結構大きな魅力だと思います。
そんな流れがあって、Notion連携の構築が始まりました。
ここからは、実際にどんな仕組みで運用しているかを、もう少し詳しく書いていきます。
まず、何を記録しているか。戦略的な判断、確定した方針、営業先の状況、案件ごとの経緯。要するに「Claudeと話を進めていく上で、前提として必要になる情報」を書き溜めています。
構造としては、「Claude連携ハブ」という親ページを一番上に置いて、その下にテーマ別の小さいページがぶら下がる形にしています。戦略ログ、営業ログ、案件ごとの補助メモ、といった感じです。ちなみにこの親ページ自体は、まず自分の手で作る必要があります。作ったらそれをClaudeに伝えて、中身を把握してもらう。以降の管理はClaudeに任せる。そういう立ち上げ方をしました。
記録の仕方にもルールを決めています。新しい確定事項は、ページの上に追加していく逆時系列の運用です。過去の記録が撤回されたり上書きされたりした場合は、そこに印をつけて後から分かるようにしています。
そしてNotionの管理そのものも、Claudeにやらせています。ページの新規作成、書き込み、修正。全部お任せです。
(ちなみにClaudeはその特性上、よく「Notionにはどう記録しますか?」と聞いてきます。そこは「必要な情報を必要な時に引き出せるように記録する。その方法を判断するのもあなたの役割の一つだよ」としっかり指示しておくのがコツです。)
修正した内容は、その都度リストアップさせるようにもしています。「今回はここをこう直しました」というのを一覧で出してもらう。そうすることで、後から自分でちゃんと検証できるようにしているんです。
新しいスレッドを立てる時は、まず前提確認を依頼する形でNotionを読み込ませています。「まずは戦略ログを読んでから話を始めて」という感じですね。
なぜこの仕組みが必要だったのか。案件も、戦略的な判断も、どんどん積み重なっていきます。その中で、スレッドをまたいでも同じ土台から会話を始められるようにしたかったんです。毎回同じ説明を一からするのは、正直しんどいですから。
役割分担の感覚としては、Claude自身のメモリには方針やスタイル、今の状況を置く。Notionには個別の詳細や経緯を置く。そんな住み分けをしているイメージです。
ただ、これだけでは補いきれない部分も出てきます。
その話は、また次回に。
AIの活用方法って、本当に無限に広がっていると思います。もし同じような使い方をしている人、あるいは全然違う工夫をしている人がいたら、ぜひコメントで教えてほしいです。みんなで共有できたら素敵だなと思っています。
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