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2025#015【洋楽】David Lee Roth/The Warner recordings 1985-1994

Sammy Hagar祭りの余波はまだ続きます。Van Halenの先代ヴォーカリストDavid Lee Rothのソロアルバムをあろうことか一枚も持っていないことに気づき、どうしようかと思っていたところ、5枚まとめてお手頃価格でリマスターBOXセットとしてリリースしてくれました。

そういう意味で過去のCDとリマスターの音質、音圧などは比べようがありませんので、そちらのレビューをお望みの方はごめんなさい。


The Warner Recordings 1985-1994

全く色気も素っ気もないBOXセットの表紙。
まんま DAVID LEE ROTH、ということです。

CRAZY FROM THE HEAT

1枚目は5曲入りのEPとしてリリースされました。VAN HALEN時代から突飛な行動や賑やかさ抜群のDLRでしたが、ここではハードロックやヘビメタではなくビーチ・ボーイズのカバー、California Girlsでぶち上げてくれました。

コンプラ・ポリコレ全盛の今ではまあ難しいと思われますが、ビキニ姿の美女を多く侍らせたビデオで多くの青少年を喜ばせてくれたことを思い出します。

まあこの一枚は肩の力を抜いて聴きましょう(^o^)

こんなきれいな海とビーチがあるところにいきたいな!
アルバムジャケットとしてはこれが一番好きです。

EAT 'EM AND SMILE

次にリリースされた本作ではスティーブ・ヴァイ先生のとんでもないギターを聴くことができます。ビリー・シーン、グレッグ・ビソネットと超絶技巧派揃いのバンドです。もう凄すぎましたね。そしてYankee Roseのビデオはめちゃくちゃ笑わせてもらいましたね。前作と同じ毛色の曲としては最後のトラックのThat's Lifeがいい締めくくりとなっています。

バンドメンバーがすごくて後々色々なバンドで活躍するメンバーが参加していたDave Lee Rothバンドをまず楽しむならこの一枚、と思います。

ちなみに全曲スペイン語で歌っているバージョンもあり、そちらも評価が高いのですが未入手なので、そのうちどこかで手に入れたいと思ってます。

いきなりこれで出てくるビデオでしたが、アルバムジャケットもこれなのか、と思いました。

SKYSCRAPER

オールディーズ、ハードロック、ときて3枚目もいい感じのロックアルバムに仕上がりました。ちなみにレコーディング後、ビリー・シーンが抜けて、グレッグの弟マットが参加しています。シングルリリースされたJust Like Paradise、痺れましたね。前作と今作の2枚は外せないですね。

A LITTLE AIN'T ENOUGH

90年代、ハードロックは厳しい時代を迎えます。ニルヴァーナなどグランジ・オルタナムーブメントを受けて、80年代の賑やか、華やか、キラキラかっこよかったハードロックは受けなくなり、ひげぼうぼう、汚いヨレヨレの格好のバンドにとってかわられるようになりました。

この時代どのバンドにも迷いがありましたね。Def LeppardのSlang、Bon JoviのKeep The Faith、Metallicaのロード・リロードあたりはそれまでと作風が変わったと思います。

本作はあの(どの?と言わないでね)ボブ・ロックプロデュースのちゃんとしたロック・ブルースアルバムです。ギターはホワイトスネイクに行ってしまったVAI先生からジェイソンベッカーという速弾きのギタリストにかわりましたが、なかなかいいんです。先の3枚よりもこれを押す人いるくらい。

収録されている曲の出来は結構良いのですが残念ながらセールスには繋がりませんでした。時代のせいでしょうか。それともう一つ理由かな、と思ったのは、後で知ったのでが、ジェイソンベッカーは当時どうも病気(ALS)だったようで、その後ツアーができておらず、もしツアーをしていたらこのアルバムの評価も変わったかもしれないとのこと。

世の中良いものを作っても売れるかどうかはタイミングとか運とか色々あるもんですね。

少しじゃ足りない、もっともっと聴きたくなります。

YOUR FILTHY LITTLE MOUTH

最後の一枚はニューヨークに移り住んだことからなのか、なんとナイル・ロジャースがプロデュース。
これが問題作です。ナイルが悪いのではないと信じたいところですが、バンドメンバーがもうバラバラになっているだけでなくアルバムの中身もバラバラでスカッとするロックをしていないんです。もうBOXセットのおまけくらいに思ってます。

ロックなのか、R&Bなのか、ちょっと曲に統一感がなくて方向性に迷いが出てます。レコード会社からの横槍で違うタイプの曲を入れたりとかなんやらあったらしいですが、それにしてももうちょっと売れるような、というよりは魂の入った作品にして欲しかったなぁ。なんだか聞いていて彼の良さが響いてこないんです。

Van Halenでもそうですが、David Lee Rothはバックにすごい人がいる時に輝いたのですが、地味な人を従えても成功して欲しかったですね。彼は相方が必要で、意外にもボスとしてピンで目立つような感じではやっていけないタイプだったのでしょう。

👄、口、くち、クチ…

おすすめ度:★★★☆(アルバムここでは星4つとかあげたいのですが、Boxセットとしては3.5くらいかな。1〜3枚目をまとめてお手軽に楽しめるので好きな人、持っていない人にはおすすめです。)

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