継続は人生なり
55歳になった。
高校時代のPTA会員名簿を眺めていたら、色々なことを思い出した。
私は地元の中学校で成績はまずまずだった。
運良く自宅から一番近い高校に入学することができ、自転車で3年間通った。
しかし高校に入ると周りには自分より優秀な人がたくさんいた。
特に理数系は苦手で、高校1年の夏頃には数学を中心に授業についていくのが大変だった。
一つ前の出席番号の友人と仲良くなり、テストの後はお互いの結果を報告しながら傷の舐め合いをしたことも懐かしい思い出である。
そんな私だから、高校時代の友人からは就職した頃、
「お前が銀行員は一番イメージ違うやん」
とよく言われた。
正直、自分でもそう思う。
テストの成績なら私より優秀な人はたくさんいた。
暗記力も要領の良さも、自分より上の人は山ほどいた。
それでも縁あって地元の地方銀行に入行することができた。
当時、私の生まれ育った県には地方銀行が3行しかなかった。
そのうちの1行に入れたこと自体が今思えば幸運だった。
そしてもっと不思議なのは、その銀行に33年間勤め続け、55歳の今日も現役で働いていることである。
もちろん順風満帆ではなかった。
辞めたいと思った時期もあった。
転勤もあった。
単身赴任も経験した。
仕事も家庭も思い通りにならないことばかりだった。
それでも気が付けばここまで来ていた。
若い頃は、
「継続は力なり」
という言葉をよく聞いた。
確かにその通りだと思う。
しかし55歳になった今は少し違う。
読書も、
仕事も、
夫婦も、
10年日記も、
noteも。
続けてきたものが、そのまま今の自分になっていた。
だから今はこう思う。
継続は力なり。
そして、
継続は人生なり。
高校時代の自分にこの言葉を伝えても、きっと意味は分からないだろう。
でも55歳になった今日の私は、少しだけその意味が分かる気がしている。
今 明生
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