見出し画像

本紹介:”自分らしさ”を愛せますか(レオ・ブスカーリア著)

僕の人生を変えた本との出会いは
多感な高校3年の1984年でした。
その1年前に発売されたこの本と
ネットのない時代に出会ったのは、
おそらく本屋だったと思います。

この頃の僕は、自分勝手で、
現行不一致な自分自身が大嫌いで、
自己肯定感が低く、
人間関係に悩み続ける毎日でした。

著者のバスカリア先生が
この本を読むことを通じて、
人を愛するためには、まず、
自分自身を受け入れて、
愛することが大切であると、
文字通り手取り足取り
教えてくださいました。

それから40年以上経った今でも、
僕の人生の土台になっています。

表紙裏の巻頭の言葉をお借りします。

あなたはひとをゆるせるだろうか、
憎い相手を抱きしめて
あげられるだろうか―
それにはまず、あなた自身を
抱きよせることだ。
自分はユニークで、すばらしく、
この世界にたったひとりしか
いない人間なのだということを
思い出してほしい。
いとしい自分を、生きる喜びを、
両腕に抱きしめてほしい。

ブスカーリア博士はアメリカの
教育学者で、いのちについての
学び方を教える絵本『葉っぱの
フレディ』で世界的に知られています。

公立学校の教員時代には
学習障害の子どもたちのクラスを
担当されていたようです。

その後、
母校の南カリフォルニア大学で、
「愛の教室」という小さなゼミを
開いてから、ひたすら愛することを
語ると同時に、自分の生き方で
示し続けてこられました。

日本語訳の草柳大蔵さんの巻末の
言葉の一部もお借りします。

バスカリア氏は殻の中に自分を
閉じ込めてしまっている
人間を見ると気が気でないのだ。

自惚れも自己卑下も、小さな
独り勝手な判断で自己抑制装置を
かけてしまっているんだ、
と教えてくれる。

彼は「そうではないんだ」と
猛烈な勢いでしゃべり出すのだが
彼は自分の主張を自分自身の
行為で証明してゆくのである。

本書を読んでいて、いちばん
すばらしいと思われるのは、
彼自身が自己抑制装置を
はずすために、自分を「実験道具」
に使っていることである。

だから、この本は彼の「人生論」
ではなくて「人生記録」であり、
ひとがいかに自分を創りかえる
ことができるかという「実験記録」
ともいえるのである。

バスカリア氏のエネルギーは
どこから来るのだろう、と考えた。
なんといっても、自分を創る喜びを
他人にも知らせようとする情熱、
これが私自身をゆり動かした
のではないかと思う。


なお、著者名のカタカナ表記は、
訳本にあるバスカリアと
認識していましたが、発音が難しく
ブスカーリアが近いようです。

原著のタイトルと著者名
Living, Loving and Learning
(Leo F. Buscaglia)

以下の記事で、この本の
名前だけを紹介していました。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集