クラシフィケーションツリーメソッド
概要
本エントリーはクラシフィケーションツリーメソッド(Classification Tree Method:以下CTMと略す)のメモです。
CTMとは
CTMは、ソフトウェアテスト技法のひとつです。組合せテストなどで使用するパラメータと値(=因子と水準)を木構造でビジュアルに表現する『クラシフィケーションツリー』を作る点が特徴です。
ISTQBのAdvanced Level テストアナリストのシラバス(学習範囲=試験問題の出題範囲)に入っていますし、ソフトウェアの国際標準であるISO/IEC/IEEE 29119のPart 4: Test Techniquesにも記述がある有名な技法です。
CTMは、1993年に、Grochtmann, M., とGrimm, K. が発表した『Classification Trees for Partition Testing.』という論文が発端です。その後、CTMを描くための『Classification Tree Editor(以下CTEと略す)』というテスト設計ツールが発表され、そのツールに様々な機能(組合せ表を作ったり、要求とのトレーサビリティをとったりする機能)が実装されているため、テスト設計を体系的に進めるために役立ちそうです。(すみません、私は実際にテスト設計に使用したことがありません)
CTE
様々なCTEがありますが、TESTONAが一番有名で、その機能を絞ったものがフリー版の『TESTONA LIGHT』として公開されています。このページのトップにあるイメージは、『TESTONA LIGHT』の画面イメージです。
クラシフィケーションツリーの要素
クラシフィケーションツリーは4つの要素から成り立っています。
① Root:
トップノードです。テストの名前を書きます。
② Composition:
フォルダーのように複数のパラメータをまとめたものです。
③ Classification:
パラメータ(因子)です。クラシフィケーションとも呼びます。
④ Class:
パラメータの値(水準)です。同値クラスのクラスと同じです。
クラシフィケーションツリーの作り方
上記ツール(TESTONA LIGHT)を起動するとRootが一つだけある画面が開きますので、テスト名に書き換えます。(ノードを選択してF2で編集できます) まずは、せいぜい5つくらいのパラメータの範囲のテストを作るのが良いと思います。大きいと画面がはみだして、大変なので。
次にRootの下にCompositionでツリーを作ります。末端のノードがClassificationになります。
Classificationの下には、Classしか置けません。Classは同値クラスですので排他的、つまりは、重ならない値を描きます。
テストケースの作り方
上記ツール(TESTONA LIGHT)であれば、ツリーを入力した左下のエリアで右クリックメニューを開き、Add Testcaseを実行し、テストケースを入力するラインが表示したら、各ClassificationからClassを一つずつ選んでクリックしていきます。
ええと、色々触って試してみるのが早いと思います。
