2月の家計調査・二人以上世帯・実質消費支出の前年同月比のマイナス幅は1月と同程度で3カ月連続の減少か。―日本の主要経済指標予測(2026年3月31日)―
2月の家計調査・二人以上世帯・実質消費支出の関連データは、景気ウォッチャー調査などは改善を示唆だが、新車新規登録届出台数(乗用車)、百貨店やスーパーの売上高などは鈍化を示唆。デフレーターの前年比鈍化はプラスに寄与。(4月7日発表)
1月の家計調査・二人以上世帯・実質消費支出の前年同月比は▲1.0%と2カ月連続の減少になりました。
家庭用耐久財など「家具・家事用品」はエアコンなどが増加し、実質・前年同月比+13.5%%増加しました。また、6カ月連続の増加で豚肉した肉類、外食などの「食料」は実質・前年同月比+1.5%%増加しました。
一方、交際費などの「その他の消費支出」が実質・前年同月比▲5.9%の減少になりました。中でも祝儀、香典、お年玉などの贈与金は実質・前年同月比▲13.8%の減少になりました。また、携帯電話通信料などが減少した通信など「交通・通信」が実質・前年同月比▲1.0%の減少になりました。
26年1月31日は土曜日、25年1月31日は金曜日でした。月末払いの支出は26年では2月に繰り越されたものもありました。
実質・季節調整済み前月比は実質▲2.5%で2カ月連続の減少になりました。名目消費支出の前年同月比は+0.7%で2カ月ぶりの増加になりました。デフレーターの全国消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合)の前年同月比は+1.7%上昇でした。
財・サービス別の前年同月比をみると、財は実質・前年同月比3.7%で2カ月ぶりの増加になりました。耐久財が実質+29.1%の増加でした。サービスは、実質・前年同月比▲5.2%で2カ月連続の減少になりました。
2月の家計調査・二人以上世帯・実質消費支出の前年同月比▲1.0%程度と3カ月連続の減少になると予測します。前月比は▲0.9%程度と3カ月連続の減少になるとみました。
家計調査で実質化に使うデフレーターである全国消費者物価指数は「持家の帰属家賃を除く総合」です。持家の帰属家賃を除く総合」の前年同月比は25年2月+4.3%、3月+4.2%、4月+4.1%、5月+4.0%、6月+3.8%、7月+3.6%、8月+3.1%、9月+3.4%、10月+3.4%、11月+3.3%、12月+2.4%、26年1月+1.7%、2月+1.4%と推移しています。2月のデフレーターは1月から0.3ポイント低下したので、2月の家計調査・実質消費支出・前年同月比に関しては増加要因になります。
関連の消費統計をみると、新車新規登録届出台数(乗用車)の2月前年同月比は▲7.3%で、1月の▲6.2%から減少率が1.1ポイント拡大しています。2月の全国百貨店売上高・前年同月比は+1.6%で1月の+2.3%から増加率が0.7ポイント鈍化しました。また、2月の全国スーパー売上高は前年同月比+1.0%で1月の+2.7%から1.7ポイント鈍化しました。一方、2月のコンビニエンスストア売上高は前年比+1.6%で1月の+1.1%から0.5ポイント増加率が高まりました。
本日3月31日朝に発表された、2月の商業動態統計の小売業販売額・速報値は前年同月比▲0.2%で、+1.8%の増加だった1月・確報値から2.0ポイント悪化しました。季節調整済み前月比は▲2.0%でした。
景気ウォッチャー調査の家計動向関連の現状水準判断DI・季節調整値は、25年1月47.3から、2月44.5、3月44.1、4月42.9へと3カ月連続低下しました。5月は43.9と4カ月ぶりに上昇したあと、6月43.8と微減、7月43.4と3カ月連続低下しましたが、8月は44.9に一時上昇しました。9月は44.7にやや低下し、10月45.8、11月46.3と2カ月連続で上昇しましたが12月は44.8へ低下しました。26年1月46.4、2月は46.8と2カ月連続で上昇し、25年1月47.3以来の水準になりました。一方、方向性を示す家計動向関連の現状判断DI・季節調整値は、26年1月47.1から2月48.8へと上昇し、24年8月48.9以来の水準になりました。
こうした様々なデータを総合的に判断して予測しました。

なお、本投稿は情報提供を目的としており、金融取引などを提案するものではありません。
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