5月の家計調査・二人以上世帯・実質消費支出の前年同月比は6カ月ぶりの増加、前月比は2カ月連続増加か。―日本の主要経済指標予測(2026年6月29日)―
5月の家計調査・二人以上世帯・実質消費支出の関連データ、新車新規登録届出台数(乗用車)は悪化を示唆だが、百貨店、スーパーやコンビニの売上高や景気ウォッチャー調査、商業動態統計などは改善を示唆。(7月7日発表)
4月の家計調査・二人以上世帯・実質消費支出の前年同月比は実質▲0.5%と5カ月連続の減少になりました。
自動車等関係費などが増加し、「交通・通信」は実質・前年同月比+7.5%増加しました。また、エアコンなど家庭用耐久財への需要増で「家具・家事用品」が実質・前年同月比+19.0%増加しました。
一方、前年に比べ3月の気温が高かった影響などで4月の電気代など「光熱・水道」が実質▲8.6%の減少になりました。また、穀類、魚介類などが減少し「食料」が実質・前年同月比▲0.6%の減少になりました。高校授業料無償化の影響で授業料等など「教育」が実質・前年同月比▲19.4%の減少になりました。
実質・季節調整済み前月比は実質+1.6%で、2カ月ぶりの増加になりました。名目・前年同月比は+1.0%で、3カ月ぶりの増加になりました。
財・サービス別の前年同月比をみると、財は実質・前年同月比は+2.3%で3カ月ぶりの増加になりました。耐久財が実質+39.0%の増加でした。サービスは、実質・前年同月比▲1.4%で2カ月ぶりの減少になりました。
5月の家計調査・二人以上世帯・実質消費支出の前年同月比+0.3%程度と6カ月ぶりの増加になると予測します。4月の▲0.5%の減少からは0.8ポイント程度改善するとみます。前月比は+1.9%程度と2カ月連続の増加になるとみました。
家計調査で実質化に使うデフレーターである全国消費者物価指数は「持家の帰属家賃を除く総合」です。持家の帰属家賃を除く総合」の前年同月比は26年1月+1.7%、2月+1.4%、3月+1.6%、4月+1.5%、5月+1.7%と推移しています。5月のデフレーターは4月から0.2ポイント上昇したので、5月の家計調査・実質消費支出・前年同月比に関しては若干の減少要因になります。
関連の消費統計をみると、新車新規登録届出台数(乗用車)の5月前年同月比は+2.3%で、4月の+9.7%から増加率が、7.4ポイント鈍化しています。一方、5月の全国百貨店売上高・前年同月比は+8.3%で4月の+5.2%から増加率が3.1ポイント改善しました。また、5月の全国スーパー売上高は前年同月比+2.9%で4月+1.1%から増加率が1.8ポイント改善しています。5月のコンビニエンスストア売上高は前年比+0.7%で4月の0.0%から増加率が0.7ポイント改善しました。
本日6月29日朝に発表された、5月の商業動態統計の小売業販売額・速報値は前年同月比+5.3%の増加で、+2.8%の増加だった4月・確報値から2.5ポイント改善しました。季節調整済み前月比は+1.9%でした。
景気ウォッチャー調査の家計動向関連の現状水準判断DI・季節調整値は、25年4月42.9から5月は43.9と4カ月ぶりに上昇したあと、6月43.8と微減、7月43.4と3カ月連続低下しましたが、8月は44.9に一時上昇しました。9月は44.7にやや低下し、10月45.8、11月46.3と2カ月連続で上昇しましたが12月は44.8へ低下しました。26年1月46.4、2月は46.8と2カ月連続で上昇しましたが、中東情勢への懸念などで3月42.7へと急低下し4月は41.7になりました。その後5月は44.4まで戻りました。25年5月の43.9を上回りました。また、方向性を示す家計動向関連の現状判断DI・季節調整値は、26年4月40.5から5月は43.8へと上昇しました。
こうした様々なデータを総合的に判断して予測しました。

なお、本投稿は情報提供を目的としており、金融取引などを提案するものではありません。
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