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4月の家計調査・二人以上世帯・実質消費支出の前年同月比はマイナス幅が3月から大きく縮小するものの5カ月連続の減少か。一部の駆け込み需要は、消費増加に寄与か。―日本の主要経済指標予測(2026年5月29日)―

4月の家計調査・二人以上世帯・実質消費支出の関連デー、新車新規登録届出台数(乗用車)、百貨店やスーパーの売上高、商業動態統計などは改善を示唆だが、コンビニの売上高や景気ウォッチャー調査などは悪化を示唆。(6月5日発表)

3月の家計調査・二人以上世帯・実質消費支出の前年同月比は実質▲2.9%と4カ月連続の減少になりました。

宿泊料、国内パック旅行費などが増加し、教養娯楽サービスなど「教養娯楽」は実質・前年同月比+4.6%増加しました。一方、自動車等関係費などの「交通・通信」が実質・前年同月比▲16.8%の減少になりました。また、中分類12のうち、酒類、魚介類、菓子類、穀類、飲料、外食、油脂・調味料、乳卵類、調理食品の10項目が減少し、「食料」が実質・前年同月比▲2.9%の減少になりました。

実質・季節調整済み前月比は実質▲1.3%で、2カ月ぶりの減少になりました。名目▲1.3%で、2カ月連続の減少になりました。

財・サービス別の前年同月比をみると、財は実質・前年同月比は▲4.7%で2カ月連続の減少になりました。耐久財が実質▲16.6%の減少でした。サービスは、実質・前年同月比+2.0%で4カ月ぶりの増加になりました。

但し3月の家計調査では、中東情勢緊迫化を受け、家事用消耗品は実質で前年同月比+3.7%、名目で前年同月比+7.6%と強い増加率になりました。家事用消耗品の内訳データ(名目)で前年同月比をみると、ポリ袋・ラップが2月の+2.5%から3月は+15.1%に、トイレットペーパーが2月0.0%から3月は+12.9%へと、急激に増加しました。先々の価格の上昇に備えてでしょうが、第一次石油危機のトイレットペーパー騒動を連想させる駆け込み需要が一部に発生した可能性があります。こうした製品は4月の実質消費支出でも増加要因になりそうです。

4月の家計調査・二人以上世帯・実質消費支出の前年同月比▲0.3%程度と5カ月連続の減少になると予測します。3月の▲2.9%の減少からは2.6ポイント程度と減少率が大幅に縮小するとみます。前月比は+2.0%程度と2カ月ぶりの増加になるとみました。

家計調査で実質化に使うデフレーターである全国消費者物価指数は「持家の帰属家賃を除く総合」です。持家の帰属家賃を除く総合」の前年同月比は25年10月+3.4%、11月+3.3%、12月+2.4%、26年1月+1.7%、2月+1.4%、3月+1.6%、4月+1.5%と推移しています。4月のデフレーターは3月から0.1ポイント低下したので、4月の家計調査・実質消費支出・前年同月比に関しては増加要因になります。

関連の消費統計をみると、新車新規登録届出台数(乗用車)の4月前年同月比は+9.7%で、3月の▲3.2%の減少から増加に転じ、12.9ポイント改善しています。4月の全国百貨店売上高・前年同月比は+5.2%で3月の+3.2%から増加率が2.0ポイント改善しました。また、4月の全国スーパー売上高は前年同月比+1.1%で3月▲1.7%の減少から増加に転じ、2.8ポイント改善しています。一方、4月のコンビニエンスストア売上高は前年比+0.0%で3月の+2.2%から2.2ポイント増加率が鈍化しました。

本日5月29日朝に発表された、4月の商業動態統計の小売業販売額・速報値は前年同月比+2.1%の増加で、+1.4%の増加だった3月・確報値から0.7ポイント改善しました。季節調整済み前月比は+1.3%でした。

景気ウォッチャー調査の家計動向関連の現状水準判断DI・季節調整値は、25年1月47.3から、2月44.5、3月44.1、4月42.9へと3カ月連続低下しました。5月は43.9と4カ月ぶりに上昇したあと、 6月43.8と微減、7月43.4と3カ月連続低下しましたが、8月は44.9に一時上昇しました。9月は44.7にやや低下し、10月45.8、11月46.3と2カ月連続で上昇しましたが12月は 44.8 へ低下しました。26年1月46.4、2月は46.8と2カ月連続で上昇したものの、中東情勢への懸念などで3月42.7へと急低下し4月は41.7になりました。一方、方向性を示す家計動向関連の現状判断DI・季節調整値は、26年3月41.7から4月は40.5へと低下しました。

こうした様々なデータを総合的に判断して予測しました。

※26年4月は筆者予測


なお、本投稿は情報提供を目的としており、金融取引などを提案するものではありません。

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