「ぶりっ子やめて」と言われた小3の娘

先日、小3の娘が帰ってきて
「もう学校行きたくない…」
と言い出した。

あれあれどうした?
と思い「何かあったの?」
と聞いたら

「AちゃんとBちゃんに、ぶりっ子やめてって言われた」

と。

(えー!!この令和の時代に、ぶりっ子なんてワード聞くことあるんだ!笑)
なんて、私はつい笑ってしまったけども。

詳しく状況を整理すると

1番初めは、2人から昼休みにトイレに呼び出され

A&B「C君のこと好きなの?」
娘「好きだよ」
A&B「じゃあ告白しなよ」
娘「そういう好きじゃないよ」
A&B「えー、でも、友達として好きって、言わなかったじゃん」

という会話をし
その日帰ってきて
こんな事があったと報告はあったけど

娘もそこまで気にしておらず私も
「あ〜お母さんが3年生くらいの時も、そういう事言ってくる子いたわ〜」
と話し、それで終わった。


翌日、やはり2人から呼び出され「ぶりっ子やめて」事件があり、

娘は「ぶりっ子」がわからず
「ぶりっ子ってなに?」
と聞いたら
「その、声高いのやめて」
と言われて

娘は健気にも、直せることなら直そうと
思っていたようだけど
声が高いのはどうにもできないので
泣いてしまったそう。

泣いた娘を見て

「言いすぎてごめん」

とは言ったらしいのだが

「じゃあ、まぁ、ぶりっ子は直してね」

と捨て台詞を吐いてその場は解散。


冒頭戻り、娘は帰ってから私に
泣きながらこの報告をしてくれた。


他の家庭なら、この状況で我が子にどんな話をするだろうか。


我が家の場合。

まず娘には
「ちゃんとお母さんに報告出来て、偉かったね」
と伝えた。

子どもは少しずつ成長し、親に言いたくないこと、言いづらいことも増えていく。

子によっては、「助けて」のサインを大人に出せることは容易ではないと思っている。

なので、娘の勇気ある報告に、まず「それは正しい判断である」ということをちゃんと伝えた。

そして、「あなたはぶりっ子なんかじゃないよ」
「ただ可愛いだけだわ〜」
「お父さんも、お母さんも、じいじも、ばあばも、◯◯(親戚関係や幼少期から娘を可愛がってくれた人達みんなの名前)も、みんなあなたのこと大好きで、可愛いと思ってるし、いつだって味方だよ」
と、安心してくれるよう言葉をかけた。


その上で。

「でも、AちゃんBちゃんから見たら、そう見えたのかもしれないね。」
(娘は幼少期から恥ずかしがり屋でモジモジくねくねする時があるし、ハキハキ喋るタイプではない)
「ただ、人の容姿って言って、目の形だったり、そうだなぁ、ホクロだったり、それこそ声の高さだったり、生まれ持ったもの、変えることの出来ないものに対して、やめてというのは、ただの悪口にだよ」
「あとは、2人であなた1人を呼び出して、コソコソ嫌なこと言って。正々堂々と、なんなら先生の前で言えないようなことを、そうやっていうのはただの弱い者イジメだよ」
と、伝えた。

「そして、そう言われてしまったあなたも、弱かったから、こういう事が起きているんだよ」
「だから、あなたも強くならなきゃいけないよ」

この言葉には、きっと賛否両論あるだろうし
子によってはNG発言かもしれない。

私がこの言葉を娘に伝えたのは

親もいつまでも守ってはやれないこと。
これからも、そういう事をいってくるヤツは
いくらでもいること。
なんなら、社会に出ればもっとヤバいヤツはたくさんいること。

そして、クラスの状況を聞いてみた時に
Aちゃんは、娘だけでなくいろんな子とケンカしているようで、保育園から8年間一緒に過ごしているDちゃんとは、お互いに中指立てあって、罵倒しながら毎日のようにケンカしているらしい。

当然、中指立てるのも、お友達に暴言を吐くのも、我が家ではそんな事しないように躾けているし良い事ではない。

でも、年齢的にも、それぞれの家庭でも「それくらい」で済ませる人間達がいるのは周知の事実。

私が子どもの頃も、女子は男子を追いかけて叩いていたし、変なあだ名を付けて面白がったり、汚い言葉で、ゲラゲラ笑うようなことも全然あった。

私は、自分から人を傷付けるようなことは
あってはならないが、
相手側から何かをされた時。
基本は大人な対応で、スルーしたり、同じ土俵で戦わないのが1番なのは大前提として。

年齢や相手によっては、目には目を、歯には歯を。の対応も大事だと思っているし、

口は悪いが、バカにはバカなりに、レベルを合わせて対応しないと伝わらないことなんてザラにある、と個人的には思っているので、

Aちゃんに対してDちゃんが相応の対応していることに対して、娘にも「自分からやるのはダメだけど、相手からやられた時は、同じように返すのも絶対ダメとはお母さんは言わないよ」と伝えた。

「もちろん あなたはやられても そういう事したくない子だし、しない方が大人だし、あなたは素晴らしいけどね」と。

「ただ、なよなよしてたり、何も言い返せないような子が言われやすいのも事実だよ。」

「AちゃんとBちゃんがやってきた事は完全に間違ってるから、そこに感謝しなくていいけど、あなたが強くなる為のきっかけを作ってくれた事に、感謝しようね」と言ったら、

普段からこういう話はしてあるので
娘はすんなり理解して「うん」と頷いた。

娘に、お母さんにどう対応してほしいか聞いたら
「お母さんから先生に言ってほしい」とのこと。

「わかった。だけど、詳しい話は自分から先生に言おう。連絡帳に、娘が先生と話したい事があるそうなので、聞いてあげてください。って書いとくから。」

と言ったら「それなら出来そう!」

という事でそのように。


この日の時点で、娘は話してる間や、浮き沈みはあり泣く時は声を上げて泣いていたけど

「あんなにモヤモヤしてたのに、お母さんと話して、なんであんなにモヤモヤしてたんだろう?ってくらいなんか、今はスッキリした!!」と言ってくれて、「そうだよ!そうやって、心は強くなっていくんだよ!良かったね。大丈夫だよ。娘ちゃん、これからどんどん強くなれるよ。」

という話をした。

翌日、昼休みに娘は先生と話し、先生は放課後2人と話してくれたそうだ。

ちなみに、この日もAちゃんとBちゃんは、放課後に先生から話がある前に「ぶりっ子やめて」とそれぞれに娘に言ってきたようだ。帰ってから娘から報告があった。

でも夕方、先生からも電話がきて、娘の説明不足だった部分を補足しつつ、また「ぶりっ子やめて」と今日も言われたことや、子ども達のそれぞれの様子や状況を聞いた。

Aちゃんは
「Aも、そういうこと言うけど言われたりするし、別にそんなに気にすることじゃないと思う」くらいな感じだった模様。
「一応は謝ったし。」という感じ。

(ちなみに、Aちゃんは娘にぶりっ子やめてと言う前に、事前に何人かの友達に「娘ちゃんってぶりっ子だよね?!」と聞いて周り、ある程度の証言をしっかり集めて言ってきたらしい。
先生が電話で、他のお友達もそう言われると「う〜ん、まぁ、そうかなぁ??」みたいな感じで答えてしまったかな?と思います。とのこと。
個人的に、弱いヤツがよく言う「みんなが言ってるよ」をしっかりやってくるところがまた、小3にしてはすごい子だな〜と感じた。そして先生は「娘ちゃんは、私から見ても全然そんな事はありませんよ!!」と。)

Aちゃんはそういう事への罪悪感がそもそも薄く、良くも悪いもノリが軽いのだろう。

先生はそれに対して
「でも、Aちゃんもそういうこと言われて嬉しいとは思わないよね?娘ちゃんの気持ちも、わかるんじゃないかな?」といった話をしてくれたらしい。

娘は、もう一度ちゃんと謝ってほしいし、
もうしないでほしい、と昼休みに先生に話していたのでそれも2人に伝えてくれて、

電話で先生は「明日は私と娘、Aちゃん、Bちゃん4人で話をしようと思います。」

というところで、この日は終わった。


そして翌日、Bちゃんは朝、すぐにちゃんと謝ってくれたらしい。

なんなら、1日の中で3回くらい謝ってくれた。
と娘が言っていた。

Aちゃんも一応ちゃんと謝ってくれたようで

放課後の話し合いも一瞬で終わり

帰ってきた娘は晴れやかで
娘の気持ちを聞いたら「ちゃんと謝ってくれたし、もうしないと思う!」と、本人はそう言えているので、親としては本人が良ければそれでOK!!ということで。

やれやれ、一件落着〜!!!

なのでした。


まだまだ3年生。きっとこれからもいろんな事があると思うし、同じような事もないとは限らない。

だけどその都度、ちゃんと話を聞いて
親が出る幕と、本人が乗り越えなきゃいけない部分をしっかり見極めながら、子どもの成長を見守っていきたいと思った。


私自身、小学生時代は本当に友達関係では心が揺れ動き、嬉しかったり苦しかったり、本当に「心が痛い」感覚を味わう経験をたくさんしてきたし、
傷付けた事もあったろうし、傷付いたことも、悔し涙を流したことも、結局、本当の気持ちは言えずに終わったことも、いろんな事があった。


でもその経験が今の自分を作っていて、娘の今にも役立っている。

全て無駄じゃなかったし、
結局は、他人と過去は変えられないもので。

どんな状況でも、心を強く持ったり、幸せを感じられる「受け取り方」を持っている事が、人生において大切な事なのではないかな、と感じている。

娘を通して、改めて自分の「在り方」を再認識できた。

この我が家のエピソードが、誰かのお役に立てたら幸いです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。



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