つけペン?ミリペン?漫画は何で描いたほうが良いのか

自分の楽しみとして自己流で漫画を描いている私。
使っているのはミリペンです。細い線が描けるグラフィック用のペンのことで、0.02から1.0くらいまで細さが選べます。
漫画を紙に手描きするなら、墨汁につけペンが昔から一般的です。私が子どもの頃自宅で見つけて愛読していた『マンガの描き方』にもそう書いてあったような気がします。
私がミリペンを使う理由は「ペン先が手に入らないから」。
今住んでいるウクライナでは、Gペンや丸ペンなどというものは見たことがありません。カリグラフィ用のペン先は売られていますが、イラストには使えないんですね。Gペンや丸ペンって他の国にもあるのか、それとも日本独自のペン先なのか…。

そんな私が、昨年暮れに文具店で墨汁を買いました。
下の小瓶がそれです。チェコ製で日本円にして200円くらい。
何のためかというと、ベタ塗りに使おうと思ったから。
初めは筆タイプのペンでペタペタ塗っていましたが、これがまたウクライナでは手に入りにくく、高くてコスパがよろしくありません。また、インクが薄いのかいくら塗ってもまだらになってしまいます。
やっと「じゃ墨汁を筆で塗ればいいじゃないか!」と思い至ったのか昨年暮れだったというわけです。
墨汁だと何度か塗り重ねればまだらも解消するし、コスパも気になりません。もっと早く使えば良かった…
ところで、先日ネットで「漫画原稿は必ず墨汁につけペンで描かなきゃいけないものなのか。ミリペンではダメなのか?」という質問を見つけました。
ちょっと気になって自分なりに考えてみたのですが、私のように趣味で描いているなら、ミリペンどころか鉛筆で描いたってかまわないような気がします。それでこそ独自の表現になると考えるなら、画材を選ぶ権利は100%描き手にあります。
でも、商業誌なら話は別かなぁと。あまり質のよくない紙に、いろいろな作家さんの作品を一度に印刷するわけです。極端な話、A先生は墨汁だけどB先生が鉛筆だったら?印刷の仕上がりがB先生だけ薄くて見えないなんてことに。編集としては恐怖以外の何ものでもありません。
デジタルが大勢の今はともかく、手描き以外の方法がなかった昔は、印刷の仕上がりを考えて使う画材を墨汁に限定したのかもしれません。あくまで私の想像ですが。
ミリペンがいつごろ登場したのかは分かりませんが、これもメーカーによってインクの濃さなど微妙に違います。また、つけペンと違って線の太さが一本調子なので、描き方に工夫が必要になってきます。
とはいえ、やはり便利な画材。ミリペンが手に入るだけでもありがたいです。
