日記:7月のよかったもの
7月はいろいろありました。いろいろ書いていきます。
疲れた

7月はすこし良くなった感じでした。
体調自体は良くなく……とにかく消化が悪くて気持ちが悪かったり、「今こそ辛いもので消化と代謝を良くするぞ!」と考えて 気合いで丸亀製麺の青唐おろしうどんを食べたものの 人間には入る穴と別に出ていく穴が存在することを失念しており酷い目に遭ったりしましたが……仕事面ではとても落ち着いていました。
しかしそれとは別に7月は気が滅入ることが多く…5年ほど使っていたエクスペリアの画面がお陀仏して出費を強いられたり Twitter(頑なに呼称)のPCゲー界隈がアレな人々でアレになっていて荒れていたり…気を揉むことが多く 後半にかけて一気に疲弊する月でした。
創作物への規制という話題に触れるとすると、おれのスタンスは…SOICHIROに影響を受けている時点で想像がつくでしょうが フィクションには寛容な方ですね。公共の福祉(※法律用語での意味)に反しないかぎりは 存在してもよいと思っていますよ。
媒体を問わず、世のフィクション作品には豊かな寓意が含まれており 現実には実行するとまずい事柄を思考実験として行って結果を見せてくれたりして非常に学びがあり有意義です。紙の本はファーレンハイト451度で燃えるとか 喋ってよい言葉を削っていくとヒトを操りやすくすることができるとか 配慮と優しさを突き詰めると究極的に人間は思考を止め 機械のようにプログラムで動くようになるとかいうことを教えてくれるのですね。もちろん有意義でなくても作品には存在する権利がありますがね。
それを主観で清いものとそうでないものに分けて取り締まろうってのは検閲じゃないですか?って話でね。有川浩が図書館戦争でやった内容をもう忘れてしまったのでしょうか。
おれは芸術家やメガネの人や時計を見て時間がわかる人を強制収容所に入れたり子供が医者をやるような社会に住みたくないので "清廉で邪念を取り除いた 穢れなき"(※指を2本ずつ立てジェスチャーしてみせる)世の中を作ろうとする人とは ちょっと相容れないかなぁと思います。
何かを辛い、見たくないと思うことがあるのは人間としておかしいわけではない。あってよいと思います。ただまあ 意見を訴えかけるなら金銭的圧力をかけたりSNSでの有形無形のハラスメントじゃなくて代表者に集約して作者の方にアポイントメントをとったり、礼儀正しい話し合いや社会的手続きを使ってもらいたいかな。自分の尊厳を守るのと同時に相手の尊厳も尊重してお互い気分良くやりましょうよ。
…あまりにポリティカルなことは言及しないでおこうかと思ったのですが、一応ね……。おれの記事を読んでいる時点で常識をいちいち説く必要のない方だと思いますから実に無駄な当たり前の文を書いていることになるのですが……。

今月は……お互いに疲れたね……。うん。みんなも疲れてると思う。じゃあイヤな話はこれで終わりにして他の話しましょ。
音楽
NEW ROMANCER / NEW ROMANCER 2
きみの膣の中に落とされていく
あいつの命がどうか報われないように


(…いま 膣って言った……?)
kazaの弾き語りのショート動画で食虫植物を聴き 理芽の曲を聴き始めました。もうとっくに流行っているものを知らないという自分のアンテナの低さに年齢を感じます。歳を取ると情報伝達速度が遅くなっていく……。
自分の印象としては なんというか……暗い!!というのが第一に来ました。
なんだろうなこう…暗いと言ってもsyudouとかn-bunaとかキタニみたいな、人間への憎悪が端々に滲む溶岩みたいな風刺的暗さじゃなくてじっっっっとりした湿度の高い……梅雨どき曇天17時くらいの暗さなの。重くてベチャッとしてる、聴くMouthwashingとでもいうのかな……間違いなく 通勤時に聴く音楽ではないな?と思いながら毎朝耳にジョボジョボ洗口液を注ぎ込まれていました。
全身に極タイタンの重み踏んだとき並のプレッシャーを感じウゥーッ!!と唸りながら聴いていましたが、やはり曲自体はとてもいいものなんですよね。
1曲目ピロウトークからして猛烈な毒素したたる歌詞ですね。死をもてあそび軽率に憂鬱を語り、さりとて本当に死ぬ勇気もないぶらぶらとした中途半端な"病み"文化を滅多刺しにする歌詞。「そんなに死にてえならぶっ殺してやるよ!!」を極力オブラートに包むとたぶんこんな感じ。怖すぎるのですが……。甘美な死への憧れデストロイヤーというか YOASOBIの夜に駆けるあたりにぶつけると対消滅しそう。
それでいて「どこにもいかせないから」と最後に縛ってくる粘着性が心底震え上がりますね。ちょっとピロウトークで許容される話題ちゃうんやないの?おれが仮に枕元でこれをパートナーに囁かれた日には 黙って引っ越し考えるで。
例のラヴソングもまたなんとも言えない拗れっぷりで文学を感じますね。
歌の主体の口調からして たぶん女の子が一人称で歌っている内容だと思うのですが 「愛情の矛先を違えた…」というあたり、少し人と違う性のあり方の子なのかもしれないですね。
ずっと好きだった友達に本当の気持ちが言えないままに、大人になって……パートナーが出来て家庭を持とうとしているさまをすぐそばで見ている情景が浮かんできます。ん~、学生時代から片思いして かきあげた髪が耳にかかる仕草とかにドキドキしてたんだろうね。顔が赤いのバレてませんように、おかしく思われてませんように、なんて考えてた青春を思い返してはいまでも夢に見て……ところがどっこい……夢じゃありません…!現実です……!これが現実……!
うーん、BSSならぬASS(あたしが先に好きだったのに)ってとこか。当ててやろうか?結婚式の引出物にバームクーヘン貰った帰りかな?
笹川真生の強い物語性を感じるリリックもさることながら、それを歌いこなす理芽の歌唱力もすごいですね。このアルバムで好きな曲っていうと比較的明るくて聴きやすい 胎児に月はキスをしないとか、食虫植物かな。……んまぁ 後者はちょっと過食と嘔吐を思わせるとこあんだけど……。
一転してNEWROMANCER 2では聴きやすく仕上がっており、Track.4 フロム天国 feat. EMA から続く ピルグリム、ファンファーレの三曲なんかはおれも特に気に入っています。良かった、朝から聞けるアルバムで……。
あとなんか曲が重たいだけで 歌ってる理芽本人はめちゃめちゃ明るい性格なのは笑う。
家電
ハイセンス 43U7N

テレビを買いました。今までとても古いBRAVIAを使ってたんですが、PCのグラボがせっかく高リフレッシュレートに対応してるのに!と思い 買い替え。ハイセンスは数年前から家電で勢いのある中国企業で、東芝を買収してグループ傘下に入れており REGZAともちょっと関わりがある会社。
すご~い。今のテレビ、超あざやか。量子LEDとかいうのらしいよ。無線LANつなげてYoutubeとか配信サービス見られるし、時代の流れに驚いていますね。
一番すごいと思ったのは地味にリモコンで いまのリモコンは無線接続だもんで赤外線をおまけぐらいにしか使わないんですよ。初回起動時にテレビ本体とBluetoothペアリングしてからは赤外線受光部ほぼ使わないので 後ろ向いてボタン押しても電源つきます。何気にあの一生懸命いろんなとこからテレビに向けてリモコンのボタン押す作業が嫌だったんで デカい変化なんですよこれ。
HDRにも対応しているとのことで試しに有効化してみたんですが、非対応のゲームがなぜか軒並み画面暗くなるのでやめました。RPGツクールとかが全滅だったし 従来の設定でも別に問題はないので…。
HDRにもグレードがあり、高い等級のHDR対応機器だとものすごくきれいに見えるらしいです。画質にはそんなにこだわりないし…まあええか。
Xiaomi 14T Pro
テレビが届くぞ~~~!!とウキウキしていたらスマホが死にました。グリーンの線が一本入っただけなんですけど、そのうち画面全部見えなくなってデータサルベージできなくなったらと考え 速やかに買い替え。南無。
おれも別に富豪とかではなく会社員なのでだいぶショゲましたよ。テレビの出費も相まって「ギャ~~~~~~~!!!」って悲鳴出たんですけど 経験上、毎日使ったり身につけるものに関してはケチらないほうがQoL上がると学びを得ているので涙を飲んで選定。
ということで14T Proにしたんですが、スペックを考えたら相当安い機種でびっくりしました。
積んでるチップが今現在のスマホだと上から10位以内に入るくらいの処理能力で、前のスマホだとちょっと辛かったかな…って動作だったNIKKEとか学マスが難なく動く。付属品のサービス精神も旺盛で、専用120ワット超高速充電器とスマホケースまで同梱されてました。えっ…すごいね!?
カメラ性能も謎にライカのレンズで 開放がかなり明るく、スマホだてらにボケのある写真まで撮れるもんだから感心しました。逆に貴様は何を持ち得ないのだ……。
欠点らしい欠点もないのですが、強いて言えばAndroidを元にした独自OSとか怪しい独自アプリが入っていて ちょっと挙動がキショいかな……くらい。ん~中華製品あるある。削除したり使わないようにすればいいのでそのへんはいいかな。
microSDに対応していないのを知らず 容量選びを若干しくじったのですが、それでも128GB入るのでまあ…って感じ。読み終わった電子書籍とか消していけばよさそう。
メーカーやブランドにこだわらないのであれば 相当いいんじゃないかと思える機種ですね。長持ちしてほしい…。
アニメ
銀河特急 ミルキー☆サブウェイ
あいっつなんか~! あいつなんか~!
自主制作アニメ「ミルキー☆ハイウェイ」の続編がショートアニメとなってYoutubeや各種配信サイトで連続放送!という格好のアニメーション。リンクを貼ったこのミルキー☆ハイウェイでいろいろあって、ポリにパクられた強化人間とサイボーグのふたりが 銀河特急の清掃活動にあたるのだが…。
見始めた動機は 「マキナちゃんがRUINERのあいつに似てるから」というもので自分でも意味不明なのですが、顔面がサイネージになっているマスクキャラはやっぱカッコいいですよね。好きなものが表示できるのである意味生身よりコミュニケーションに有利とも言えそう。
作劇も良い。キャラクター同士の感情もかなり味がある。ショートアニメなので描写が最低限にとどまっているんですが マキナちゃんからチハルちゃんへの矢印が超巨大で重く、オッ…てなる。
短い尺の中で キャラクターがどう会話したら魅力的に見えるか?を計算していたり過去がどうだったのか?を想像させるパーツを散りばめてあって面白いです。
アニメを見るという習慣が久しく途絶えていたのですが、短くてすぐ観られる作品だと追っかけやすくていいですね。おすすめ。
本
プロジェクト・ヘイル・メアリー
ん~~~。
あ~~~~~~。
おれ、ここで何書けばいい?何書いてもダメだと思うんだよな。これ正直あらすじも読まないで読んだほうがいいから。アマゾンのストアページも読むな。冒頭の挿絵もダメ。いきなり第一章から読み始めたほうがいいよ。
実写映画化したので読んでおくか…と手を付けだしたけどやっぱり面白かったですね。アンディ・ウィアーみがあるお話でした。
問題ない範囲のネタバレをするとなると 全裸中年男性が出てくるということでしょうか。そうですね とにかく全裸中年男性が奮闘するお話です。最初は何がなんだかわからないんですが、物語を読み進めていくと 全裸中年男性がなぜ全裸でこんな目に遭っているのかということもだんだんわかってきます。
アンディ・ウィアーは偉大な作家ですね。Twitterでジャリボーイたちが「どうせ三角関数とか使わないだろ!」とか定期的にキレていますが ベクトルとか三角測量とかを知っていると全裸でなんの道具もなく放り出されて大変な目に遭ったときに知識が身を守ってくれる……恥部は守れないけど……と学問の偉大さを教えてくれます。
スイカ

読みさしだったので全巻買って読みました。やっぱこの温度感好き。
怪談がやたらと多く百七不思議もあるトンチキ学校、丑三高校の教師・園渚と妙に彼になついている怪異、物部スイカの織りなすホラーギャグ。
ホラーはホラーなんですが登場人物全員が関西人のノリだしなんなら怪異も思考回路が関西ベースなのでボケ倒してくる。どうにもならない状況なのにHEY!でなんか笑っちゃうので流血沙汰や人死が出ても常時オモシロが勝つ奇妙なマンガです。

怪異が出てくるというのに園先生があまりにも真っ当すぎるツッコミをするせいで笑いになってしまう。なおかつかなり酷い目に遭っているにも関わらず 園先生もメンタルが鬼強いのでまあまあなんとかなる…という具合がちょうどよい。ホラーとして締めるところは締めてくれるので ゾッとする場面もあるけれどツルツルっと読める面白い作品ですね。
キャラクターデザインも秀逸で スイカの怪異として不気味な部分と可愛らしい少女性がクリクリした黒目がちな眼に同居しており ふとした瞬間に「コイツも人間ではないんだよな…」と思い出させる。
連載が終わってしまったのが残念だけど全4巻でとっつきやすいのでこれもおすすめ。
ゲーム
Killing Floor 3
う~~~~~~~ん……
うん……はい……
うん……
ヘッドショットで化け物の脳髄をぶち撒けろ!あのKilling Floorの最新作!!……なんですけど うーん……。
おれこのKilling Floorってシリーズがかなり好きで 無印からそれなりにやってんすよね。前作もめっちゃ面白くて…。まさか3がこんな……うーん…。
Killing Floorってのはね スペシメン(実験体)という怪物をチームで倒していくCO-OPゲームです。Perkと呼ばれる役職があり それぞれ近接・ザコ処理・大物狩りなど得意とすることでチームに貢献するシステムになっています。敵を倒せば倒すほど資金が手に入るので Waveごとに稼いだ金を使ってより性能の良い武器を買って強敵に備える…という戦略性が奥深い作品ですね。
もともとMOD出身のゲームでUnreal Tournamentの改造版から独立したゲームなんですがユーザーとの交流も頻繁に行われ開発との距離が近いゲームだったんですね。それゆえか荒削りながら尖った面白さがあり 特にヘッドショットの爽快さはこの世のどのFPSにも勝るほどでそのうちガンに効くようになるとおれは思っているのですが…。
前作2なんかは Perk同士の垣根が低くなり、他のPerkでも使える共通武器なんかも増えて「どういう装備を組み上げるか?」なんかも面白かったのですが……3はなぁ……。
本作3はこれまでの作品とかなりシステムが変わっており 武器がメイン2つとサブ1つしか持てなくなっています。
従来は装備の重さで上限があったので取捨選択があり、軽い武器をたくさん持つか重い武器を持つか……など 武器の組み合わせでビルド要素があったのですが 3では逆に最初から持てる枠が2つだから「単に高い武器買えばいいよね」というところに落ち着いてしまい……。KFは買い物こそが真髄、なんて言われているくらいだったのですが その戦略性が失われているのが痛い。スキルツリーの登場、銃のカスタマイズ要素などは面白いのですが そもそもの銃の種類が異様に少なかったりといったところが目につきます。
サーバーブラウザがないからpingのいいアジアサーバーとか選べないし、出撃時にいちいちVTOLまで走っていかないといけないのも謎。アンチチートが入っていたりSteamワークショップに対応していない関係で Modや改造マップがないのもう~んって感じ(2まではファンが作ったオリジナルマップを公式が採用するとかいうゲームだったからね。その勢いとコンテンツ量が失われてしまったのは痛い)。
そもそもあの職人集団Tripwireがこんな状態のゲームを出したというのも信じられないのですが……まあTripwire自体面倒見が良く、前作KF2もかなり長い間精力的にアップデートが続けられていたのでおそらく本作もゆくゆくは良くなると思います。
ただ現状だと人には勧められない出来かな……。1年後とかにいい塩梅になってそうな感じ。おれみたいにキリングフロアーだったらなんでも遊べるというタイプじゃなかったら 要熟成ですかね。
7月のよかったものと題してdownvote書くのどうなのよって言われたら そうね……としか言えないんですが おれはKFに歪んだ愛を向けているのでこんなになってしまった今でも好きですね。ベチャベチャに執着しながら愛でて好みの姿になるまで気長に待ちます。Tripwireさん 聞こえますか?これがおれからKF3へのピロウトークです。
Shot Gun Cop Man
My Friend Pedroというバナナのイマジナリーフレンドに導かれ銃を乱射するという 何かキメてらっしゃる???なコンセプトのゲームがありまして その作者さんの最新作です。
サタンを逮捕する!!と主張し 地獄に乗り込んで悪魔をぶっ殺しまくるという どっちが悪魔だかよくわからん精鋭部隊のポリスメンとして、ショットガンとピストルを手にズンズン進んでいくアクションゲーム。

コップマンは自力でジャンプなどは出来ないのだが ピストルの反動で小ジャンプやホバリングが可能で、さらにはショットガンで吹っ飛び大ジャンプすることで 信じられない機動力を発揮する。かなりクセがあるものの慣れると凄まじいスピードで移動できるので非常に爽快ですね。こんなふざけた白ハゲが呼ばれてもいねえのに自分の地元にスワッティングしてくるの そりゃサタンだって嫌だろ。散弾をぶちまけながら高速で吹っ飛んでくる警官で悪魔を怖がらせましょう!
ショットガンの反動ですっ飛ぶという奇抜なアイデアながら、罠や敵が配置された道中をすばやく駆け抜けるアスレチックステージなど手堅い作りになっており エリアの最後にはボス戦もあって意外にもアクションゲーム然としたオーソドックスな作品。
ステージを進めるとピストルの代わりに持てる追加武器などを敵がドロップするので 攻略しやすくなり、なおかつ捻りも効いていて飽きにくい。ダメージを食らうと落としてしまうので、いかに強い武器をキープするか……みたいな戦略もある。

語彙が異常に少ないサタンもサタンでコイツ魔界の首魁としてどうなの?という感じなのですが 清々しいほど背景がないのでサクサク前に進めるのがいいところですね。考察する余白とかない。本当に「ふぁっきゅー」しか言わねえから。
最近のゲームで細かい描写からストーリーや伏線の意味を想像することに疲れてしまった人とかいいんじゃないですか。このゲームには殺人トラップと頭のおかしい警官とボキャ貧のサタンしかいないよ。
よく練られたステージギミックをピストルとショットガンで乗り切りながら、タイムアタック要素やノーダメージクリアにも挑めるやり込み要素があり面白い。
このゲームも面白いけど前作のペドロの方も頭イカれてて楽しいので 両方おすすめです。
SONOKUNI
すげ~~~~~~!!!!!おもしれ~~~~~!!!!!!
コロナ禍で人と会いにくい時期にプレイした Hotline Miamiに影響を受け、「俺達も作ったろうやないか!」と現役で現場でLIVEをやってるHIPHOPチームが主導し ゲーム好きの仲間を集めて開発したという尖りまくったゲーム。たぶん 開発者がMIDIパッド背負って出てくるPVは前代未聞やと思うね。
マイアミに魂を焼かれたものとしてKatana ZeroとかRUINERとかああいうネオンノワールでハードコアな見下ろし型アクションが大好きなのですが、これもまたストーリー面システム面で大満足の出来でした。
HIPHOPってのはラップだけでなく 原義としてはストリートアートやブレイキン、DJも一体となった文化のことを言っているので、よく考えてみれば音楽とアートを同時に出せるゲームはHIPHOPに好適な媒体なのかもしれません。彼らの持つセンスがステージのデザインや楽曲に遺憾なく発揮されています。サウンドトラックはMust buyです。
詳しくは単体で記事を書いているので そちらで触れる予定ですが、古代日本をテーマにしつつHIPHOPの精神性が落とし込まれており 文化とは、魂とは何か……に鋭く切り込んだいいゲームでしたね。
HIPHOPであれば地元やHood、あるいは自分を苦しめたゲットー(※HIPHOPの反骨精神が生まれるような 貧しく治安の悪い環境)なんかに影響を受けてリリックが生まれるわけですが、これはおれたちオタクに置き換えれば好きなマンガ、アニメ、小説、ゲームや音楽が人生に寄り添っていると言えるわけで 「俺達の魂は自分の身を置く環境と文化にこそある」という点においては非常に普遍的で共感しやすい主張だなと思います。
それにしても大々的にアニメのオープニングにHIPHOPがフィーチャーされて ビルボード1位を取ったりなどして時代が変わったなと思いますね。RHYMESTERとかnobodyknows+とか部分的には今までもありましたが……。一昔前の平成あたりはオタクくんとThugでヤンキーなHIPHOPはかなり水と油だったのですが、治安悪い奴もいるけどいろんな旗を立ていろんな奴がHIPHOPに居るという理解が進み 壁がなくなってかなり距離が近くなってきたのかな…と。
難易度の面で少しハードコアすぎるかなと思うところはありましたが それでも食らいついて遊ばせる魅力があるゲームでしたね。この辺の魅力はまた追々個別の記事でも深堀りしていく予定です。
広く多くの人に勧めたいところですが HIPHOPに詳しい人はなおのこと楽しめると思います。まあとりあえず曲だけでも聴いてみてほしい。
アガヤー!!
