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タイBLドラマ『MY STAND-IN~身替わりの君~』

原作はアジア中で人気を博す中国BL小説家・水千丞の「職業替身(职业替身)」をタイドラマ化した作品。ずっと観たかった作品の一つです。
仕事も恋愛も、ずっと“身替わり”として生きるスタントマンのジョーと、片思い相手の“身替わり”としてジョーをそばに置くミンが繰り広げる切ないラブストーリー。
ミン役は『Lovely Writer The Series』の主役を演じたアップ、ジョー役は『Bake Me Please』のプーム。

タイドラマといえば、1話の時間が長いので、心に響かなければ途中で挫折する作品もあるけれど、この作品はダレることなく観終わった。
アップの演技力もさることながらプームくん、良かったです!

『MY STAND-IN~身替わりの君~』(2024)

ジョー役:Poom(プーリパン・サップセーンサワット)
ミン役:Up(プーンパット・イアン=サマン)
監督:バンチョーン・ウォラセートアーリー
原作:小説「職業替身(职业替身)」/水千丞著

<あらすじ>
ある日突然、後ろから男に抱きつかれるスタントマンのジョー。その男ミンは、ジョーがスタントを務める人気俳優のトンに思いを寄せ、似ている後ろ姿を見て思わず抱きついてしまったのだ。この勘違いの出会いから徐々に距離を深めていったジョーとミンは、ついには一夜を共にし親密な関係へと発展する。

しかしジョーは、ミンがトンの“身替わり”としてしか自分を見ていないことに気付いていなかった。

自分が身替わりであることを知ったとき、ジョーはミンの前から姿を消し、人生を変えるため危険な仕事に挑むことに。ところがスタント事故に遭遇してしまい、病院で目覚めると、なんと見知らぬ男の体に移り替わっていた。

別人として生きることになったジョー。一方のミンは、ジョーが今もどこかで生きていると信じ、その行方を探し続けていた─。

タイドラマ『MY STAND-IN~身替わりの君~』日本公式サイトより

“身替わり”に徹するジョーがいい人すぎる!

ジョーは転生前も転生後も、肉体は違えど中身は同じ人物。性格や仕草は変わりません。とにかくジョーは仕事も恋愛も真面目でいい人過ぎて、良からぬ人たち(主にトン)に利用されまくります。愛するミンにまで“身替わり”としてしか見てもらえません。
転生後も、転生前と同じように“身替わり”としての人生がループする上に、母親の病気などが追い打ちをかけ、観ていて本当に胸が締め付けられました。

観てる方は「これ以上、ジョーを虐めないで!」と言いたくなりますが、そんな中でも、彼の味方(理解者)のウットやソルがちゃんといるので私の気持ちは救われました。

“バックハグ”と“くしゃみ”。

このドラマでは、たくさんの“バックハグ”シーンが出てきます。物語全体を通して「背中=バッグハグ」がひとつのキーポイントになっています。
ジョーとミンの出会いは、ミンがトンの後ろ姿と勘違いした際の切ない“バックハグ”からスタートしますが、“バックハグ”の意味が、単なる代用品から真実の愛の確認へと変化していく様子が、繊細に表現されています。

NCシーンもそれなりにありますが、身替わりとしての接触から二人の愛が変化していく様子は見どころの一つだったように思います。愛情と執着の境界線を探るような描写は、大人のBLならではの重厚さがありました。
全体を通してシリアスな構成になっているのですが、ここでジョーを象徴する“くしゃみ”を持ってくるセンスがタイ!って感じ。
重い展開の中に、愛おしさや人間味を感じさせる絶妙なスパイスでした。 これだからタイはやめられません(笑)

視聴されていない方は意味不明だと思いますが、とにかく面白かった!
運命の輪廻と真実の愛が深く交差し、そして最期は心温まる物語でした。


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