マイダンジョンカード的恋愛論 64『素材集』
・マイダンジョンカードとは
黒羽さえり先生が開発したヒューマンデザインを元にした統計学の一種。
自分の生年月日からその人の生きるデザインを導き出します。
・64『素材集』
このアイテムを持っている人は、自分の悩みが深い人が多いです。
妖怪が見える、霊が見える、天使や妖精も見えるなどなどの見える系の人が多いです。
チャネリングが得意でそれを仕事にしている人もいます。
インダス文明、メソポタミア文明、縄文時代、戦国時代etcの過去の情報をタイムラインを越えて今に無意識に持ってきます。
・エピソード
里子(片思い中の女子大生)
美津江(里子の親友)
綾小路貴子(64素材集持ち)
里子「はあ… どうしたら山本くん、私のこと好きになってくれるんだろ?」
美津江「あのバイト先で知り合った山本くん?」
里子「そうそう。ちょこちょこバイト仲間で飲みに行ったりBBQに行ったりしてるんだけどね、なかなかふたりで会うまでいかないのよね…」
美津江「そうなんだあ」
里子「そうなのよ。この前もみんなで会った時に映画の話になって、彼、ゾンビ映画が好きだって言うから、私も好きだから、今度一緒に最新のゾンビ映画を観に行かないって誘ったんだけど…」
美津江「うん、うん」
里子「『ごめん、もう佐藤と行く約束しちゃったわ』って言われたのよね」
美津江「佐藤って女の子?」
里子「違う違う、同じバイトの男の子」
美津江「ふーん」
里子「他にもいろいろ、それとなく誘ってるんだけど、なんか彼、私に怯えているようで全然ダメなのよねー」
美津江「あっ!」
里子「急にどうしたの?」
美津江「最近、友達になった語学クラスの綾小路貴子って子がいてね」
里子「うん、うん」
美津江「その子、ちょっとチャネリングって言うの? 見えないものが見えたり聞こえたりするみたいなのよ」
里子「こわー」
美津江「そうなのよ。でも、同じ語学クラスの友達がその子に恋愛相談をやたらしてて、すごく当たるらしいのよね」
里子「そうなの。じゃあ、今度紹介してよ。なんで山本くんに避けられてるか知りたいわ」
美津江「いいよ。今週の語学クラスの時に頼んでみるよ」
里子「お願いね」
美津江「うん」
翌週、学食で3人で会うことになった。
里子「はじめまして、藤本里子です」
綾小路貴子「こんにちは、綾小路貴子です」
美津江「綾小路さん、なんか分かる? 里子、私の親友で客観的に見てもそんなに悪い容姿じゃないと思うんだけど」
里子「そんなに悪くないってなによ!」
美津江「ごめん、ごめん。なのに男運が悪いって言うか、あんまりモテないのよねー」
里子「ぐふ… それには反論できない…」
綾小路貴子「ちょっと、待ってね…」
里子「…」
綾小路貴子「あーー。ちょっと、これ言っちゃっていいのかな…」
里子「いいよ、いいよ。なんでもズバっと言ってちょーだい」
綾小路貴子「うーん。あのーー」
美津江「この子のために言ってやって」
綾小路貴子「里子さん、前世で何度かプレイボーイをしてて」
里子「えっ? 私がプレイボーイ? 男だったの?」
綾小路貴子「うん。前世ってたくさんあって、男だったり女だったりするのよ」
美津江「ふーん」
里子「それで、それで」
綾小路貴子「それで、そのプレイボーイの人生でたくさんの女性をもてあそんで、酷いことをしまくってたみたい…」
里子「えーー」
綾小路貴子「それで、その山本くんだっけ?」
里子「うん、うん」
綾小路貴子「彼はその人生では女性で、男性だったあなたに尽くして尽くして、尽くしまくったのに、最後は遊郭に売られて捨てられたんだ…」
里子「…」
美津江「だから怯えてたのか…」
綾小路貴子「ごめんね。感じたまま言っちゃったけど…」
里子「ううん。いいのよ。正直に言ってくれてありがとう…」
美津江「…」
綾小路貴子「ところで、話は全然変わるんだけど、いい人いたら紹介して欲しいの、私も彼氏募集中なんだ」
美津江「えっ? 綾小路さんなら、その得意のチャネリングでちょちょいのちょいで運命の人とか探せるんじゃないの?」
里子「そうそう」
綾小路貴子「実はこの能力、自分事だと悲しいくらい全然働かないのよね…」
里子「じゃあ、綾小路さんは自分の前世とか分からないの?」
綾小路貴子「うん、まったく…」
・この能力は自分の為には全く使えない
この能力は自分の目の前に来た人にのみ発動します。
なので、完全に他者奉仕の意図で使ってください。
ひとりでいる時は、どーでもいい過去からの思念や考えが浮かびまくる時がありますが、そのようないろいろな情報は一旦横に置いて普段の生活するのが重要です。
※記事の内容はあくまでも私の個人的解釈になります。
解説動画もあります。
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