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マイダンジョンカード的恋愛論/2『スフィンクス』

・マイダンジョンカードとは

黒羽さえり先生が開発したヒューマンデザインを元にした統計学の一種。

自分の生年月日からその人の生まれ持った才能を導き出します。


・2『スフィンクス』

このアイテムを持っている人は、とにかく『自分のことが分からない』と言います。

残念ながら、一生、自分自身のことは分かりません。

なので、考えて行動してもダメです。

自分が勝手に動いちゃったで動いたらOKです。


・エピソード

松岡茂雄(『スフィンクス』持ちの大学生)
玉井知世(松岡と同じサークルの友人)
岡本こより(同じくサークルの友人)


学食にて…

玉井知世「あー。松岡じゃーん。何? あんたひとりでご飯食べてるの?」

松岡「あぁ、玉井か。今日だけ授業の関係でいつもひとりメシやねん」

岡本こより「松岡くん、おつかれ」

松岡「おー。岡本も、おまえらいつも一緒やな」

玉井知世「まあねえ、学部も同じだし。そうだ、ちょうど良かった、ちょっとここ座っていい?」

松岡茂雄「別にええけど…」

玉井知世「こよりも座りー。松岡あんた、就活でマスコミ関係狙ってるって聞いたけど本当なの?」

松岡「まあ、マスコミ言うても、新聞社関係やけどな」

玉井知世「そうなんだ。私もマスコミというか、局アナ狙ってるんだよねー」

松岡「おまえが? 局アナ?」

玉井知世「なによ、なんか文句あるの!」

松岡「ごめん、ごめん。まあ、見た目はイケてる方やから、いつものボロを出さんかったら大丈夫ちゃう?」

玉井知世「はあ! ボロってなんなのよーー!」

松岡「だから、そういうとこやろが」

岡本こより「あーーーー!」


玉井知世「何? 何? こより、どうしたの?」

松岡「岡本も、玉井といつも一緒にいるから、ついにボロが出たか?」

玉井知世「はあ! しばくぞ!」

松岡「それはええとして、岡本、大丈夫か?」

岡本こより「うん…」

玉井知世「ほんと、こより、大丈夫? どうしたの?」

岡本こより「実は… ふたりの話を聞いてて…」

玉井知世「うん」

岡本こより「私は予定では、卒業したら新潟にいる近藤先輩と結婚するんだけど…」

松岡「ああ、近藤先輩とやろ。新潟の県庁で働いてる。それは、サークルのみんな知ってることやん」

玉井知世「そう、そう」

岡本こより「そうなのよ。でも、今、ふたりの話を何気に聞いてて、やっぱり私、新潟行きたくないって言うか、近藤先輩と卒業してすぐ結婚はありえないと思っちゃった」

玉井知世「えーーー! 私たちサークル一番のおしどりカップルがーー!」

岡本こより「実は、私、発展途上国の子供たちを支援する活動に昔から興味があって、その活動を続けるのは新潟ではちょっと無理かなって思ってて、やっぱり東京に残って、その分野の勉強を続けたいと思ったの。なぜか、今」

玉井知世「そうなんだ…」

松岡「そうなのか…」

岡本こより「よし! 今週末、新潟で先輩に会うから、その時、このことを相談するわ!」

玉井知世「えっ、えっ、大丈夫?」

岡本こより「うん! 大丈夫よ!」

松岡「岡本らしくないけど、まあ、がんばれよ…」

岡本こより「ありがとう!」

・一緒にいるだけで人の生きる方向性にひらめきを与える

このアイテムを持っている人と一緒にいる人は、それだけで自分の人生の方向性が見えてきたりします。

このアイテムを持っている人、本人は全く自覚がありませんが、ただいるだけで、他者の人生に貢献します。

「俺は、私は、生きているだけで価値があるんだー!」と思って生きていって下さい。

みんなが、無意識にあなたの存在を求めています。


ただし、みんな自分で気づいたと思うので、あなたのおかげとは1ミリも思いません。

更に残念なことに、このひらめきは自分自身には訪れません。

なので、このアイテムを持っている人は、自分のことは一生分からないのです。

※記事の内容はあくまでも私の個人的解釈になります。

解説動画もあります。

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