マイダンジョンカード的恋愛論/必殺技『固めの盃』
・マイダンジョンカードとは
黒羽さえり先生が開発したヒューマンデザインを元にした統計学の一種。
自分の生年月日からその人の生まれ持った才能を導き出します。
・必殺技『固めの盃』
この必殺技を持っている人は、とにかく愛しか語りません。
それも激しく感情が煮立っている押しつけの愛です。
この必殺技は世の中では絶対に使えないどころか、使うと警察に捕まります。
絶対的に自分のマイルールで治外法権として、自分の恋人や家族、仲間に効果を発揮します。
この必殺技を持っている人と、うかつに一緒にご飯を一度でも食べると、自動的にその人の仲間と認定されて、その人のマイルールにはめられます。
逆にこの必殺技を持っている人のマイルールに従っている限り、何があっても絶対に守ってくれます。
・エピソード
杉下実(某中堅商社の課長)
大野智弘(5年目のサラリーマン)
とある会社のとある部署で…
杉下「大野、今晩、この後ちょっと飲みに行くか?」
大野「今晩ですか!」
杉下「おう。おまえ、A社の契約まとめたやろ。祝いで例の店に連れて行ったるわ」
大野「お、お気持ちはありがたいのですが、今日は息子の誕生日なんです…」
杉下「そうか。それはおめでとう。何歳になった?」
大野「1歳です」
杉下「1歳!それやったら、おまえが帰っても本人は分からんやろ」
大野「はあ…私もそう思うんですが…妻が…」
杉下「はあ?妻?聞こえんぞ?」
大野「す、すいません。今朝も行きがけに妻から『今日は絶対に何が何でも帰って来てね』って言われまして…」
杉下「おまえ、大丈夫か?何にそんなに怯えてるねん?」
大野「はい…すいません。本当にすいません…」
杉下「俺のところは子供の誕生日は、その前後の休みの日にやってたけどな」
大野「そうですよね。僕もそう思います…でも、妻が『生まれた日にしないと意味がない』と言ってまして…」
杉下「よー分からんなあ。ほんで、お前はどうしたいねん?」
大野「す、すいません。今日だけは勘弁してもらえませんか?」
部長「まあええけど。ほな明日にしよか?」
大野「ありがとうございます!本当にありがとうございます!」
杉下「ええよ、ええよ。急に言い出したのは俺の方やねんから」
大野「あ、ありがとうございます!」
杉下「しかし、おまえ、家で大丈夫なんか?」
大野「…」
・家族を仕事よりも優先して当然と考えている
この必殺技を持っている人は、とにかくマイルールの縛りが強烈です。
仕事より趣味より友人より何をおいても家族優先です。
付き合っている間は恋人が最優先。
マイルールの中でも特に重要なのが、一緒にご飯を食べることです。
過去も未来もずっと一緒に幸せに、ご飯を食べることができるか、すべてはそれでテストします。
そのルールから少しでも外れようとすると、びっくりするくらいの拷問にあいます。
その人のマイルールから逃げ出そうものなら、殴ってでも殺してでも外に行かないようにします。
ただ、逃げ切ってしまえば塩を撒かれるくらいで、追いかけて来てまで殺しには来ません。(追いかけて来るのは必殺技『裏切者は許さん』です)
ただ、ずっと一緒にご飯を食べている限り、あなたがどんな負け戦に巻き込まれようとも、あなたのために最後まで一緒に戦ってくれます。
この必殺技を持っている人とは相互理解が必要ですが、この人は基本的にあなたの話を絶対に聴かないし、あなたの気持ちも絶対に分かりません。
あなたもこの必殺技を持っているか、19『ちゃっかり者』か49『ツンデレ』を持っている場合は、この共同体感覚は何となく分かります。
しかし、どちらのアイテムも持っていない場合は、恋人になることはおろか友人になることも、しっかりと判断した上で、お付き合いすることをお勧めします。
※記事の内容はあくまでも私の個人的解釈になります。
動画解説もあります。
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