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cheeeehan
観測11日目|更新され続けるものと、更新されないもの
街を見ていると、すべてが同じ速度で変化しているわけではないことに気づく。
ある部分は頻繁に更新され、別の部分は長いあいだほとんど変わらない。その差は明確に区切られているわけではなく、同じ場所の中に混在している。
例えば、ある店舗の外壁は新しく塗り替えられているのに、そのすぐ横に古いままの看板が残っていることがある。さらに、その看板の上に新しい貼り紙が重ねられている。
一つの場所の中に、異なる時間が同時に存在している。
この状態を「更新されていない」と単純に言うことはできない。むしろ、一部は更新され、一部はそのまま残されている。
つまり、更新は均一に行われるのではなく、選択的に行われている。
その結果、街の中には時間の層が生まれる。
観測を続けると、この層が視覚的に現れてくる。新しさと古さが混ざり合い、どちらにも完全には属さない状態が現れる。
ここでは、時間は直線的に進んでいるのではなく、部分ごとに異なる速度で進行しているように見える。
更新され続けるものと、更新されないものが並存することで、街は単なる変化ではなく、複雑な重なりとして存在している。
観測は、この重なりをそのまま扱おうとする行為なのかもしれない。
