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「古民家の屋根に土嚢」

散歩の途中、展示用として
保存されている古民家の前を通った。

ふと屋根を見ると、
棟のぐしが剥がれてしまったのだろうか、

土嚢で固定されていた。
どうやら本格的な修理までの仮補修らしい。

昔ながらの藁葺き屋根は美しいが、
その維持は簡単ではない。

雨や風にさらされ続け、
少しずつ傷んでいく。

長い年月を生き抜いてきた古民家が、
土嚢に支えられながら静かに佇む姿を見ていると、

建物にも人と同じように
手当てや休息が必要なのだと思えた。

梅雨空の下、その古民家は次の
修理の日を待っているように見えた。