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光の祈りの旅—平安へ還る道—椿大神社と松下幸之助社②

🌸 椿岸神社の光に導かれて

本殿の祝詞の響きを後に
振り返ると、
「参拝順路(別宮 椿岸神社)」と
書かれた案内板が
目に入りました。

矢印の先には
森の奥へ続く静かな小径

歩みを進めると
左手にふと、不思議な岩が
現れました。

雨に濡れ
深い緑の光をまとった
その岩の上には
二匹のカエルが寄り添うように
佇んでいて、
まるでこの森の祈りを静かに
見守っているようで、

私はそっと一礼して
椿岸神社へと進みました。

椿岸神社への順路
椿岸神社への小径
椿岸神社へ行く途中に見えた石
石の上のカエルさん達

椿岸神社—光舞う祈り

参道を抜けると、
朱色の社が木々の緑の中に
浮かぶように建っていました。

ここは、
天之鈿女命(あめのうずめのみこと)が
祀られる椿岸神社

猿田彦大神と対をなす
優しくも力強い女神の社です。

その佇まいは、凛として美しく
まるで光そのものが舞っているように
見えたのです。

本殿内には
「夫婦輪石(めおとわいし)」
があり、
ふたつの石が静かに結ばれていて

“陰と陽がひとつに還る”
その形に
いのちの調和と
愛の祈りを感じました。

椿岸神社
椿岸神社 ご由緒
椿岸神社内 夫婦輪石

🌿 境内にひらく、やさしい祈り

境内の中には、
扇の形をした「扇塚」と、丸い「招福の玉」が
祀られていました。

扇は天之鈿女命の舞の象徴
喜びや光をひろげて、
すべてを明るく照らすように――

そして丸い玉は、
感謝と幸せの循環を
あらわしているそうです。


静かな森の中で、
ここでも、そっと手を
合わさせていただきました。

椿岸神社境内  扇塚
椿岸神社境内 招福の玉

💧 かなえ滝と龍蛇神両地神社🐉

お詣りを終えて
御朱印をいただこうと社務所へ
向かいました。
その時、ふと目に留まったのが、
「龍神三社」という文字

気になってお尋ねすると

椿大神社の境内のなかに、
龍神を祀るお社が三社あるという事でした。
その一社が、すぐ隣にある
龍蛇神両地神社

「本殿の横に“金龍明神滝”があり、
そこから流れ出たお水が、
" かなえ滝 " へと続いているのですよ」

と、優しく教えてくださいました。

普段は立ち入ることのできない聖域から流れる
その水は、
清めと祈りの流れをつなぐ“いのちの水”
なのだそうです。

「ペットボトルなどに
入れて持ち帰られて
お清めにお使いくださいね」

そう微笑みながら言われて、
私は胸の奥が、温かくなりました。


渡された境内の案内図の中に
「松下幸之助社」
という文字が目に入り
若い頃から
深く尊敬してきた方のお名前を、
こんな聖域で目にするとは…

このご縁に、
感謝の想いが、
胸に満ちていきました。


それから、
かなえ滝そばの
「龍蛇神両神社」
天と地のエネルギーが交わる聖域で
静かに手を合わせようとした
その時

案内板に目をやると――
小さなアリさん🐜が、
カタツムリさん🐌の
背中にちょこんと
のっているのが、見えて
思わず笑顔に。


まるで、
二人で仲良くお詣りに来てるようで。笑
「どうぞ、素敵なお詣りとなりますように」
と、心の中で、小さくつぶやきながら…

滝の音、森の香りに、包まれ
小さな、いのちたちの祈りが
響き合う場所が
ここにありました。

かなえ滝
かなえ滝
龍蛇神両地神社
龍蛇神両地神社 
仲良しなカタツムリさんとアリさん♡
かなえ滝 側の森
かなえ滝から流れる川


かなえ滝から流れる水



🍃 鈴松庵と、静かな光

教えていただいた
三つめの龍神社へ向かう途中、
苔むした門と竹の家が見えました。

「茶室」と書かれたその場所は
まるで時間が止まったような
静けさに包まれ、
柔らかな光が木々のあいだから
こぼれていて

その瞬間
"ここに、寄らせていただきたい"
そんな感覚がふっとよぎりました。

けれどその時
時計を見ると、バスの時間まで
あと30分ほど

私は「先に椿立雲龍神社へ」と急ぎました。
時間が間に合えば、その時に…

鈴松庵

🌳 椿立雲龍神社—森に響く祈り

3番目の椿立雲龍神社へ
急いでいたせいで、
途中にあった松下幸之助社には気づかず
ただ導かれるように森の奥へと
足を進めていました。

しっとりとした雨上がりの道
木々の根が地をしっかりと
清らかな気が
抱きしめるように広がっていました。

境内に着くと、空気が一段と澄み
どこからかカエルさんの声が響いて

この椿立雲龍神社は、
天の恵みと地の力をつなぐ場所と
いわれています。
まさに「根」と「水」と「声」が
ひとつになったような空間

ここでも、手を合わせ
感謝の気持ちをお伝えしました。

椿立雲龍神社
椿立雲龍神社 由来
椿立雲龍神社のお社
天然記念物 亀甲石
椿立雲龍神社側の池

🌿 松下幸之助社と二宮金次郎像
お詣りを終えて歩き出すと、
思いのほか時間がまだ残っていました。

その瞬間――
「松下幸之助社へ、ご挨拶していない」と
はっと思い出したのです。

もう一度、森の道を戻りながら、
“今ここで立ち止まることも、何か…"
と、感じながら。

社の前に立ち、静かに頭を下げると、

その時、ふっと
先ほど、お伺い出来なかった
あの静かに光を放っていた
お茶家の事を
思い出したのです。
(急いでいたので、ご由緒の写真だけを
撮り、内容も読まずに向かう事になりました。)


わずかな時間でも、
あの庵を訪れたい――
そう思い、あの場所へ
急ぎ
小走りで戻ったのです。

松下幸之助社
松下幸之助社の御由緒
松下幸之助社の隣にある二宮金次郎像

🍵 鈴松庵 —静寂に満ちる「平安」—

苔むした門をくぐり、
畳の香りと、やわらかな灯りに包まれながら
しっとりとした森の静けさが心に
沁み込んでいきました。

庭の緑は雨に潤い、
光をまといながら
どこまでも穏やかな“静”の時間を
映していて
席につくと、目の前に広がるのは
一枚の風景画のような世界。

ただ、静かに呼吸を整えるうちに、
心の奥がやわらかくほどけていくのを
感じました。

このような時間を過ごさせて
いただける事に感謝しながら…

床の間に掛けられていた
一文字――「平安」
その言葉を見た瞬間

“ああ、ここに招かれていたんだ" と
感じたのです。

お抹茶とともに、
やさしい甘さの主菓子を
いただきながら、
静かな時間を味わっていました。

甘いもの大好きな私は、
うっかり時間も忘れてしまって、
夢中で舌鼓。笑

のんびりし過ぎて
時計を見ると
もうバスの時間が迫っていたのです。

「あら、いけない」
急いで席を立ち、慌てて
「おごちそうさまでした」
と、ご挨拶をして席を立つと

奥からお店の方が微笑みながら
出てこられました。

「こちらのお皿はお土産でございます」

そう言って、
黒文字と一緒に
先ほど、主菓子をいただいたお皿を
丁寧に紙に包んで手渡してくださいました。

裏には小さく「鈴松庵」と
記されていて
手のひらの中に、
あたたかい余韻が残りました。

その時
「とても素敵な場所ですね」と
お伝えすると

「今日は、珍しく静かなんですよ。」と
お店の方が
やさしく話してくださったのです。

掛け軸やお椀
そしてこの庵のこと――
床の間に掛けられていた「平安」の文字は
松下幸之助さんの直筆なのだと。

この鈴松庵は、松下幸之助さんが
寄進された庵なのだそうです。
“和”と“平安”の心を大切にされた
幸之助さんの祈りが、
この静かな空気の中にも、
そっと息づいているようでした。


掛け軸にしたためられた
「平安」の文字は

その祈りの結晶のように
やさしく光を放っていて

きっとこの穏やかな時間も
神さまの優しい計らいの中で
訪れたひとときだったのだと思います。

鈴松庵のお庭
鈴松庵のお庭
鈴松庵のお茶室
鈴松庵のお茶室と床の間


いただいたおも菓子とお抹茶♡
床の間
松下幸之助氏 愛用と記されてるお茶碗
平安の文字:松下幸之助 氏 直筆

椿大神社—平安へ還る道—

あの日
鈴松庵で見た「平安」という文字。
それは、静けさの中で
心にそっと灯った光でした。

今の私に
道の答えのひとつを、
教えてくださったような、気がして…

松下幸之助さんが、語られていたように、

" 平安とは、外の出来事が整うことではなく
 自らの心が澄み、穏やかであること "

この旅の終わりに
その言葉の意味が
体験として胸に響きました。

焦らなくていい、比べなくていい。
素直な心で。
ただ、この瞬間の中に平安はある――

そう気づかせてくれた椿大神社の一日でした。
✨🙏✨

鈴松庵でいただいたお皿
その深い藍色は
静けさの中にある祈りのようで
これからの日々を

平安の心で生きる誓いの証
のように感じました。

鈴松庵の文字入りのお皿
鈴松庵の文字入りお皿 裏側

帰り道
新幹線の窓から差し込んだ光が
まるで「平安」という言葉を
祝福してくれているみたいに見えて

今日の「平安」という光が、
みなさんの心の中にも、
小さな安らぎとなって
静かに届いていきますように……🌿

      🪷今日のひとしずく🪷
      いのちは、めぐっている。
       小さないのちの光が
       あなたの胸の奥で
      柔らかく瞬きますように。
       感謝と祈りを込めて
🙏

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