国宝指定へ!日本最古の民家「箱木千年家」|兵庫県
国内最古の民家「箱木家住宅主屋」(14世紀)と、兵庫県姫路市安富町の民家「旧古井家住宅」(15世紀)の2件が国宝に指定するよう答申されました! (2026/05/23追記)
兵庫県神戸市北区山田町にある「箱木千年家」は、室町時代に建てられた主屋と江戸時代に建てられた離れの2棟が国の重要文化財に指定されています。

箱木家のご先祖さまは藤原鎌足だと言われており、平安初期の大同元年(806年)に新築棟上げされた記録があるそうです。
調査によると、現在の建物の建築様式は室町時代頃のものとされ、最も古い部材は、鎌倉時代の伐採された木材が使われているそうです。
安土桃山の頃には既に「千年家」と呼ばれていたそうです。

昭和時代まで居住用として使用されていましたが、1989年に呑吐ダム建設により水没するため、約70m移築され保存されました。
その際、主屋と離れが増築され一軒のように繋がっていたものを、古い様式に復元され、現在見学出来る様式となっています。

昭和時代にはガラス窓が入るなど住むための改築が続けられていました

藤森照信×山口晃『日本建築集中講義』という書籍で、藤森センセと山口画伯が箱木千年家を訪れています。

縄文時代からの竪穴住居の習慣がずっと伝わっている、日本最古の好例として取り上げられています。

それまで、竪穴住居と日本の家屋は何となくよく似ているのに、それをつなぐ確たる証拠が無かったものが、千年家の解体と発掘調査によって証明されたといいます。
その特徴のひとつが軒先の低さであるとの指摘もありました。



⚫︎箱木千年家|兵庫県立歴史博物館サイト
同じ兵庫県の姫路市安富町にも千年家と呼ばれる民家があります。
こちらは古井家住宅、室町時代には建てられていたことが判っています。
こちらも国の重要文化財に指定されています。

「古井家住宅模型」
⚫︎古井家住宅
これほど続いた「千年家」までにでないにしても、縄文時代から続いていた「土間とかまど」は昭和30年代くらいまでは、日本各地に多く残っていたのだな、と改めて思いました。
