肯定的な言葉を使う人はなぜ若く見えるのか
前回は、若く見える人の特徴として
「よく笑う人」について考えた。
健康診断は空腹で受診されるためか、
素の部分が出やすいように感じる。
お腹が空いて機嫌の悪い方、
こちらの問いかけに反応のない方、
無愛想な方、神経質な方。
いろんな方がいる中で時折出会う、
自然と笑顔がこぼれる柔らかい雰囲気の方。
そのような「よく笑う人」に
もうひとつ共通して感じることがある。
「使う言葉の柔らかさ」だ。
採血をしている数分の間、
少し会話を交わすことがある。
話しかけやすい人とそうではない人。
その違いは、ほんのわずかな空気感なのに
不思議と伝わってくる。
そして、話しかけやすい人ほど会話も弾み、
その人の言葉の選び方に穏やかさや心地良さを感じる。
例えば、年齢の話題になった時でも、
「もう若くないから」といった言葉をあまり使わない。
その代わりに、
「できることを楽しんでいるんです」
「まだまだ、人生これからですよ」
「今日が一番若い日ですから!」
そんな前向きな言葉が、自然と出てくる。
また、検査が終わった後に、
「ありがとう」と笑顔で伝えてくださる方も多い。
その一言だけで、場の空気が和らぎ、
その人自身の印象もより生き生きと感じられる。
前を向いている姿勢が、
若々しさとして表れているように思う。
言葉は、
その人の考え方や日々の過ごし方を映している。
どんな言葉を選ぶかによって、
周りに伝わる印象も少しずつ変わっていく。
否定的な言葉は、知らず知らずのうちに
自分の可能性を狭めてしまうことがある。
一方で、肯定的な言葉は、
今の自分を受け入れながら、前を向く力を持っている。
笑顔が多い人と同じように、
肯定的な言葉を使う人もまた、
「今この瞬間を大切にしている人」
なのかもしれない。
その在り方が、
自然と若々しさとして表れているのではないだろうか。
日常の中で、ふとした時に使っている言葉に、
少しだけ意識を向けてみる。
「もう無理かもしれない」と思った時に、
「できる範囲でやってみよう」と言い換えてみる。
そんな小さな変化からでも、
自分自身の感じ方や、周りに与える印象は
少しずつ変わっていくのかもしれない。
次回は「学び続けている人」について
考えてみようと思う。
