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アルト300銘柄中260超が下落──「安いから買う」が一番危ない局面

ビットコインが弱含みに転じ、アルトコイン市場全体が重く沈んでいる。それでも一部の銘柄だけが30〜70%急騰するという、ちぐはぐな相場が続いている。こんなときこそ「大きく下げたから今が買い場」という発想が、実は一番危ういのかもしれない。韓国・日本の投資家がともに抱える悩みでもある。

今は「選別相場」


時価総額上位300銘柄のうち、直近1週間で上昇したのは30前後にとどまり、下落は260を超えた。市場全体に売り圧力が広がっている。一方で、BTW(+212%)、LAB(+142%)、ヒューマニティ(H、+110%)、ワールド(WLD、+71%)など一部の中型コインだけが大きく跳ねた。逆にADA、ヘリウム(HNT)、ジーキャッシュ(ZEC)などは30%前後の急落だ。暗号資産リサーチの10xリサーチは「市場全体が低調でも、ニア(NEAR)・ワールド(WLD)・ステラ(XLM)などは個別材料で動いている」と指摘する。つまり、価格ではなく『材料と売買高』を持つ銘柄だけが生き残る相場ということだ。

この強さは本物か、ビットコイン安の錯覚か


ポイントは、足元のアルトコインの相対的な強さが『構造的な循環物色』ではなく『ビットコイン安が生んだ錯覚』かもしれない、という点だ。アルトコインベクターは、ビットコイン・ドミナンスの低下で大型アルトに一部資金が移ったものの、これは循環物色というよりビットコイン安に伴う相対的な強さに近いと分析する。ビットコインの弱さが広がれば、いま持ちこたえているアルトコインも遅れて調整しかねない。FXProのクプツィケビッチ氏は、ビットコインが6万1300ドルまで下げ、長期支持線である200週移動平均線を再び試していると見ている。

回復の条件と「中間選挙の年」という変数


機関投資家は、市場構造法案であるクラリティ法(CLARITY Act)の進展と、現物ETF需要の回復を注視している。ただ米中間選挙が近づき立法に使える時間は限られ、年内成立を慎重に見る向きもある。アナリストのベンジャミン・コーウェン氏は、暗号資産市場は中間選挙の年の上半期に繰り返し弱含みしてきたとし、足元の動きが2014年・2018年・2022年の下落局面に似ていると指摘する。ビットコインの力強い反発がまず確認されない限り、アルト全体の構造的な回復は期待しにくいという診断だ。

まとめ


今は「安いから買う」が通じる相場ではなく、材料と売買高で銘柄を選び抜く『選別相場』だ。一部の急騰を『アルトシーズンの号砲』と読むには根拠が薄く、まずはビットコインの方向感が定まることが先だ——というのが専門家に共通する見方である。なお、ここに記したのはあくまで情報の整理であって、最終的な判断は読者ご自身に委ねられる、という点だけ添えておきたい。
#仮想通貨 #暗号資産 #アルトコイン #ビットコイン #NEAR #ワールドコイン

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