マイダイアリー
感想
ドラマを見て抱く感情は作品によって大きく異なるが、このドラマはホットミルクを夜に飲んだときの温かさや、焼きたてのパンを食べたときの幸せを感じて5人に生きていってほしいと思いました。総じてみんなして優しすぎる。だからこそこちらは幸せを願ってしまう。優しさに不器用な優希。ギフテッドな広海。心を開くことに抵抗があるまひるちゃん。好きがわからない愛莉。お節介な虎ノ介。それぞれが傍から見れば些細なことで心底悩んでいる。
私は日記ってあまり読み返したくないものなのね。だから優希が人生の日記を読み返すということは思い出したくなる日々がそこにあったんだなって思ってる。人生の日記の続きを書きたくなるなら未来で読み返したくなるような今なんだなと思う。
誰かと1本の傘をさして生きていくのも素敵だし、優しさは交換ではなく循環というのも素敵。
黄金比の5人、優しさに溢れる5人の姿を美しく見せてくれてありがとう。
私も人生の日記の続きを書き続けるような日々をふと読み返す日々を送りたい。
登場人物へ
心優しき貴方へ
相手を想ってつく優しい嘘は自分も相手も傷つく。相手のためというときは、結局自分のため。期待されたくない人は期待を裏切って見捨てられるのが怖かったり、ずっと誰かといられない人は、誰かの存在によって自分や相手にとってマイナスにはたらくことを恐れていたりする。そういう行動をとる人、全員がそう思っているわけではないけれど、世の中にはそういう人もいるが淘汰されていると思う機会が多すぎる。自分と相手は別の人間。どんなに似ている部分があっても、相手は自分ではない。決して。相手の気持ちをわかった気になるのは簡単だ。ふわっと想像して、定義するほうが、生きやすいかもしれない。人に合わせた気持ちを想像していたら、異常に疲れてしまうのかもしれない。でも、やっぱりわかった気にはなりたくない。わからない…人の気持ちなんて…くらいの方が相手を尊重したり、うまく線を引けたり、どんなにわかりあえなくても「そんなもんだ」と思えたりする。そこにはマジョリティもマイノリティもなく、ただ人がいる。個人と個人として自分ではない相手と向き合う。相手への優しさについて考える。それが人と人のコミュニケーションなのかもしれない。相手のための優しい嘘は最大限の愛の表現なのかもしれない。一時的に互いが傷つくことよりも相手の未来を想えるのだから。ただ、そんな嘘をついてしまう。甘やかすことと、優しいことが違うと言われ、戸惑っている貴方に問う。貴方は優しい。優しさに不器用なくらい。相手を思って、想いすぎている。相手を想う、貴方のその気持ちは、貴方に優しいですか。誰かに渡す優しさは、貴方にとっても優しいですか。人に優しさを与える貴方なら、自分のことは甘やかすくらいの優しさでもいいと私は思う。他者への優しさと同じくらい。ううん、それ以上に自分への優しさも持つことが大切だと思う。
Dear 恩村優希
ギフトな貴方へ
ギフトには与えた人間…とかと受け取った人間が存在する。ギフトをギフトにするには、それが美しくラッピングされて、あげる人と受け取る人が存在するからだと思う。ギフトが必ず喜ばれるとは限らない。欲しくないときもある。欲しくて手に入れたわけでもないのに「いいなぁ」と言われ続ける。おそらくその人生は私が想像するより辛い。自分の苦痛をわかってくれる人がいなくて、それは幸せな悩みだと思われる。たとえ、それが自分の人生に影を落とすようなものであっても。貴方の他にもう1人そういう人を知っていて、その人は「わがまま」と言われると嘆いていたよ。普通に生きることはとても難しい。そう思う人は大概、普通とは何かを考えている。どこかで自分を普通じゃないと思うから。ギフトを受け取った人は、普通に恋い焦がれる。きっと普通の人を見て普通に生きるというギフトを受け取ったと思うほど。社会のレールにのって、何も考えずに生きることができる人は幸せだと思う。その人生は私じゃなくなるから、そして、貴方も貴方じゃなくなるから嫌だと思うけど。貴方はもっとたぶん想像より辛い…。普通の皮をかぶって生きることもできないから、苦しいと思う。そのギフトを活かすのが貴方の人生にとって最も良いと。人と異なるのだから人と違う人生を歩むべきだと。散々、聞き飽きるほどに言われてきたことでしょう。それでも安住の地を求めている。優しく、受け入れてくれることがきっと嬉しかったと思う。ギフトだからどうとは誰も言わなかった。ただ、線を引かれてしまっている…。しまいそうになっている貴方に問う。貴方の人生は、そのギフトなしで成り立ちますか。心のふるさとに出会えたのは、そのギフトがあったからではないですか。苦しめられることも多いギフトを受け取ったけれど、そのギフトが貴方を助けてくれたことはないですか。貴方はこれからもそのギフトと生きていくのではないですか。その苦しみは嘘じゃない。でも、幸せなこともあったはず。貴方がどう思ってもいいけれど1つだけ。ギフトを受け取る人がどう思うかわからない。でも与えるほうは喜んでほしくて与えていると思う。
PS:貴方が受け取った最大のギフトは「心のふるさと」に出会えたこと。「心のふるさと」ができたことだと思う。
Dear 徳永広海
扉を開けた貴方へ
いつもどこか他人行儀。それは貴方の扉が閉まっていたからだったんですね。どこか掴みどころなく、お嬢様の育ちの良さみたいなものがでている貴方の心を私はよく見えていませんでした。貴方は心の扉を開くのにためらいがあるのですね。簡単に開くと傷?ついてしまいそうで、傷が明確につかなかったからこそついた傷が今だに貴方の心に残っている。取り除けないね。誰かを尊いと思うことが貴方の心の支えでもあったのでしょう。「気づいたらいるのが推し」と言った貴方の言葉には大きな共感を覚えました。尊い人には心を許しやすいよね。あくびしても、大丈夫な気がするよね。相手の幸せを願うってそういう感じな気がする。安心できるくらい好きだから幸せ、願える…みたいな…?難しいけど、そんな感じで。あくびができて、鍵が開く貴方の扉の中には、フカフカのお布団があって、こっちも心許せるーみたいな。傷を抱えているからこそのフカフカのお布団なんだろうなと思っています。貴方のフカフカのお布団に大切な人、寝かせてあげて下さい。心を許せって言ってるんじゃない。誰彼かまわず、寝かせてあげる必要ない。自己防衛は大切だから。ただ、尊い人のこと、自分がこの人、この人たち大切だな…って思ったとき、お布団で寝かせてあげてほしい。そこにびっくりするような温かい幸せというものが存在すると思うから。貴方が大切に思う人はきっとそういう、夜中のホットミルクみたいな優しさを持つ人だと思う。
Dear 白石まひる
「すき」に迷える貴方へ
「すき」という感情は不確定なものである。人はLoveとLikeといって分ける節があるが、それもかなり曖昧で線が引きづらい。「すき」ってどういう感情なのか言語化は誰であってもかなり難しいものだと思う。人は意外と説明できないものが多い。言葉を持ってして生まれて、言葉を使って生きていても説明できないものが人によって数は違えどたくさんあるように思う。感覚的感情もその1つ。自分の抱く感情は恋なのかなんて誰にもわからないのである。ただ、特別だったり、好きだったり、その気持ちには嘘がないと思う。それが貴方の感覚、感情だ。貴方の感覚や感情は貴方だけのもの。たとえ名前がつかなくても、説明できなくても、抱いた感情自体に嘘はない。私は大切に想うだけで十分だと思う。想いを絶対に言語化できなければならないなんて誰も定めてない。貴方が生きられるなら、それで大丈夫なら大丈夫。そもそも、「すき」という気持ちについて説明を求めたら、100人いたら100人の異なる答えが返ってきてもおかしくない。人は同じものみて、同じ感情にならない。説明する感情について考えて思い起こす記憶も人、それぞれ。だから、喜怒哀楽でも、「すき」でも「きらい」でも考え方は人の数だけあるんだと思う。あまり、わからないことは人に言って歩けるものじゃないかもしれない。ただ、私は貴方の気持ちがわかる気がするから。少しだけど。私の場合は、突出した好意が芽生えない。Loveがあんまりなくて…Likeばっかりって感じかな。貴方は貴方の感情を理解して、信じて生きていてね。感情に間違いはない。合否が決まるテストじゃあるまいし。
Dear 長谷川愛莉
つくすことの難しさを感じる貴方へ
誰かに何かをしてあげたいと思うこと。それ自体はとても素晴らしい。皆がそう思えたら、きっとかなり優しい世の中になる。簡単にできないくらい難しいことでもある。そして、限度を間違えるとあなたのように自らを犠牲にせざるを得なくなってしまったり、お節介と疎まれる人も中にはいる。それだけ誰かを思うことは難しく、ましてや、誰かを思って行動を起こすことはとても難しい。でも、貴方も気づいたと思うけど、自分を犠牲にしたら絶対にダメなんだ。他者との関わりの中で忘れてはならないのは、自分の延長線上に誰かがいること。自分が大丈夫なときに誰かに手をさしのべる。助ける相手主体になって自分の大切なもの見失ったらいけない。どんなに好きでも。自分のためにならないようなことが相手のためになるわけがないくらいの冷めた気持ちもどこかでは必要でしょう。ただ、貴方は損をするだろうし、自分を犠牲にしてしまうかもしれないけれど、こうも思うのだ。貴方みたいな人がこの世にいるというのはかなり支えになる。たとえそれがお節介でも、自分を見失っても、それでも。無償の優しさ、のようなものは誰であっても持ってない。赤の他人に傘をさせる人は極端に減っている。傘をさした人がどんな人かわかんないけど、ささないよりは良い。傘をさしてくれる人がこの世界にいる。それがすごく尊い。と思ってしまう。だから変わってほしいような、ほしくないような微妙な気持ちを抱えてる。ただ、貴方は優しい。その無償の優しさは生涯持っててくれたら嬉しいなって思ってるよ。
Dear 和田虎之介
最後に!
ここまでで終わりです。
ドラマは終わるからドラマだといつも思います。
それでも、彼女たちの人生がこれからも続くこと、優しい世界で生きていけることを願っています。

