親が子どものために残してあげられるもの
最近、YouTubeで、ノスタルジックなアンティーク絵本のようなかわいらしいイラストを描いている方を見つけました。
その絵を眺めていたら、
ターシャ・テューダーさんを思い出しました。
ターシャさんや、ベニシア・スタンリー・スミスさんの暮らしをテレビで見るのが好きだったな…。
めぐる季節の花たちが咲く庭。
手仕事のゆたかさ。
古い家具や道具たち。
好きなものに囲まれて暮らす生活。
「こんな暮らしができたら素敵だな…」
と、憧れていました。
そんなことを思いながら、ターシャ・テューダーさんについて、少し調べてみました。
そして、亡くなった後のことなどを読んでいるうちに、これからの事を考えました。
「親が子どものために残してあげられるものって、何だろう」
お金は大事だと思います。
でも、それだけではないような気がします。
子どもが歳をかさねるごとに、親が手を貸してあげることは少しずつ少なくなっていきます。
どれだけ心配しても、代わりに生きてあげることはできない。
幸せな人生を送ってほしいと願っていても、歩いていく道を選んでいくのを見守ることしかできない。
子どもには子どもの道があって
子どもには子どもの生き方がある。
そして、私には私の人生がある。
そう考えると、
「子どものために何かをして、子どものために何かを残さなければ」
と頑張り続けることだけが、親の役目ではないのかもしれないと思いました。
もしかしたら、
「自分らしく楽しんで生きている姿を見せること。」
それも、子どもに残してあげられるもののひとつなのかもしれません。
いつも前向きじゃなくてもいい。
落ち込む日もあるし、
何もしたくない日もある。
お花を育てたり、
手芸をしたり、
文章を書いたり、
好きな音楽を聴いたり、
かわいいものを眺めたり。
「私はこれが好き」と思えるものを、少しずつ大切にしていく。
私が自分の人生を楽しんで生きている事で、
「あなたも、自分の人生を大切にしていいんだよ」
って思ってもらえたらいいな…。
ターシャ・テューダーさんのような暮らしは、私にはなかなかできそうにありません。
ターシャさんのように生きる事というのではなくて、
自分の好きなものを、自分の暮らしの中に少しずつ見つけていくこと。
そして、私はこれからも、自分なりの小さな「好き」を見つけながら、前を向いて楽しく生きていきたい。
子どもたちのこれからの人生の中に、こういう気持ちでいることも大切だよって伝えること。
それが、私が子どもたちに残せるもののひとつなのかもしれません。

