『看護師6年目の悩み』
まず、私の経歴から。
新卒で大学病院に入職し、4年間勤務。
その後は
・老健(デイサービスも少し)
・介護医療院
・回復期リハビリ
これまでに2回転職を経験している。
私が看護師になって長年疑問に思っているのは、仕事ができる・できないに関わらず、経験年数だけで「できる」と見なされてしまうことだ。これは転職を経験すると、特に強く感じる。
経験年数なんて、勝手に上がっていく。これまでどこで、どんな仕事内容で働いていようが、「看護師」である以上、この年数による評価からは逃げられない。
特に病院組織では「何年目」という風習が根強い。
委員会活動にリーダー業務、プリセプター、看護研究、そして病院の教育計画に沿った研修受講(クリニカルラダー)等、経験年数が上がるごとに避けては通れない役割がいくつもある。役割があるのは看護師に限った話ではないかもしれないが、そのプレッシャーは大きい。
現に私も、今の職場に転職してわずか4ヶ月目(実質は3ヶ月)で、プリセプターを任されてしまっていた。
いくら看護師として6年目だからといっても、この病院での経験はまだ4ヶ月だ。
それなのに周囲からは、「大学病院で働いていたなら大丈夫」「前にもプリセプターしてたなら大丈夫」と言われる。
何も大丈夫じゃない。「まず私に教えてくれ」というのが本音だった。
ある程度の知識や看護技術は教えられたとしても、転職して半年も経たない病院での新人教育や、その病棟独自のルールなど、経験年数だけではカバーできない部分があまりにも多い。
現に今でも分からないことが多く、上司や後輩に助けてもらいながら、なんとか日々の業務をこなしている状態だ。
でも、だからこそ「話しかけやすい人がいる職場」や「良好な人間関係」がいかに大切かを、身に染みて感じている。
転職して半年が経ち、最近では私より後に入職してくる人も増えてきた。
自分が苦労したからこそ、新しい人たちには、どんな些細なことでも気軽に聞いてもらえる存在でありたい。そのためにも、日頃から話しかけやすい雰囲気作りを意識している。
経験年数に心が追いつかない不安は、きっと私だけではないはず。
だからこそ、まずは自分が「いつでも頼れる、1番話しやすい味方」でありたい。
完璧な先輩にはなれなくても、誰かの不安を少しでも軽くできる、そんな看護師であり続けたいと思う。
