50代・無職独身|過去の孤独感、未来の孤独感
50代無職独身男です。早期退職してから5年、ほとんど会話のない生活をしています。
会社員時代に比べると、孤独感を感じます。会社員のときは、職場で同僚と雑談できていましたし、たまに飲み会もありました(あまり乗り気ではなかったですが…)。そして何より、仕事のことで頭の中がいっぱいだったので、孤独感をじっくり見つめる余裕がありませんでした。
無職の今は、関わる人がほとんどいなくなり、時間ができて心にもスペースが生まれたこともあって、孤独感を一層感じやすくなってしまったのかもしれません。
あらためて、孤独感について、もう少し解像度を上げてみると、時間軸に応じて三種類あるような気がしています。
今この瞬間の孤独感
過去を振り返ったときの孤独感
未来への不安から来る孤独感
今この瞬間の孤独感
夕食を一人で食べるとき、夜寝るとき、体調が優れないときは、孤独感を感じることが多いです。ただ、長く単身生活を送っている中で、対処方法のようなものを身に付けることができました。
夕食のときは、アマプラで映画を観ます。夜寝るときは、小説を読みます。今読んでいるのは柚木麻子「BUTTER」です。
体調については、崩さないように日々気を付けるしかありません。一人暮らしの場合、健康そのものが孤独対策でもあるのだと思います。
過去を振り返ったときの孤独感
たまに街で家族連れとすれ違ったりすると、「私は子育てなどの経験をしない人生だったな」と思って、孤独感が湧いてくることがあります。
誰かに邪魔されたわけでもなく、自分で選んできた人生ですし、「あのとき何とかできなかったのか」と強く後悔しているわけではありません。
そして、不思議なことに、もう可能性がほぼ無くなったからなのでしょうか、この孤独感は歳を重ねるごとに和らいできた気がします。
未来への不安から来る孤独感
今、一番大きいのは、この孤独感かもしれません。
もし一人で病気になったらどうしよう。認知機能が低下したらどうしよう。介護が必要になったらどうなるのだろう。そういった不安からくる孤独感です。
そうした不安を突き詰めていくと、最後は「どう人生の終盤を生き、終えるのか」という問いに行き着きます。
孤独であることが不安なのか、この世を去るのが不安なのかを考えたときに、どちらかといえば「この世を去る不安」のほうが大きい気がしています。
だからこそ、たとえ孤独であっても今を精いっぱい生きて、後悔のない人生を歩んでいくことが一番の対策になるのかもしれません。
おわりに
こうして整理してみると、「孤独感」と一言で言っても、その正体は一つではありませんでした。
今この瞬間の孤独感は、工夫によって少し和らげることができます。
過去を振り返ったときの孤独感は、時間が少しずつ和らげてくれます。
そして、未来への不安から来る孤独感は、今できることを積み重ねることで、小さくできるのかもしれません。
これからも、孤独感を感じる場面は多々あるのでしょう。そのときは「今、自分はどの時間軸の孤独を感じているのだろう」と考えてみようと思っています。
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