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関東地方守護妖「冠頭」完成デザイン

日本の8地方の地図の輪郭をそのまま使って、妖怪としてデザインするプロジェクト「地方守護の八妖」。
線画をもとにブラッシュアップを行い、着色へと進めています。

今回は、関東地方守護妖「冠頭(かんとう)」の完成版です。


日本列島の中枢を担う関東地方。
人と情報が絶えず流れ込み、
変化し続ける大地。

その膨大な循環と蓄積された知の流れから生まれた守護妖が、冠頭である。

鳥のごとき姿を持つ異形。
大地を踏みしめる二脚。

その頭部から背にかけては
山々が巨大な冠のようにそびえ立つ。
知を戴き、全体を見渡す象徴。

背に負う石板には、無数の文字。
刻まれているのは過去の記録か、
それとも未来の指針か。

利根の流れは血脈となり、
武蔵野の広がりは胴を形成し、
房総の弧は翼の気配を帯びる。

止まることなく巡り、
情報を集め、判断し、次へと流す。

一瞬で状況を読み替え、
最適解を導き出す思考の速さ。
先を見通す力がその真髄。

膨大な流れを受け止めながらも、
全体の均衡を保ち続ける。

見る者。
選ぶ者。
そして、導く者。
関東を統べる守護妖――冠頭である。

地方守護妖録・冠頭之章(民明書房刊)

背中に背負った山は、関東地方の地図の輪郭を使いながらも、群馬県の榛名山と栃木県の日光白根山の形状をモチーフにしています。

茨城県北部の四角く飛び出している独特な輪郭は
筑波の理究と信仰の象徴として謎めいた石板となりました。
脚は少し描き込んで、ただの鳥とは違う、
異形感を出してみました。

関東地方の地図を重ねた状態です。

ちなみに初期案はこんな感じでした。

都市的な要素を持ちながらも、
より「知と記録を司る存在」としての輪郭を明確にするため、
現在のデザインへと仕上げています。

それでは次回もお楽しみに!

#スキしてみて
#地方守護の八妖
#関東地方


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