UTokyo College of Design|なぜ、東大が「デザイン」の名を冠した学部を新設したのか
クリエイティブ系総合型選抜・探究活動支援塾《Alternative Academy®︎》代表の河合雄介です。
2027年秋、東京大学に新学部「UTokyo College of Design(略称: CoD)」が新設されます。この記事を書いている今、まだ誰も合格した経験がありません。当然、合格者を指導した予備校講師もいません。つまり、過去の合否データなんてあるわけがないのです。
そんな中、総合型選抜(AO・推薦)の専門塾を探している受験生・保護者の方から、ここ最近ご相談をいただく機会が増えました。
「何千・何万件の合否データがある」
「大手予備校と提携しています」といった広告を見て、複数の塾の無料相談に行ったものの「腑に落ちず、違和感が残った」「デザインの本質を見誤っているような説明だった」という声をちらほら聞きます。
今日は、その違和感がどこから来るのか、そして東大CoDという前例のない入試に対して、オルタナティブアカデミーのような小さい塾でありながらも、デザインやその思考法指導を生業としてきた私に何ができるのかを、正直に書いておきたいと思います。
東大が「デザイン」を冠する意味や責任
東大CoDが掲げているのは、社会システムやビジネスの複雑な課題を、デザインという総合知で捉え直す力です。私はこれを見たとき、正直「型で対策できる試験ではないな」と感じました。
実際に、東京大学が公表している入学者選抜の概要を読むと、求める人物像の説明で最初に出てくるのが、多様な学術知を「デザイン」によって繋ぎ、融合するという一文です。
これを読んだとき、私は率直な気持ちとして「今さらか…|ようやくか…」と思いました。
これまでに東京大学では、新領域創成科学研究科(1998年〜)や情報学環・学際情報学府(2000年〜)、公共政策学教育部(2004年〜)と、「学際性・学融合」をコンセプトとする大学院研究科は複数設置されてきました。
また、i.school(2009〜2017年)というイノベーションを学ぶ場がありました。これが最もCoDの土台に近いんじゃないかなと考えられます。
ただ、「デザイン」の重要性は明示はされず、名称止まりである印象は否めませんでした。
対して、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス・1990年〜)や、東京科学大学(旧・東京工業大学)の環境・社会理工学院(2016年〜)などは、明示的に「デザイン」という言葉、あるいは解釈を狭義・広義に用いて、実践的研究や実験的創作を行っています。
ここでいう「デザインの明示」とは、学部や組織単位での話です。
学生さんや研究室単位では、デザインを多様に解釈した活動を展開している場は、東京大学にも当然あります。
また、昨年度においては、立命館大学がデザイン・アート学部新設に伴い、多様な総合型選抜入試も展開し、2026年4月からその第一幕が上がりました。(オルタナティブアカデミーでも、合格者を輩出できました。)
さらにその前には、武蔵野美術大学が造形構想学部クリエイティブイノベーション学科(2019年〜)を設立。
アメリカやヨーロッパに遅れながらも、日本で「デザイン」の価値が一般的にも高まりつつあることを、令和になって各大学の動きから感じ取れます。
業界のプレイヤーとしても教育者としても、ポジティブに捉えています。
少しだけ個人の経験の話をします。
広義的な「デザイン」の認知や意味の浸透が進まなかったころの話です。
私がデザイナーとして駆け出して三年が過ぎた頃、とあるクライアントとの会議中に「デザイナーなんだから、これくらいのデザイン、ちゃちゃっとやってよ」と言われたことがありました。
これまで、懇切丁寧に「デザインの意味や目的」を狭義・広義の両方で伝えてきたつもりでしたが、その場で呆れ果てました。きっと精神的に疲弊していたのでしょう。「デザイン」に対する解釈の違いなど、どうにもできない課題が蓄積し、溢れ出し、感情の行き場を失いかけた記憶があります。
このとき、「デザインの狭義的価値のためには、広義的意味を伝える必要がある。それには日本のトップ層もしくは未来の候補者たちに、そのマインドを持ってもらわなければいけない」と私は感じていました。
その衝動も含め、2015年から教育産業へと進出し、AO推薦入試塾、美術予備校、個別指導塾、デザイン専門学校、大学、社会人セミナーなどに意欲的に登壇してきました。
…といった経緯があり、このCoD新設は喜ばしいニュースでありながら、少々遅すぎたのではないかと(個人的な気持ちの表明です)、若干呆れていたような記憶がございます。
また、国立・旧帝大の一つ、東京大学が「College of Design」と明示したことで、デザイン経営やデザイン思考といった「もはやレガシー」な言葉が、再流行する気配を良くも悪くも感じています。
だとしても、この件で多くの塾や予備校、教育事業関係者や中学・高等学校の皆様が「デザイン」に興味を持ち、その価値を正しく評価できる時代が来ることを期待しています。
ただし、結局、表面的な研修や教育で「学んだ感」を得ただけで終わってしまう往年の企業研修の二の舞になってしまう可能性も当然あります。
それくらい、東大が「デザイン」を強調する意味や責任があるはずなのです。東大が、どんな「デザイン教育」を展開するのか、5年ほどは注目して観察してみましょう。2030年代半ば以降には、何か結果が出てくると面白いですね。
そもそも「デザイン思考」とは何なのか、少し整理しておきます
「デザイン思考」という言葉自体は、もう聞き飽きたという方も多いかもしれません。前項で少し触れたように、「レガシー」だからです。
せっかくなので、少し丁寧に振り返っておきたいと思います。
デザインの思考、デザイナーの思考法、などの言葉や方法論は、戦後、1960年代には建築や都市、工業製品の領域などでは頻繁に語られ、研究をされてきました。1980年代には「Design Thinking」の言葉は広まり、ある程度の体系化はされます。
「デザイン思考」が世界的に広まる大きなきっかけを作ったのは、1991年に4つのデザインファームが統合して生まれたIDEOです。(ただし、その名を最初に使い始めたのがIDEOではありません。)
デザイナーの発想プロセスから生まれた、人間中心アプローチの手法(類似の例:HCD/Human Centered Design)をビジネスやイノベーション創出に応用することで企業の課題解決*に繋げることを謳い、世界中に広まったとされます。
*デザイナーは商業の世界での創造力発揮が求められましたが、社会課題解決にもつながることも、広義のデザイン(例:ソーシャルデザインなど)と呼ぶようになっていきました。
共同創業者の一人でスタンフォード大学教授でもあったデイビッド・ケリー氏が、2005年に同大学内へ「d.school(Hasso Plattner Institute of Design at Stanford)」を設立し、デザイン思考を体系立てて教育する場を作りました。
その後、2001年にIDEOのCEOに就いたティム・ブラウン氏が2008年にハーバード・ビジネス・レビューで発表したことをきっかけに、ビジネスの世界にも一気に広がっていきます。
日本でも、2018年に経済産業省と特許庁が「デザイン経営」宣言を発表し(遅すぎる)、デザインを製品の見た目の話ではなく、ブランド構築とイノベーション創出のための経営資源として位置づけました。
その結果、ここ数年で「デザイン」という言葉自体は、良くも悪くもかなり広く、そして雑に使われるようになったと感じています。
何でもかんでも「〇〇〇〇デザイン」と呼んだり、「〇〇〇〇デザイナー」という肩書きが急増しました。コロナ禍のリモートワークや副業解禁の流れが後押しの一因でもあります。
私自身はここに、「デザイン」の解釈の二極化があると思っています。
デザインという言葉が軽く消費されてしまう側面がある一方で、本来デザイン思考が扱っていた「人を中心に置いて課題を発見し、反復しながら解決策を作る」などの考え方自体は、もはや一部のデザイナーだけのものではないのです。
ビジネスパーソンにも、現代のアーティストにも、イノベーションを起こすべく学ぶ学生にも、研究者にも共通して必要な、基礎的な教養に近い位置づけになったとも言えると思うからです。
象徴的な出来事として、デザイン思考を体系化し世界に広めた当のIDEOが、2023年に2度の人員削減を行い、東京オフィスを閉鎖しています。これをもって「デザイン思考はもう終わった(敗北なのか、完了なのか…)」と語る方もいますが、私はそうは思っていません。
デザイン思考は、時代の「レガシー」になったのだと思います。
ただし、レガシーという言葉を、過去のものとして片付けるという意味では使っていません。地層のようなものだと捉えています。
地層は、それ自体が動くことはありませんが、その上に新しい層、さらに未来の層を重ねていくための土台として、なくてはならないものです。
デザイン思考も同じで、これから先の新しい層を積み重ねていく上で、土台としては当然必要であり続けると思います。ただ、地層そのものは、その上に次に何を、どう積むかまでは教えてくれません。具体的な実践や方法論としてのわかりやすさは、また別の話です。
「DJ思考」を提唱・実践するオルタナティブアカデミー
私が11年間の総合型選抜での大学受験指導や探究活動支援、企業研修などで中心に置いている思考法は、もちろんデザイン思考でもあるし、ロジカルシンキングでもあるし、クリティカルシンキングでもあるし、様々な呼び方や分類が勝手にされることがあります。私自身はこれらの中であれば、呼び方にこだわりはなく、好きに呼ばれるがまま、研修に登壇・教材を開発していました。
ところが、2018年ごろから、デザイン思考やロジカルシンキングの中でも、いくつか特定の方法論に着目した方が合理的に育成できることに気づきました。その着眼した部分は、ある職業のスキルや思考法そのものです。私自身も、その職能を実践的に習得したことで、明確に呼べるものが定まりました。
それが、「DJ思考」です。
異なる分野やジャンルの知を選び、繋ぎ、その場に合わせて再構成するという考え方は、総合型選抜や探究学習、研究の基本を高校生に指導する際、驚くほど方向性が重なっていたのです。
きれいにまとまった志望理由書や、模範解答的な小論文は、おそらく東大CoDやSFCのAO入試などでは、評価軸の中心にはなりません。
求められているのは、自分の探究や実践を「なんらかの形」に創造し、自らの手で破壊も繰り返し、再構築できるかという思考のプロセスそのものだと思います。その結果、社会に実装する、還元する、貢献する、解決策を提示・実施するといった動詞に変わるのです。
DJで言えば、目の前のお客さんの空間体験や、ストリーミングでのリスナーの聴覚的な満足度を高めるといった、シンプルなアウトプットですが、プロセスは同じです。
Alternative Academyが指導している「DJ思考」は、まさにデザイン思考の土台の上に積む、次の層のための具体的な技術(=スキル、≠テクニック)だと考えています。
異なる分野の知識や先行研究、多様なジャンルをただ融合させるのではなく、セットリストのように構造を決め、研究方法を選び、状況に応じて組み替え、論点や主張を繋ぎ、発表や寄稿など目的に合わせて再構成する。
DJが選曲し、繋ぎ、その場のフロアに合わせて再構成するように、思考そのものを扱う技術を丁寧に解説(input)し、大量の言語化・視覚化(output)をトレーニングすることと同じです。
デザイン思考が土台としての教養だとすれば、DJ思考はその地層の上でどう実践するかという、より具体的な方法論だと位置づけています。
これは、編集力が重視される生成AI前提の時代を見据えたスキルでもあります。
東大CoDは、大学院までを見据えたカリキュラムであること、インターンシップなどで実践的Outputをすることなどの特徴があります。これらはまさに、デザイン思考の上に重なる「最先端の創造活動」とでも言えるはずです。
そう考えると、ますます高校生や受験生の時点で、入学前の段階での「デザインの解釈の仕方」が評価の中心になるのではないかと考えています。
少し余計な話かもしれませんが、正直な推察
これは宣伝というより、専門家としての率直な意見として読んでいただきたいのですが、英検や典型的な志望理由書やエッセイの対策だけをして東大CoDに合格できたとしても、そこで扱う「デザイン」の本質を理解していなければ、入学後にミスマッチを引き起こしたり、かなり苦労する方もいるんじゃないかと推察しています。
慶應SFCでも同様の例は多々ありますが、SFCの場合は「デザインの考え方を拒否」することもできる学び方が可能です。果たして、東大CoDは「広義の意味でデザインに関わらない」ことも、許容できるのでしょうか。
CoDが求めているのは、その場だけ通用する志望理由書のテクニックではなく、入学後も一貫して使える「デザインで知を繋ぎ、融合する」という思考の基礎体力です。ここが伴っていないまま入学してしまうと、授業についていくこと自体が難しくなる可能性があります。
とはいえ、これは高校生の皆さんの責任ではまったくないと思っています。デザイン思考がここまで基礎的な教養になったのは、ここ数年の話です。高校までの教育の中で、その本質に触れる機会があった方の方が、まだ少数派だと思います。だからこそ、知らないこと自体は当然で、問題はそこではありません。
問題があるとすれば、総合型選抜を専門にする塾の多くが、デザイン思考やビジネスデザインを専門に指導できる講師を置いていないことだと思います。これは大手・中小に関わらず、業界全体としてそうだと感じています。だからこそ、合格そのものよりも、その先まで見据えて本質的な部分から準備してほしいというのが、この記事で一番伝えたいことです。
私自身のキャリアを振り返ると、「デザイン教育」を実践していた
私、河合雄介は、Alternative Academy®︎を運営する仕事が今はメインですが、17年近く企業のブランドや事業デザインに実務家・コンサルタントとして関わってきました。今も現役でクライアントワークは行っており、多様な業種・学校のブランドデザインとグランドデザインに「口も手も出す」ような仕事とも言えます。
総合型選抜の指導を本格的に始めたのは2015年からですが、その前から一貫して「デザインとは何か」に向き合い、「デザイン」を仕事として扱ってきた人間です。だからこそ言えることがあります。
東大CoDの教授陣は、学問と実務の最前線を知っている方々が選任される想定です。受験対策として量産された「社会貢献への熱意」のような文章は、おそらくすぐに見透かされてしまうはずです。アカデミックマインドも持ち合わせたデザイナーほど、面倒臭い、理屈っぽい、視点が鋭い専門家はいないと考えているからです。
私が指導で意識しているのは、受験テクニックとしての文章術ではなく、「その人が実際に社会に対してどういう提案ができるか」という、実務に近いリアリティです。これは学生講師の方には難しい部分だと思いますし、逆に私が学生の頃には持ち得なかった視点でもあります。
「ポートフォリオ・デザイン」という、英語表現以外の壁
東大CoDのrouteA,B選抜(仮)では、エッセイ(=志望理由や研究計画の文章書類)だけでなく、自身のプロジェクトや探究活動を視覚的に伝えるポートフォリオが求められる可能性があります。
公式サイトでは、次のように書類の仮の提示がされていますが、エッセイと英語資格、共通テストなどの学力だけでの審査は考えにくいものです。
高等学校の調査書(または成績証明書)・評価書・エッセイ等の提出を求めます。(本人作成書類は英語、その他の提出書類は日本語可)
Applicants are required to submit a study report (調査書 *designated format) or school transcripts issued by their high school, evaluation letter(s), and essay(s), etc. (All documents prepared by applicants must be in English, other documents can be in English or Japanese.)
英語の文章指導は多くの塾でできますが、抽象的な思考を資料として可視化する指導は、専門性がかなり分かれる領域だと思います。特に、日本人が英訳する際の語彙選びは、それこそ「デザイン的センス」が顕れる部分です。
私はもともと空間デザインの出身で、日本空間デザイン賞のBEST 50 of the Yearや優秀作品ノミネートに選出された経験があります。
視覚的な情報(非言語情報)や抽象的な考えを、伝わる形や言葉に変換する仕事を長く経験してきました。この強みは、Alternative Academy®︎以外の塾や予備校では特徴として語られておらず、むしろ語ることを避けているようなニュアンスも感じます。
ポートフォリオは、デザインやアート系学生にとっては馴染みのある「作品集」とも言えますが、探究活動をする現代の高校生にとっては「試行錯誤と思考プロセスの記録証明」のような位置付けになります。
慶應SFC AO入試では、主に任意提出資料に該当する書類です。
「デザインの本質」を体現するのに最重要な書類が必須になる可能性もありえますので、この夏は特に力を入れて記録や証拠を準備し、見せ方の工夫(再編集)をすることが大切です。
東大CoDに限らず、慶應SFCや早稲田など難関大学の出願書類の具体的な設計については、Alternative Academy®︎のブログ(tips/hint)や独自の映像講座AlternaTV™︎なども継続的に解説しています。
慶應SFCの自由記述やSFCのAO入試を7つの視点から整理した解説記事は、東大CoDのポートフォリオ設計を考える上でも、参考にしていただける記事を多く公開しています。
参考記事
講座の質を体感していただきやすい記事も、Alternative Academy®︎では多数配信しています。
▼ 自由記述の設計・デザインのコツをわかりやすく解説【保存版】
▼ 慶應SFC AO入試の全体構造を理解する【7つの視点・図解付き|前・後編】
▼ 講座の内容理解に役立つ解説動画プレイリスト(S-class|慶應SFC特化クラスのサンプル講義)
▼ 面接の準備は、書類作成の段階から始まっている。総合型選抜・面接の本質【解説・保存版】
▼『慶應SFCのAO入試「たった3週間で合格できる子」と「スポーツで全国レベルなのに不合格になる子」の決定的な違い』
▼『「ダンスが生活の中心の女子高生」が慶應SFCの総合型選抜で合格したワケ 3人に共通した“探究力”とは』
併願戦略の視点でも、少し補足します
東大CoDを第一志望に設定する受験生にとって、研究テーマの親和性が高い進路として、慶應SFCのデザイン系(環境、情報、空間、デジタル、ソーシャルデザインなど)や、青山学院大学地球社会共生学部や、先述の立命館大学デザイン・アート学部などがあります。
東大の通常1,2年次はリベラルアーツ的な学びができますが、CoDも同じ解釈とは言い切れません。ICUなどを併願する場合は慎重にご検討ください。
また、東京科学大学 環境・社会理工学院は、私がまだ別の予備校で講師をしていた頃から積み重ねてきた実績があります。それぞれの詳しい数字や背景は、Blogでも具体的にまとめています。
東大CoD受験生とオルタナティブアカデミーの相性は良い。が、合わない人もいる。
東大カレッジオブデザインや慶應SFC受験生に限らずお伝えしていることが一つ。
Alternative Academyは、全大学・全学部・全学科の受験生をサポートすることが可能ですが、全ての受験生に合うとは思っていません。
英語面接や外部試験(TOEFLなど)に特化した対策がメインで必要な方は、専門の英語学習単科塾と組み合わせる方が効率的です。
すでに「社会課題×デザイン」という軸が明確で、それをさらに尖らせたい方には向いています。軸探しそのものを高校1,2年次からじっくりと時間をかけたい方にも向いています。逆転合格できればなんでもいい、とお考えの方は、他塾の方が合う場合もあるでしょう。
高品質の教材とトレーニングを少人数制で提供している塾です。オンラインで世界各都市、出張でどこへでも対面サポートに伺います。当然、入塾者数には限度があるため、合格実績の「量」は相対的に少なめです。「大量の合格者数」を重視される方には、期待値としては物足りないかもしれません。
対策塾を選ぶときに、大事なこと
東大CoDは、初年度入試という誰も正解を知らない試験です。
過去の他学部のデータをいくら積み上げて、いいとこ取り(最大公約数のツギハギ)をしたエッセイを出しても、この新学部が求めるクリエイティビティやイノベーションマインドには100%は直結しないでしょう。
一方で、東大CoDが現時点のWebサイト内で最初に掲げている「異なる学術知を繋ぎ、融合する力」は、私が11年以上にわたって指導の現場で提唱し続けてきたDJ思考そのものです。
異なる分野の知や経験を、自分なりの視点で選び、繋ぎ、場に合わせて再構成する。この思考のプロセスを一貫して扱ってきたことは、この前例のない入試に向き合う上で、私が持てる数少ない強みの一つです。
もし「社会課題(Social Issue)×デザイン(Design)」というビジョンへ興味があったり、少しでも可能性を感じる方は、ぜひオルタナティブアカデミーの他のブログや、私が掲載されているAERA with Kids plusなどの媒体記事もご覧になってください。
デザイナーやDJの思考法を少しでも取り入れ、皆さんのコアとなるエッセイやポートフォリオの作成に役立ててください。
「これまでとこれから」を一貫する書類、自身/自信の表れるポートフォリオの、言語化・図解化・視覚化のヒントにしていただけると自負しております。
なお、Alternative Academyが大手塾や学生主体の格安塾とどう違うのか、実績や運営体制まで含めた具体的な比較は、blogでもより詳しく整理しています。ご興味があれば、▼こちらも合わせて読んでいただけたら嬉しいです。
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Alternative Academy®︎代表 河合雄介
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