起業する?
スポーツジムのプールエリア。
入って直ぐにジャグジーに知人がいる事を発見。泳がず、歩かず、ジャグジーに直行して楽しいお喋り会が始まった。
我が家の猪事情を話し、鹿はやっぱり馬鹿の話をした。
アゲハ蝶は梔子の葉に卵を産み、孵化したイモシム君は指ぐらいの太さになるまで梔子の葉を食べ尽くすのだが、自分のご飯とわかっているからなのか、枝の先端の新芽は食べない。
「あんたは、ちょっと賢いんだね。」
と声をかける。
ところが、鹿は大馬鹿だ。
みかんの葉を食べに来るのだが、美味しい新芽も残さず食べてしまうから、その木はどんどん枯れていく。
弥生人はちゃんと種もみは、いくらひもじくても食べなかった。人間の知能があるから一年先の事が予想できるのだ。
そう考えると芋虫だってなかなか賢い。
馬鹿なのは鹿なのだ。
リスだって餌が無くなる来季のために、ドングリを埋めるではないか…。埋めた場所を忘れはするが未来を考えられる本能をもっている。
鹿は馬鹿だ。
全部食べ尽くす。
そんな話をしていたら、猪は豚の先祖なのではないかという話になった。
だから、ちょっとは賢いので、豚のように家畜として飼育し、猪に畑を耕させればいいのではないか。
「ウリ坊から育てていれば、多少の言うことも聞くようになるのではないか。」
「それはいい考えだ。」
「ガソリンが高騰する。備蓄を放出する。
外国に燃料を頼るのではなく、昔のように馬や
牛に農耕を手伝わせていたように、
イノシシを使おう!」
「今日は、尾上さんのところに三頭です。
深さは30cmで、100平方メートルです。」
「了解!
イノちゃんとニノちゃんとサノちゃん行きます。」
「帰ったら、里芋用意しておくよ。」
「はい!稼いできます。」
なんていいね。
お金があれば起業したいね。
68歳。72歳。81歳のお婆さんが起業したい話を始めた。
大笑いしながら、大真面目に!
「まず、宝くじ当てなくちゃ。お金がないよ。」
「それなら、クラウドファンディングで資金集めようかね。」
「noteに書いたら、全国には一人ぐらい賛成してくれる人もいるかも…。」
「完全なエコ!
自然保護できて、耕作地保護もできる。」
「やっぱりイノシシをウリ坊から育てて
耕させればいいのよ。」
「最終的にはジビエ料理で食べる?」
「そりゃ可哀想でしょ!」
大笑いしながら、この年代の三人が考えても実現には至らないことは分かっている。
「でもさ、我々が死んで、天国でジャグジーに入りながら下界を見たら、『イノシシ貸します!』会社が有ったりしてね。」
大笑いになった。
死ぬまでが今の未来ではない。
死んでからも、地球は周り、世の中は変化する。そんな事を語れる婆さん三人は素晴らしいと思った。
そして、この年だから考えられる「〇〇の起業」の話をいろいろな人に聞いたら面白いだろうとも思った。
直近の悩みは、我が家の畑を荒らすイノシシをなんとか撃退したい事である。
このnoteを公開する前に庭に出たら、馬鹿な鹿が大事にしていた「都忘れ」と「カサブランカ」の新芽をみんな食べてしまった。
起業どころではない。
鬼形相で激怒している真愛である。
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ありがとうございます。
愛しい亡き夫厚洋さんに育てられた妻「真愛」として、読み手が安らぐものが書ける様頑張ります