健康寿命=寿命
何かここ数年、人生100年時代に突入しますとか言ってるのをよく耳に目にするようになってきたんだけど、俺にとっては全く実感が湧かないし、他の世間一般の人はどう感じてるんだろうってすごく思うのね。
本当に、自分の老後、100年以上生きたらどうしようなんて思う事が出来る人ってどのぐらいいるのかなって、全然ピンと来ないんですよ。
これから100歳以上まで生きられる人って、生きる為に必要な資金・資産を持ってる(十分稼げる)人に限られるよね。
それって、今の70~80歳の高齢者が100まで生きるよりはるかにハードル高いと思うんだよな。資産が無い人間は当然長生き出来ないし、その次が健康だと思うんですけどね。
世の中には「健康寿命」っていう指標があって、寝たきりとか動くのに不自由な状態にならず、QOLを保った状態の人生の上限で、寝たきりになってからの「実際の寿命」と健康寿命の差が、女性では10年以上開いてると言われている(男はもっと短い)。
ただこれって、家族が世話してくれる、もしくは施設に入るカネがある人しか無理な事でして。ある程度国から手当が出るかもしれないけど、満額じゃないはずだし。結局は家族や親族が居ない、預貯金が無いとなると寝たきりになることすら出来ないんだよね。
はっきり言って俺みたいな孤独な独身だと「健康寿命=寿命」の等式が成り立つんですよ。寝たきりの状態になるまで生きることは出来ない。一度でも大病に罹ったら人生終わり。というか家で倒れて救急車を呼べなかったらアウトなんだよね。
会社の人が不審に思ってくれたらまだマシで、「あいつまたサボってんのか」みたいに思われたら気付かれない訳です。事故物件の誕生。今後めちゃくちゃ増えるだろうね。
あと、ストレスの少ない生活をして、栄養バランスの取れた食事を続けて、適度に運動をして、尚且つ定期的に健診などやって初めて健康が保てる訳でしょ。
ここに挙げた全てが不十分な人って山ほどいると思いますよ。アホみたいにストレスだらけの生活送ってて、しかも栄養に気を遣う余裕すらない人の方が実際は多いんじゃないかな、おそらく。
俺思うに、俺らより上の世代の方が遥かに頑丈なんだよな。というか、頑丈な人しか生き残れてないから今残ってる上の世代の人たちは異常に頑丈。胃袋も強い。
アレルギーとかであれ食えないこれ食えないなんて、今の若い世代はそれでも何とか生きてるけど、昔はそんなもやしみたいなひ弱な人間は生き残れなかったんだよね、単純な話として。
今は自然淘汰が起こらず、普通なら成人する前にナくなるような人たちも無理やり生かしてる世の中。今のままの社会が続けば辛うじて生きてけるんだろうけど、社会情勢が不安定になって物資の供給が不安定になれば、そこを生かしておく余裕は無くなってくるよね、厳しい話だが。非人道的と言われようと、それこそ戦時下になればモラルなんて無くなる。
俺の肌感覚だと、人生100年なんて言っても今の年寄りがプラス10年や20年で100歳ぐらいになる人は今後増えるだろうけど、今の60代や70代、ましてやもっと下の世代が30年も40年も長く生きられるような社会になるとは到底思えないんだ。絵空事だと思う。むしろこの先若ジにが異常に増えてく気がするなあ。ちゃんと健診を受けられてない層も結構多いだろうし(俺もその一人)。
怖い予想になるけど、この先10年かそこいらで、年寄りは寿命でだけど、若い世代も信じられないぐらいバタバタ42出すようになるんじゃないかなって心配してる。その頃になってようやく気付くんだぜ、「人生100年時代って言ってたけど、アレってブルジョアだけの事だったんだな」って。
