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皹る

冬。空気が冷たくなり、乾燥し、非常に過ごしやすい季節。徐々に色を失っていく景色を見て、心穏やかになる季節でもある。

近年日本から四季が無くなったと言われて久しいが、冬があるならまだ耐えられる気がする。そんな俺にとっては救いの季節。ただ二つだけ、俺が苦手なものがある。それはアカギレと静電気

 

俺は普段から気を抜きっぱなし、油断しっぱなしの人間なので、突然起こる事に対応出来ない。

特に今年のような、夏から早々に秋をすっ飛ばして冬に移行するムーブを見せられると、ついこの二つの厄災の存在自体を忘れてしまうのだ。

 

静電気は、防ぎようがないので半ば諦めている。しかし、アカギレは事前に到来を予測し、ある程度の対策をしておけば防げない事もない現象だ。

そんな事分かってる。分かってるんだけど、一年経つと忘れちゃうんですよ。記憶力が腐ってるから。

 

今年も突然、やってきた。母指の爪先外側に感じる、脈打つような痛み。目をやると、薄らと血が滲む小さなひび割れ。とても歓迎出来ない再会だ。

まあ、体質もあるんだろうけど、基本俺の肌は乾燥してて角質化しやすいらしい。防ぐためには、日々(特に指先の)保湿を怠らない必要がある。

 

夏場はずっと汗をかいてて、体幹同様手先指先も湿っております。だから当然アカギレなんて出ません。そして、秋を介してゆっくり冬になり乾燥するのなら、まだ準備のしようもあるでしょう。途中で気付くから。

だが夏から間を開けず冬になると、気付いた時には既にアカギレている。マジで防げない。なのでここ数年は毎年、手先の保湿ケアを始める前にアカギレが出てしまうような状況が続いている。

 

あと、そもそも普通に生活してたら手先にハンドクリーム塗ってていいタイミングなんか無いでしょ。皆さんどうですか? 昼間はあらゆるものを触らないといけないけど、書類や画面に油シミが着いたら困るからね。

 

クリームを塗って保湿出来るタイミングは大抵寝る直前しかないんだけど、まあ忘れるんだ。ホントに寝る直前、布団に入る1分前ぐらいまでスマホ見てるから、ベタベタな手でスマホ触れないし。

そしていざ寝るかと思った時には、およそ気絶寸前の状態だから意識朦朧としてて、ハンドクリームの存在を忘れてしまうという流れ。

 

という訳で、自らの怠慢により毎年のようにアカギレを発症。しかも基本その冬が終わるまでまず完治しません。

特に母指の爪先に出来るものは、リカバリーのタイミングがないので一度なるとずっと切痕が塞がらないままになってしまう。まあ、しょうがないね。生活のあらゆる場面で、母指に圧力が加わらない状況なんてまずないから。

まあ、今年の冬も騙し騙し付き合っていくしかないな。