思いつかない【アマノ文筆クラブ】ショートショート
お題は、思いつかない。
ちょっと考えた。
今ひとつ浮かばないから、
とりあえず会話から書き出していこうと思った。
「そういえば、あれってどうなったの?」
「あっ、あれ?うまいこといったよ!」
「よかったじゃん」
「うん、ありがとう。お陰ですっごい美味しい思いしちゃった!」
「えー、美味しい思い、やったじゃん!最高だね!」
「うん、最高だった!でもさ、ちょっとかたい部分とかもあったりして」
「あー、あるよね、あるある」
「それは、一瞬どうしようって思ったけど」
「そういう時は一気にいっちゃった方がいいんだって」
「やっぱりそうなの?」
「そうそう!私なんか、えいっていっちゃうよ!そうすると意外と、案ずるより産むが易し。みたいな」
「そういうものなのかな?」
「そういうものだよ。深く考えることないって」
「えー、深く考えちゃうよ。だって大事じゃない?」
「大事?そうかな?そこまでならんでしょ。いくらなんでも」
「えっ、そんなに淡白だったっけ?」
「私?ううん、濃い方が好きだよ」
「やだ、濃い方なんて。私はほどほどでいいよ」
「何言ってるの、あんなに好きだっていってたのに?なに照れてるの?笑えるー!」
「私だって笑えるよー!濃いのが好きなんて!」
二人同時に「あははは」
会話を書き終えた。
読み返した。
……
最初は料理の話を書いていた。
料理って、難しい。
結局、お題だけは最後まで思いつかないままだった。
こちらのお題に初めて参加させていただきました。
ありがとうございます。
