ワンコインで変わった視界
“制作料:500円”
視界がガラッと変わる音が聞こえた。
これは「40歳から仕事の見え方が変わった瞬間」を綴った文章です。
こちらの企画に「書いてみたい!」と思ったので
チャレンジ。
はじめてのお金というテーマについて
書いてみようと思う。
お金とわたし
私の実家はいわゆる両親バリキャリで
毎年海外旅行に行き、欲しいもの・欲しくないものもたくさん買ってもらえた環境だった。
与えられることが当たり前になっていた。
だから、「稼ぐ」ということについての節目は
人生約40年間で何度か迎えてはきたけれど、実はそこまで記憶に残っていない。
10代での初めてのバイト
社会人の初任給
お金を貯めて両親へプレゼントしたり、自分へのご褒美に使ったりと、稼いだお金で何かを為しても、そこに大きな喜びもなく。
黙っていても与えてもらえるもの、そんな感覚だったのかもしれない。
変わった視界
そんな私が初めて稼いだと実感したのが
今年、開業してから得たお金だった。
InstagramやXで情報収集はばっちり。
兼業Webライターとして開業して、クラウドワークス、ランサーズに登録。
………
え?
どうやって進めていくの?
パニックである。
"その会社の社員"であることに甘えていたことを痛感した。
わからなければ同じ部署の人に聞けば良い。困ったこと、理不尽だと思ったことは上司に言えば良い。
なにより、究極自分がその場にいるだけで収入が発生するのだ。
これはすごいことだったと。
自営業を始めて、はじめて気づいたのだ。
座っているだけで仕事をもらえることはない。
「こんな感じで大丈夫ですかね?」と提出前に聞ける同僚もいない。
会社ではキーマンをおさえて、確認して根回ししたりして進めれば良かった。
自分で判断するために自分で背中を押さないといけないことの、なんと多いこと!
案件もらえないことよりもそれがストレスだったかもしれない。
手探り状態で初仕事にチャレンジして、いただいたはじめての報酬。
求人1案件 500円
なんともいえない充実感と、自分でやれたという自己肯定感。
目の前にある選択肢が一気に広がった気がした。
失敗してもいいからやってみるってこういうことだったんだ。いつだって小さくて大きな変化を起こせるのだ。
たかがワンコイン、されど得たものは大きな力。
それが私の"はじめてのお金"である。
