神社の鏡は、何を映しているのか
神社の本殿には
鏡が祀られていることがあります。
でも
その鏡は
私たちの姿を見るための鏡ではありません。
不思議ですよね。
神様の姿が描かれているわけでもなく
特別な言葉が刻まれているわけでもない。
ただ
一枚の鏡が静かに置かれています。
鏡は昔から
神聖なものとして大切にされてきました。
日本には
三種の神器の一つとして鏡が伝えられているほどです。
では
その鏡は何を映しているのでしょうか。
その答えは
一つではありません。
神様を象徴するものと考えられてきた神社もあれば、
人が自分自身を見つめる象徴として語られることもあります。
だから私は
神社の鏡を見るたびに思います。
鏡は
答えを映すものではなく
問いを映すものなのかもしれない、と。
今の自分は
どんな顔をしているだろう。
どんな気持ちで
ここに立っているだろう。
神社は
何かを与えてくれる場所というより
自分と静かに向き合う時間をくれる場所。
その時間は
目には残りません。
