忙しいのに進まない人へ。1日1440分を取り戻す“本当に大事なこと”に集中する時間術「1440分の使い方 成功者たちの時間管理15の秘訣」を小学生でも分かるように説明します
1440分の使い方 成功者たちの時間管理15の秘訣
著者 ケビン・クルーズ・木村 千里
はじめに
このnote記事は、無料部分の「小学生でもわかる解説」だけでも十分にご理解いただけます。
有料エリアには「音声考察(日本語版・英語版)」と本のエッセンスをより深く理解するための「大人向けの解説」を用意しております。
なお、この記事は無料・有料・音声考察のすべてにおいて、原著の引用は一切使用しておりません。すべて、私自身の言葉のみで構成したものです。

この本は、たくさんの億万長者や起業家、オリンピック選手、そして成績がオールAの優秀な学生たちに直接インタビューをして、「どうやって時間を使っているのか」という秘密を調べたものです。
著者のケビン・クルーズさんは、若い頃に仕事ばかりしていて、寝る時間もありませんでした。
ある日、仕事のことばかり考えていて、時速130キロというものすごいスピードで走ってしまい、なんと警察のパトカーを追い抜いてしまったのです。
またある時は、ガソリンスタンドでガソリンを入れたあと、ホースを抜くのを忘れて車を発進させてしまい、大爆発を起こしかけたこともありました。
忙しすぎて、頭がまともに働いていなかったのです。
この大失敗から、彼は「正しい時間の使い方」を学ぼうと決心しました。
そして、世界中の大成功している人たちを調べてわかった今日からすぐに使えるとっておきの秘密を解明したのです。
この記事を最後まで読めば、あなたの毎日が魔法のように変わり、勉強も遊びも全力で楽しめるようになります。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
1日は「1440分」という魔法の数字。
まず最初に、あなたに質問です。
もし毎朝、誰かから「1440円」のおこづかいをもらって、「今日の夜までに全部使い切りなさい。
残しても明日に持ち越すことはできませんよ」と言われたら、どうしますか。
きっと、1円もムダにしないように、何を買おうか一生懸命考えて、大切に使い切るはずです。
実は、この「1440」という数字は、1日の分数のことなのです。
1日は24時間。
24時間に60分をかけると、1440分になります。
つまり私たちは毎朝、神様から「1440分」という時間のおこづかいをもらっているのと同じなのです。
お金なら、もし落としてしまっても、またお小遣いをもらったり、将来働いて稼いだりして取り戻すことができます。
友達とケンカしてしまっても、あやまって仲直りできるかもしれません。
健康だって、病気になっても薬を飲んでゆっくり休めば治ることが多いです。
でも、時間だけは絶対に違います。
今、あなたの心臓がドクン、ドクンと動いていますよね。
息を吸って、吐いてみてください。
そのたった今の心臓の音も、たった今の呼吸も、もう二度と過去に戻ってやり直すことはできないのです。
過ぎ去ってしまった時間は、いくらお金を払っても買うことはできません。
大成功している人たちは、この「時間は何よりも大切で、絶対に取り戻せないものだ」ということを心の底からわかっています。
著者のケビンさんは、自分の会社の社長室のドアに「1440」とだけ大きく書いた紙を貼りました。
それを見た社員たちは、「ああ、社長の時間をムダにしてはいけないんだ」と気づき、ダラダラとした無駄な相談がピタッとなくなったそうです。
あなたも、紙に「1440」と書いて、自分の部屋のドアや勉強机に貼ってみてください。
それを見るたびに、「今日も1分もムダにせず、楽しくて意味のあることに使おう」と思い出すことができるはずです。
一番大事なことを決めて、やることリストを捨てよう。
あなたは、やらなければならない宿題やお手伝いがあるとき、「やることリスト」を作ったことはありますか。
実は、大成功している人たちは「やることリスト」を使いません。
なぜなら、やることリストには大きな弱点があるからです。
たとえばリストの中に、「漢字ドリルを1ページやる」という5分で終わる簡単なことと、「夏休みの自由研究を完成させる」という何日もかかる難しいことが混ざっていたとします。
すると人間は、どうしても簡単な「漢字ドリル」のほうから先にやってしまい、本当に大事な「自由研究」を後回しにしてしまうのです。
さらに、リストに終わっていないことがたくさん残っていると、人間はものすごくストレスを感じます。
心理学ではこれを「ツァイガルニク効果」と呼びます。
終わっていないことばかり気になって、夜もぐっすり眠れなくなってしまうのです。
では、やることリストの代わりにどうすればいいのでしょうか。
答えは「スケジュール帳を使う」ことです。
カレンダーや手帳に、「何日の何時から何時まで、これをやる」と予定として書き込んでしまうのです。
これを「タイムブロッキング」と呼びます。
そして、その日やることの中で「一番大事なこと」をひとつだけ決めてください。
本の中ではこれを「MIT(モスト・インポータント・タスク)」と呼んでいます。
オリンピック選手は毎日、「この練習をやれば、金メダルに近づくか」と自分に問いかけてから練習を始めます。
あなたにとってのMITは、次のテストで百点をとるための勉強かもしれませんし、サッカーの試合でシュートを決めるための練習かもしれません。
この一番大事なMITは、朝の頭がスッキリしている時間に予定として入れてしまいましょう。
そして、一度スケジュール帳に書いたら、それは歯医者さんの予約と同じくらい絶対に守らなければならない約束だと考えて、その時間は他のことを一切やらないようにするのです。
「あとでやろう」という先延ばしのクセをやっつける。
「部屋の片付けをしなきゃいけないけれど、面倒くさいから明日やろう」「宿題はあとでやればいいや」と思ってしまうことはありませんか。
これは、あなたが怠け者だからではありません。
人間の脳がそういうふうにできているからです。
これを乗り越えるためには、「未来の自分」と戦わなければなりません。
今のあなたは「よし、明日の朝は早く起きてランニングをしよう」と決意します。
でも、明日の朝になったときの「未来のあなた」は、「まだ眠いから走るのやめようよ。
ぬくぬくしたお布団の中で寝ていようよ」と悪魔のささやきをしてきます。
人間は、未来の素晴らしい目標よりも、今すぐ得られる気持ちよさのほうを選んでしまう生き物なのです。
だから、「今の自分」が賢くなって、未来の自分に罠を仕掛けましょう。
これを「タイムトラベル」と呼びます。
たとえば、朝起きてすぐ走りたいなら、夜のうちに運動着に着替えて寝てしまうのです。
そうすれば、朝起きたときにはもう服を着ているので、走らないという言い訳ができなくなります。
本の中には、ダイエットをしている人がレストランでフライドポテトを出された瞬間、迷う前に大量の塩をかけて、絶対に食べられないようにしてしまうという面白い例も書かれています。
もうひとつ、先延ばしを防ぐ素晴らしいルールがあります。
それは「一度しか触らない」というルールです。
たとえば、学校からプリントをもらって帰ってきたとします。
それを机の上にポンと置いて、あとでまた手にとって「あ、これお母さんに見せなきゃ」と思ってまた机に置く。
これは時間の無駄です。
プリントをもらったら、その場でランドセルのお母さんに見せる用ポケットに入れるか、帰ってすぐにお母さんに手渡す。
このように、ひとつのものには一度しか触らないようにするのです。
とくに「5分以内で終わる小さなこと」は、あと回しにせず、その場ですぐにやってしまうのが一番のコツです。
手書きのノートを持ち歩いて、頭の中を空っぽにしよう。
大金持ちの起業家や歴史上の偉人たちには、ある共通点があります。
それは、みんなどこへ行くにも「小さなノート」を持ち歩いているということです。
ヴァージングループという巨大な会社を作ったリチャード・ブランソンという人は、「私が旅行に持っていくもので一番大事なのは、ズボンの後ろポケットに入れた小さなノートだ」と言っています。
なぜノートが必要なのでしょうか。
人間は、何かいいアイデアを思いついても、すぐに忘れてしまいます。
また、「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と頭の中でずっと覚えていると、脳のエネルギーをたくさん使ってしまって、本当に集中したいときに頭が働かなくなってしまいます。
だから、思いついたことはなんでもノートに書き出すのです。
やること、欲しいもの、友達と約束したこと、面白かった話。
なんでもノートに書いておけば、頭の中はいつもスッキリと空っぽになり、新しいアイデアを考えるための余裕が生まれます。
ノートは、あなたの「頭の外にある第二の脳」なのです。
「それなら、スマートフォンやパソコンでメモを打てばいいんじゃない?」と思うかもしれません。
でも、絶対に「手書き」のほうがいいという研究結果があります。
プリンストン大学というアメリカのとても賢い大学の実験で、パソコンでメモをとる学生と、手書きでノートをとる学生に分けてテストをしました。
すると、手書きの学生のほうが圧倒的に成績が良かったのです。
パソコンを使う人は、聞こえた言葉をただロボットのように指で打ち込んでいるだけです。
でも、手書きでノートをとる人は、先生の言ったことを頭の中で理解して、一番大事なポイントだけを自分の言葉に直して書いています。
だから、頭の中にしっかりと残るのです。
あなたも今日から、自分だけのお気に入りの小さなノートとペンを持ち歩いてみましょう。
きっと、新しい発見がたくさん見つかるはずです。
勇気を出して「ノー」と言うことと、パレートの法則。
友達から「ゲームしようぜ!」と誘われたり、いろんなお願い事をされたりしたとき、断るのは悪いなと思って全部に「イエス(いいよ)」と言ってしまっていませんか。
でも、大成功している人は、ほとんどの誘いに対して「ノー(ごめんなさい、できません)」と言います。
なぜなら、すべての「イエス」は、他の何かに対する「ノー」だからです。
もしあなたが、なんとなく面白くもないテレビ番組を見ることに「イエス」と言ったら、それは外で元気に遊ぶ時間や、大好きな本を読む時間に対する「ノー」になってしまいます。
1日は1440分しかありません。
全部をやることは絶対にできないのです。
だから、本当に大事なことを守るためには、勇気を出して「ノー」と言うことが必要です。
また、「遠くの象に用心しろ」という言葉があります。
遠くにいる象はとても小さく見えますが、目の前まで来ると巨大で恐ろしいですよね。
これと同じで、何ヶ月も先の予定はカレンダーがスカスカなので「いいよ」と簡単に引き受けてしまいがちですが、いざその日が近づいてくると、宿題や他の予定でいっぱいで「どうしてこんな約束をしてしまったんだろう」と後悔することになります。
未来の自分は、今の自分と同じくらい忙しいということを忘れないでください。
そして、時間をうまく使うために絶対に知っておいてほしいのが「パレートの法則(80対20の法則)」です。
これは、結果の80%は、たった20%の行動から生まれているという不思議な法則です。
たとえば、テストの点数の80%は、教科書の中のたった20%のすごく大事な部分を勉強したかどうかにかかっています。
お家の庭をきれいに見せるのも、いろいろなことをしなくても、たった20%の「草むしり」と「芝刈り」をするだけで、80%くらいはきれいに見えるのです。
全部を完璧にやろうとすると、いくら時間があっても足りません。
だから、一番効果のある大事な「20%」を見つけて、そこに時間を集中させるのが、賢い時間の使い方なのです。
エネルギーを満タンにするための「朝の習慣」と「休息」。
時間をうまく使うというと、予定をぎっしり詰め込んで、休まずにずっと働き続けることだと思っていませんか。
実は、それは大きな間違いです。
時間はいくら頑張っても1日24時間以上に増やすことはできません。
でも、「エネルギー」は増やすことができます。
どんなに時間があっても、眠くてフラフラだったら何もできませんよね。
成功している人は、エネルギーを満タンにするために「朝の習慣」をとても大切にしています。
彼らはみんな早起きをして、朝の最初の1時間を自分のためだけに使っています。
これを「不可侵の60分(だれにも邪魔されない60分)」と呼びます。
朝起きてすぐにスマートフォンを見たり、テレビのニュースを見たりしてはいけません。
まずはコップ一杯の水を飲んで、眠っている間に乾いてしまった体の中をうるおします。
そして、少し運動をして汗をかき、脳に酸素を送ります。
そのあと、健康的な朝ごはんを食べ、本を読んだり、今日1日をどんな素晴らしい日にするかを考えたりします。
こうやって朝の1時間を過ごすことで、1日中エネルギーがいっぱいで、機嫌よく、集中して過ごすことができるのです。
そして、勉強や何かの作業をするときは、こまめに休憩をとることが大切です。
人間の脳は、ずっと集中し続けることはできません。
生産性が一番高い人は、実は一番たくさん休憩をとっている人たちだということが研究でわかっています。
たとえば「25分間全力で集中して、5分間休む」というポモドーロ・テクニックという方法があります。
または、90分ごとに少し長めの休憩をとるのも効果的です。
休むときは、座ったままではなく、立ち上がって歩き回ったり、水を飲んだりして、脳と体にエネルギーを補給しましょう。
「休むことも、成功するための大切な仕事の一部」なのです。
自分にしかできないことに集中する「ハーバードの3つの質問」。
最後に、あなたの時間をさらに増やすための魔法の考え方を紹介しましょう。
ある会社に、ボブというプログラマーがいました。
彼はいつも夕方の5時には仕事を終わらせて帰るのに、誰よりも仕事が早くて正確でした。
でも、彼が仕事中にパソコンで何をしているのかこっそり見てみると、なんと1日中インターネットの動画を見たりして遊んでいたのです。
実はボブは、自分のプログラムを書く仕事を、海外の別の会社にお金を払って頼んでいました。
つまり、他人に自分の仕事をやらせていたのです。
これは会社のルール違反だったのでボブはクビになってしまいましたが、著者のケビンさんは「もし私が社長なら、ボブの給料を倍にして出世させるのに!」と彼を大絶賛しています。
なぜなら、「自分じゃなくてもできることは、他の人に任せる」というのが、時間を生み出す最高のテクニックだからです。
ハーバード大学という賢い大学の先生たちは、時間を節約するための3つの魔法の質問を教えてくれています。
それは「断念」「委託」「再設計」です。
これを小学生のあなたに当てはめて考えてみましょう。
1「断念(やめる)」 これは本当にやる意味があるのか、と思い切ってやめてしまうことです。
たとえば、面白くもないのに習慣で見てしまっているテレビ番組や、意味のないゲームのレベル上げなどは、すっぱりとやめてしまいましょう。
2「委託(人に任せる)」 これは自分じゃなきゃダメなのか、誰かにお願いできないかと考えます。
たとえば、自分の部屋の掃除を兄弟に手伝ってもらう代わりに、おやつを半分分けてあげるというような交換条件を出せるかもしれません。
大金持ちのアンソニー・ロビンズという人は、若い頃お金が全然なかったのに、近所の人にお小遣いを払って草刈りを頼みました。
なぜなら、その空いた時間でもっと大事な仕事をして稼ぐためです。
3「再設計(やり方を変える)」 もっと早く終わる工夫はできないかと考えます。
たとえば、漢字ドリルをやる時間を半分にするために、タイマーを使ってゲームのように時間を計って挑戦してみるなどです。
このようにして、ムダなことを減らし、自分にしかできない一番大事なこと(MIT)に集中するのです。
本の中では、これをまとめて「Eー3C方式」と呼んでいます。
・Eはエネルギー(Energy)。
しっかり寝て、食べて、運動して元気を出す。
・1つ目のCは記録(Capture)。
頭で覚えず、ノートにすべて書き出す。
・2つ目のCはスケジュール帳(Calendar)。
やることリストを捨てて、カレンダーに予定を書き込む。
・3つ目のCは集中(Concentrate)。
一度にひとつのことだけを全力でやる。
さあ、これでもうあなたは、成功者たちの時間管理の秘密をすべて知ることができました。
1日は誰にでも平等に「1440分」あります。
今日から、小さなノートを持ち歩き、明日の朝は少しだけ早く起きてみてください。
あなたの1440分が、これまでで一番ワクワクして、素晴らしいものになることを応援しています。

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