電気グルーヴ「Shangri-La」のPVの元ネタは『シャイニング』 ⋯80〜90年代エログロナンセンスなサブカルの話
※いつもの投稿より刺激強めになっています。
書くのに時間がかかった💦
電気グルーヴ「Shangri-La」(1997年)のPVは、スタンリー・キューブリック監督の映画『シャイニング』(The Shining, 1980)のオマージュになっていると私は思う。
けれど公式には「ソープランドをイメージした内容で制作された」という情報は存在するものの、『シャイニング』との直接的な関連は言及されていません。
PVのコメント欄を見ても関連するコメントは見た範囲では見つからず。
そこで、なぜ私がそう思うかまとめてみようと思います。
1|『シャイニング』
『シャイニング』は、スティーヴン・キングによる1977年のホラー小説と、それを原作としたスタンリー・キューブリック監督の1980年の映画の両方で知られています。この作品は、孤立したホテルでの家族の崩壊と超自然的な恐怖を描いており、ホラージャンルの金字塔とされています。

具体的に似ている点は――
ホテル内の不気味な人物や空気感
→ 映画全体の閉塞感・異様な空気を、電気グルーヴらしい脱力系にパロディ化。
ホテルの廊下や、扉を開けた先にある幻覚(幽霊)の構成。
お風呂場も映画のシーンに出てくる。
映像構成の大枠が『シャイニング』の象徴的な場面のパロディ。

📖 小説『シャイニング』(1977年)
スティーヴン・キングの小説『シャイニング』は、作家志望でアルコール依存症から回復中のジャック・トランスが、妻ウェンディと5歳の息子ダニーと共に、コロラド州の人里離れたオーバールック・ホテルの冬季管理人として赴く物語です。ダニーは「シャイニング」と呼ばれる超能力を持ち、ホテルに潜む邪悪な力を感じ取ります。やがてジャックはホテルの影響を受けて精神的に崩壊し、家族に危害を加えようとします。この小説はキング自身のアルコール依存との闘いが反映されており、家族の崩壊と依存症の恐怖をテーマにしています。 ウィキペディア
🎬 映画『シャイニング』(1980年)
スタンリー・キューブリック監督による映画『シャイニング』は、ジャック・ニコルソンがジャック・トランスを演じ、シェリー・デュヴァルがウェンディを演じています。映画は小説とは異なる解釈を取り、幽霊よりも狂気と孤立を強調しています。公開当初は賛否両論ありましたが、現在ではホラー映画の傑作と評価されています。特に「Here's Johnny!」のセリフや双子の少女のシーンなどが有名です。 ウィキペディア
🤝 キングとキューブリックの見解の違い
スティーヴン・キングは、キューブリックの映画版に対して批判的であり、特にジャック・ニコルソンの演技が最初から狂気じみている点や、ウェンディのキャラクターが弱く描かれている点に不満を持っていました。このため、キング自身が脚本を手がけた1997年のテレビミニシリーズ版『シャイニング』が制作されました。 ウィキペディア


🎵曲の元ネタ
楽曲自体の「元ネタ」は、アルゼンチン出身のピアニスト/作曲家ベブ・シルヴェッティ(Bebu Silvetti)の楽曲「Spring Rain」にあることが、多くの音楽情報サイトやWikipediaにて明記されています
もう似てますよね?
けれど更に書いていきます。
電気グルーヴの活動とそこから見える作品作りの指向性について↓
2|『モノノケダンス』
おばけが登場するPVモノノケダンスです。
水木側から主題歌の製作依頼が入り、メンバーのピエール瀧はてっきりまさかオープニングではないと、エンディングの依頼と思い込んだため
アニメ本編の後に残る嫌な余韻を狙って曲作りを進めていたそうです。
制作は天久聖一が担当。
90日の予定を30日でほとんど手探りの作り終えハードな作業だったとのこと。
楽曲「モノノケダンス」は、フジテレビ系の深夜アニメ放送枠『ノイタミナ』で2008年1月11日から3月21日まで放送された水木しげる原作のテレビアニメ『墓場鬼太郎』のオープニング主題歌に使用された。
オープニングでもクールでカッコイイ感じが出ていますね!
「モノノケダンス」は、電気グルーヴの音楽性と水木しげるの世界観が融合した、作品と言えるでしょう。
💡根拠1...ホラー好き
3|Cyriak(シーリアック)
Cyriak(シーリアック)
イギリス出身の映像作家/アニメーターで、
ネット上で有名です。
超シュールで、不条理なループアニメや音楽ビデオ作品。
名前:Cyriak Harris(シーリアック・ハリス)
出身:イギリス(サセックス周辺)
活動開始:2004年頃からインターネットに作品投稿
活動ジャンル:
サイケデリック/不条理アニメーション
ループ動画(GIFや短編)
音楽PV制作(自作曲や他アーティストの曲)
特徴:
同じパターンやパーツを反復・増殖させる
動物や人間の顔・手足を過剰にコピー&変形
幻覚のようなカオス映像
BGMも本人が作曲することが多い(エレクトロ/ブレイクビーツ系)
不条理ループ:表層的なループと変形で観る者を引き込み、中毒性を生む構造。
動物モチーフ:例えば羊(“Baaa”)や猫(“Kitty City”)など、身近な動物の「異様なループ」を描くことで不気味さと可愛さが同居。
構造/幾何学的変形:パーツの増殖・反復を通じて視覚的に構造がカオス化。
社会風刺・風変わり:例として“poo pants”(トイレと消費のイメージ)などが挙げられます。ウィキペディアウィキペディア
音楽連動・ミュージックビデオ:「Cirrus(Bonobo)」「Ratchet(Bloc Party)」など、本人制作の音楽や他アーティストとのコラボも多数。ウィキペディア
▼この動画と、エリザベス女王の口から永遠にエリザベス女王が出てくるループの動画が好き。
エリザベス女王の動画は見つからなかった…。
Cyriak の代表的なYouTube動画リンク集
→ 羊が分裂・変形を繰り返すシュールなループアニメ。
→ 猫モチーフの奇妙で中毒性のある映像。猫たちが都市を構成しているような不条理世界。
🎥 有名な作品例
"Baaaa"
羊が分裂・変形を繰り返すループアニメ。BBCの短編企画から生まれた。"meow mix" や "Something"
猫の顔や手足を無限にコピーして、花や機械のように変形。"7 Billion"
人間の群衆が巨大な生物のようにうねり、増殖する社会風刺的作品。
不気味だけどユーモラス
→ 怖さと笑いが同居していて、見る人によって印象が変わる。
中毒性のあるループ
→ 見ているうちに元の形が分からなくなる。
社会風刺やブラックユーモア
電気グルーヴにPVを提供しています。
💡根拠2...ホラー好き
4|結論
電気グルーヴはもともと、ホラー × エロ × 脱力系や理不尽 × グロ × ポップといった、相反する要素を掛け合わせる作風を好むユニットです。
そんな彼らが、ホラー映画の金字塔ともいえるスタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』を観ていないはずがありません。
『Shangri-La』のPVには、この映画を意識した演出が数多く見られます。
こうしたことから、このPVは**『シャイニング』への明確なオマージュを込めた作品**ではと私は考察しました。


主な内容まとめ
PVは『シャイニング』を彷彿とさせる演出がある:ホテルの不気味な雰囲気、廊下や扉の構成、お風呂場のシーンなどが、映画の象徴的場面をパロディ化しているようだと述べられていますnote(ノート)+1。
公式にはソープランドをイメージした演出だが、シャイニング影響の言及はない:コメント等でもその指摘は見つからないとのことですnote(ノート)+1。
作風傾向からの想像:電気グルーヴは、ホラー×エロ×脱力系、理不尽×グロ×ポップなど、一見相反する要素を混ぜる作風であり、ホラー映画の金字塔とも言える『シャイニング』を見ていないはずがない、と筆者は考察していますnote(ノート)+1。
5|(見なくていいけど..)そんなあなたにおすすめ動画
⚠️多分刺激が多め
80〜90年代、なんか気持ち悪い、下ネタ、エロ
なんかホラー、増殖しそう、ナンセンス、怖い
をテーマにわりと変な動画をピックアップしてみました。↓↓↓↓↓
▼意味が分からないけどなんか不気味で好き。
▲脳みそをぐちゃぐちゃかき回される感じがいいですね
▲かわいいですね
▲ADHDやAS的感受性が強い状態で世界を見ると、この世はこれくらい矛盾だらけの世界です(笑)
「わかるわ」的共感がある。
テイトウワって有名な人らしいけど、こんなふざけるんだーと思った記憶。
▲まともがわからない よく思う。
▲陰謀論界隈で有名になってしまった曲(笑)
坂本慎太郎さんの弾くスチールギターが素敵ですね。
▲CG技術がまだ未発達の時からこれだけ世界観出せるのはプロ
テンポもいいし好き。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm2933521
▲リンク先の絵が表示されません。全裸だからでしょうか?(笑)
ナンセンス。
▲及川光博さんもナンセンスのジャンルに近そう。
お上品さが残るのが流石です。
▲最近この動画見て笑ってます。
ナンセンス×お笑いって感じなのかな?
#電気グルーヴ
#ShangriLa
#シャイニング
#スタンリーキューブリック
#スティーヴンキング
#映画オマージュ
#PV分析
#音楽と映像
#ホラー映画
#MV考察
#カルチャー考察
#脱力系
#不条理
#サブカル
#構造的に読み解く
