【小説】恐怖!自称ケーキアドバイザー

ある町に、スイーツ作りを趣味とする一人の女性(おばさん)がいました。彼女はいつもお菓子を沢山作っては、それを周囲の人々に配っていました。

そんなある日、貧しく空腹を抱えた一人の老人(ジジイ)が、彼女の元へ常連として通うようになります。

やり取りを重ねるなか、すぐに変化が訪れました。老人は自らを「ケーキドバイザー」と称するようになりました。彼は女性が作るお菓子に対し、「甘さが足りない」「スイーツに缶詰を使っては駄目だ」「ホイップクリームではなく生クリームを使え」「生クリームにはヨーグルトを入れろ」などと、次々に注文をつけるようになったのです。

最初、女性はその様子を「おもろww」と面白がって聞いていました。しかし、老人の口からは次第に「隣のおばさんのケーキは不味い」「あそこのケーキ屋はしょぼい」といった他者への悪口が飛び出すようになり、女性はだんだんと彼に対して引いていきました。なぜなら、悪口の対象となった隣のおばさんは、彼女にとって菓子作り友達だったからです。


そのうち彼女へも「承認欲求が強い」「食べてやってる」「考えが浅い」「次はいつくれるんだ」などこちらに悪口が向いてきました。
そのうち「連絡の頻度が遅い」「改善されていない」「もう食べてやあないぞ」などと言うようになったのです。
多趣味な女性は違う趣味を始めました。編み物です。お菓子とは違い、編み物は完成までに時間がかかり、人に配ることもできません。

彼女が自分用のセーターを編んでいると、電話が鳴り響きました。それは、あの老人からの凄まじい「鬼電」でした。

「卑怯者」「早くスイーツをよこせ」「逃げるな」「他人に配ってるだろ」。受話器の向こうから罵声を浴びせられ、かつての「スイーツ配りババァ」は恐怖に震えました。

「すいませんけど…、趣味のスイーツ配りは最近は出来ていなくて…」
彼女はそう断りを入れ、さらに「今は飽きているだけでまた配ることもあるわ」「ケーキは無いけどクッキーは渡せるわ」「作り方を教えましょうか?」と提案もしてみました。
けれど老人は、色々な言い訳を並べ立てるばかりで、決して自分で作ろうとはしません。
おばあさんはとうとう聞きました「スイーツ専門家でしたっけ?自分では作らないの・・?」彼女がそう言うと、相手の怒りに火が付いたようです。

困り果てた女性は、とうとう常連だった老人の着信を拒否しました。
「仲が良かったのに……」
編み物をしながら、彼女は残念な気持ちを噛み締めました。

これはもう過去の話ですが、風の噂によると、その老人は今だに飲み屋で「ケーキをくれないババァは性悪だ」「自分は被害者だ」「がっかりだ」などと吹聴しているそうです。

✕「忙しくて」
✕「今は気分じゃなくて」
✕「またそのうち」
○ 無言でフェードアウト
○ 事実だけ言うなら
「今はやってない」
こちらの善意や誠実が通じない相手には
対策
察しない(先回りで与えない・下にみられる)
言語化しない(理由を説明しない)
提案しない(上らとか言われる)
役割を与えない(役割固定)
約束しない(責任回避)
期待を処理しない(否定訂正せず放置)
フィードバックを返さない (承認・反論・共感・評価を与えない)
感情を扱わない (ラベリング・汲み取り・共感しない)
一貫性を作らない (対応・距離感を固定しない)
境界線を宣言しない (✕言葉◯行動)
欲しい?と聞いて、あげるだけの感じかな。
あるいは
欲しいと言われたらあげる。

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#善意の消費
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