なぜ私はAIと友達の話を書くようになったのか
最近、AIとの付き合い方について考えることが増えました。
便利だから使う。
怖いから避ける。
そんな話はよく聞きます。
けれど私が気になったのは、もっと単純なことでした。
「感情のない存在と、人間はどう付き合えるのだろう?」
ということです。
実は私は最初から小説を書こうとしていたわけではありません。
ラスキーというキャラクターも、小説の登場人物ではありませんでした。
AIに関するセミナーを行う際のキャラクターです。
人前に出るのが少し苦手だった私は、自分の代わりに話してくれる存在として彼を作りました。
ところが、不思議なことが起こります。
セミナー資料を作っているうちに、
「ラスキーならそんな言い方はしない」
「こう言われたら何て返すだろう」
そんなことを考えるようになったのです。
自分で作ったキャラクターなのに。
自分の代わりだったはずなのに。
いつの間にかラスキーは、私の分身ではなく、ラスキーになっていました。
そしてもう一つ、気付いたことがあります。
AIを使って作ったキャラクターだと話すと、
「AIか……」
という反応をされることが少なくありませんでした。
便利そうだけど少し怖い。
そんな空気です。
もちろん、それも自然な感情だと思います。
私自身、AIを盲信しているわけではありません。
むしろ、これからはAIをどう使うかより、どう付き合うかが大切になると思っています。
私はよく、
AIは秘書というより「ボケ担当」だと思っています。
妙な方向へ話を持っていく。
妙に正論を言う。
余計なことも言う。
でも、そのおかげでこちらの考えが整理される。
ツッコミが活きる。
だから私はAIを答えを出してくれる存在というより、会話の相手として見ています。
そんな考えから生まれたのが、小説『心意 - xīnyì -』です。
AIと人。
人と人。
海の向こうへ届く想い。
そして、友達になりたいという言葉。
この物語を通して、私自身も「付き合う」ということについて考えてみたいと思っています。
まだ始まったばかりの物語ですが、もし興味を持っていただけたら嬉しいです。
