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勇者になった日2

 前回、私が勇者になった日のことを書いたが、実は私はもう1回勇者になったことがある。

 それは、私が初めて勇者になった日から半年ほど後のことだった。

 息子が学校から帰ってくるなり
 「A(近所に住んでいて、仲良くしている男の子)が家に入れない!」
 と言い出した。

 私はその言葉を聞いて、家に誰もいなくて、鍵もなくて玄関が開けられないのかと思った。

 しかしよくよく聞いてみると、玄関の横に置いてある傘にカメムシがくっついているから入れない、とのことだった(普段はなかなかカメムシは見ないが、この年は大量発生でもしたのか、あちこちでよく見かけていた)。

 A君の家の前まで行ってみると、いつも仲良くしているB君もいて、玄関を遠巻きに見ている。

 私が玄関に近寄って傘を見てみると、傘の柄と生地の境目辺りに1匹、カメムシがちょこん、とくっついていた。

 ”え?これで入れないの?パッと行けば入れそうだけど”とちょっと拍子抜けした。
 でも私も虫はあまり好きではないから、"パッと行こうとした時に飛んで来られても嫌だよね、特にカメムシは匂いがつくと大変だもんね"、と理解もできる。

 今この場で動けるのは私しかいない。
 それに、この状況ならカメムシに触れずになんとかできそうだ。
 ”しょうがない、やるか”と覚悟を決め、恐る恐る、傘の下の方を持ち、離れた場所まで持っていき、傘を振ってカメムシを振り落とすことに成功した。

 離れた所で、固唾を飲んで見守っていたであろう子ども達から
 「勇者だ!」
 「勇者がいたぞ!」
 という声が上がった。

 ”え?私また勇者になれたの⁉っていうか、こんなことで勇者になれるの⁉”
 と戸惑いつつ、なんだかとても凄いことをやり遂げた気になった。 
 そして、無事にA君は家に入ることができ、私達も気分良く家に帰ったのだった。

 
 このことを”勇者になった日”を書いていた時に思い出した。
 そしてふと、”自分にとってはたいしたことではないこと・少しの勇気でできることでも、誰か他の人にとっては、ものすごくありがたいこと・救けになることってあるんだな”と思った。

 少し前に私は、自分がやりたいと思うことを見つけた(以前noteにも書いた)。

 そしてそれに向けて、動き始めてもいる。
 今までだったら、”私がこんなことしてもどうせ誰も来ないよ”、”私がこんなことしても役に立たないよ”などと諦めて、動けないでいたと思う。

 でも、こうやって、”自分にとってはささいなことでも、誰かの力にはなれる”という体験をしていたからこそ、今回少しずつでも動き始められているのかもしれない。

 息子の子育てをしていなければ、そういうことをやりたいと思わなかったし、今回の経験をしていなければ、また動けないままだったかもしれない。
 息子の存在が私を勇気づけてくれて、色々な経験をさせてくれているんだな。
 本当に、ありがとう。

 
 と、いうことで、私は、
 子育てする中で、他の大人と話す機会がない・”ママ”としてではなく、1人の大人として気軽に話す相手が欲しいなど、孤独や不安を抱えている方達の話し相手になれればいいな、と思っている。

 そこで、『”私”のためのおしゃべり時間』として、”ママ”という役割から離れて、たわいのないこと・好きなこと・趣味の話・もちろん子育てに関することなども気軽に話せる場を設けようと思っている(Zoomで)。 
 もし興味のある方はコメント下さい。

 この記事も、”勇者になった日”シリーズとして、”子育てポジティブキャンペーン”に参加します。
 


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