マクドナルド(MCD)の4-6月決算:ブランド認知力向上とマーケット戦略の展開!【4-6月/Q2,2024】
マクドナルド・コーポレーションは2024年6月30日に終了した第2四半期の業績を発表。ボーデンCFOが、「消費者の財布が圧迫されており、今四半期の既存店売上高も3つの地域で減少しています。しかし、こうした環境変化が数四半期も続くとは考えていません。」と述べているように、マクドナルドと言えども、インフレ、消費落ち込み、来店の減少、売上の低迷は避けられなかったようです。
業績の詳細は?
売上高: 64億9,000万ドル
営業利益: 29億2,000万ドル( 前年同期比▼6%,恒常為替レートベース5%)
-米国: ▼0.7%
-国際運営市場部門: ▼1.1%
-国際開発ライセンス市場部門:▼ 1.3%純利益:20億2,200万ドル(同▼12%)
EPS(1株当たり利益): 2.80ドル(▼11%、恒常為替レートベースでは▼10%)
調整後の1株当たり利益は2.97ドル:(▼6.7%前年3.17ドル,市場予想の3.07ドル)
業績の落ち込み
売上高は前年同期比0.1%減の、6四半期ぶりの減収となった。
世界の既存店売上高は1%減少し、13四半期ぶりのマイナス成長となった。
地域別の既存店売上高:
米国: 0.7%減
国際運営市場: 1.1%減
国際開発ライセンス市場: 1.3%減
業績低迷の要因
インフレの影響:
欧米を中心に物価高が進み、消費者の「インフレ疲れ」。
消費者がより安価なメニューを求める傾向に。
来店客数の減少:
特に米国と欧州市場で顕著。
海外市場の低迷:
フランスの業績悪化が大きく影響。
中国の回復が予想より遅れている。
中東情勢の悪化もマイナス要因となった。
消費者の信頼をどう維持する?
『Accelerating the Arches」戦略が適切であると確信しており、消費者の支出が慎重になる中で、信頼できる日常的な価値の提供に注力する。』
具体的な施策
新メニューの開発と試験販売: 例えば、カナダとポルトガルで「ビッグアーチ」という新しい大型ハンバーガーの試験販売を開始。
デジタル化の推進: デジタル注文の割合を増やし、顧客体験を向上させるための技術投資を強化。
ロイヤルティプログラムの拡大: 顧客のエンゲージメントを高めるために、ロイヤルティプログラムを拡大。
価格戦略の調整:
6月下旬から米国で「5ドルセット」の提供を開始し、8月まで延長する予定。
成長戦略の継続:
チキン商品とロイヤルティプログラムを戦略的成長ドライバーとして加速させる方針。
2024年の見通し:
営業利益率については、40%台半ばから後半のレンジとする見通しを維持。
成長戦略「Accelerating the Arches」とは
「Accelerating the Arches」は、マクドナルドが顧客の期待に応え、持続的な成長を遂げるための包括的な戦略であり、デジタル技術や新メニューの開発、マーケティングの強化など多岐にわたる施策を含んでいます。
目的
コミュニティの育成と支援: 地域社会に貢献し、コミュニティを育むことを目的としています。
おいしい瞬間を簡単に提供: 顧客にとっておいしい瞬間を手軽に楽しめるようにすることをミッションとしています。
価値観
家族、コミュニティ、誠実さ、包摂、サービス: これらの価値観を基盤にして運営されています。
成長の柱
マーケティングの最大化
ブランドの認知度向上とコストパフォーマンスの良いマーケティング戦略を展開。
コアメニューへの注力
ハンバーガー、チキン、コーヒーといった主要メニューの改良に注力。
4つのDに注力
デリバリー: 配送サービスの強化。
デジタル: デジタル技術の活用。
ドライブスルー: ドライブスルーの効率化。
開発: 新店舗の開発と既存店舗の改良。
今後の見通し
グローバル展開の強化: 2027年までに世界中で50,000店舗(現時点 42,406)に拡大する計画。
持続可能な成長: 環境に配慮した取り組みを進め同時に、マーケティングやメニュー開発など、ビジネスにおいても革新を続ける。それは持続可能な食材調達や店舗のエネルギー効率向上など、マクドナルドの企業イメージを高め、長期的な成長へと導くものです。
47年連続増配
マクドナルド取締役会は、普通株式1株につき1.67ドルの四半期現金配当を、2024年6月3日営業終了時の株主名簿に記録された株主に対し、2024年6月17日に支払うことを宣言しています。
配当利回り
直近配当実績:1.67ドル(6月)
年間配当金:6.68ドル
株価:272.88ドル(8/5終値)
配当利回りの目安:6.68ドル÷272.88ドル×100=2.45%
*手数料、税金等は考慮に入れていません。配当利回りは購入時の株価によって変わります。
まとめ
マクドナルドは、インフレや消費者行動の変化といった課題に価格戦略の調整や成長戦略の継続により、業績回復を目指しています。"Accelerating the Arches"を通じて、消費者に信頼されるブランドとしての地位を確立し、持続可能な成長を目指す同社は、世界経済の不確実性や消費者心理の低迷といった様々な課題に直面しながらも成長戦略を着実に進めています。
よくある質問 Q&A
今回の決算や事業内容をQ&Aでおさらい・・
Q: マクドナルドの成長戦略"Accelerating the Arches"とは何ですか?
A: "Accelerating the Arches"は、マクドナルドが掲げる成長戦略で、チキン商品やロイヤルティプログラムの強化、デジタル化の推進などを通じて、持続的な成長を目指すものです。
Q: 第2四半期の業績が減少した理由は何ですか?
A: 経済状況や競争の激化が影響し、既存店売上高が減少しました。米国市場では0.7%、国際運営市場部門では1.1%、国際開発ライセンス市場部門では1.3%の減少が見られました。
Q: マクドナルドの今後の成長の鍵は何ですか?
A: デジタル化の推進、持続可能な取り組み、新興市場での拡大が今後の成長の鍵となります。特にアジア市場での成長ポテンシャルが高いです。
Q: マクドナルドの持続可能な取り組みとは何ですか?
A: 持続可能な食材調達や店舗のエネルギー効率向上など、環境に配慮した取り組みを進めています。これにより、企業イメージの向上と長期的な成長が期待されます。
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*ご注意-このnoteは企業IRや直近のニュース等を参考に、一般的な情報提供を目的として書いています。投資家に対する投資アドバイスではありません。投資における最終意思決定は、ご自身の判断でお願いいたします。またデータ等の数字は、細心の注意を持って記載していますが当noteに載せている情報に基づく行動で損失が発生した場合においても、一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。
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