焼き芋から始まる、しくしたんの作り方
🍠 しくしたん・焼き芋編
「どうやって書くのかわからない」
「余白ってどうやって残せばいいの?」
そんな人のために、一つの作品が完成するまでの思考プロセスをすべて開示します。
お題はこちら
秋/灯/焦/夢
完成形はこちら:
秋 冷えた風に乗って焼き芋の匂いが漂ってきた
灯 冷たい照明の中、焼き芋売り場だけが輝いて見えた
焦 焦げた甘い匂いがお腹に届いた
夢 いつかの迷いが、今はほどけていた
STEP 1|語から記憶を思い出す
秋
金木犀の匂い
落ち葉
スーパーで焼き芋が売られていた
→ 焼き芋がテーマになった
灯
スーパーの照明は白く冷たい
焼き芋コーナーだけが温かい色
→ 光の温度差が使えそう
焦
焦げた匂い/お腹が鳴る感じ
ダイエットしてたのに我慢できなかった記憶
→ 「匂いが、お腹に届いた」で止める
夢
痩せたいという目標/でも買った(言いたくない)
迷いが“許し”に変わっていたかもしれない
→ 「迷いがほどけていた」で余白が残る
STEP 2|言い切らないように整える
「買った」は書かない
「甘かった」も書かない
「いつかの迷いが、今はほどけていた」
→ 時間のゆらぎで、行動の代わりに“緩み”を置く
完成(再掲)
秋 冷えた風に乗って焼き芋の匂いが漂ってきた
灯 冷たい照明の中、焼き芋売り場だけが輝いて見えた
焦 焦げた甘い匂いがお腹に届いた
夢 いつかの迷いが、今はほどけていた
ポイント
感情語ゼロ
判断・行動は書いていない
「置くだけ」で、読者の中に何かが生まれる
最後に
しくしたんは、書くのではなく、置くこと。
感情の奥にある、反応や気配や揺らぎを、
言葉になる手前でそっと差し出す。
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