[詩] 救い
錆びついた鉄塔の下で
白百合がゆれる
土に書いた合言葉は雨に流された
泥濘んだ道で
足を取られるのが幸せなのだ
鳴り止まない幻聴を
録音出来たら君に知らせたい
聳え立つ壁の向こう側に見えるのは
想像の世界なのだろうか
背後に連なる荒廃した夢ならば
一本の花を植えてから帰ろう
美しい灰色の間から
光の柱が落ちてくる
今日も誰かが救われる
白百合が揺れる風が鳴く
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