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【はじめてのnote】作家を目指そうと思った日。

会社員をやめるということ。
それは私にとってはすごく思い切った、結構勇気のいる行動だった。

これまで、海外の駐在や国際協力系の仕事を経て、転々と拠点を移ってきた。一年前からは、国際NGOの職員としてフルリモートで働いていたが、それも今月末で退職する。

「会社を辞める」自分。ちょっと馴染めない劣等生みたいな印象。
ネガティブな考えを浮かべて、自己嫌悪に陥る、みたいな。
環境がブラックだったわけでもないから、尚更自分に原因を求めてしまう。誰かに言われたわけでもないのにね。


でも、これでも色々考えた。本当に「やりたいこと」はなんだろうと自問し続けて、たまたまこのタイミングで「やりたい」と思うことが見つかったのだと、言い聞かせる。
それは次第に真実味を帯びて、行動が伴い、実際に形になっていった。

「執筆をしたい。書くことで、ご飯を食べてみたい」
そう思ったのは初めてではなかった。でもこれまではあくまで趣味の延長線だった。まさか数万字の小説を書いて、文学賞に出そうなんて、これまで考えたこともなかったのに。

実際、これまでとても長い間、仕事の合間に感じたことや浮かんでくることを書いてきた。留学先、旅先、そして暮らした国々で。

写真も好きだから、挿絵みたいにそれらを入れて、ブログを書いた。カメルーンに駐在している頃に書いたエッセイを、自費出版して本にしてみたこともある。今読み返すと赤面するくらいに恥ずかしい、初々しくて正直な感情が、拙く綴られている。今となってはあれが原点だったのかも。

ずーっと走ってきた。
外の世界を見て、経験して、自分なりに努力もしてきたつもり。

もう一つの世界線には、今もばりばり海外で働いている自分がいたかもしれんなあと思いつつ、実際は田舎暮らしを満喫している。

オイルで磨いたホームセンターの天板を、ikeaのアルミ棚二つで支えただけの簡易的なデスク。オレンジのデスクランプで照らされるハオルチアという小さな植物が花を開こうとしているのを横目に、言葉を、表現を探す、そんな、仕事を夢見て。

白湯とコーヒーを飲むせいでカップが増えがち。

もう、自分の想いに蓋をするのはやめた。
それはリスクを伴うことだと分かっていても、やっぱり自分は執筆をして、本を出したいと思った。自分が創る物語を誰かが読んで、面白いって言ってくれたらどんなにいいだろう。
その夢を叶えるために、時間を全部、使いたいと思った。

先日、そんな新しい自分に名前をつけた。
雨由来とんび (あめゆら とんび)

音がいいなと思った「あめゆら」と、
鳶みたいにどこまでも、
上昇気流に乗って飛んでいけるイメージと。

このnoteには、海外で見て聞いて感じたこと、キャリアのこと、そして今の田舎生活のことをのんびりと、書いていこうと思います。

ハオルチア。鉢はとっておきを探し中。



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