迷える高校生のトビタテ!留学JAPAN #01_苦悩の申請準備
はじめまして、Amiです。
実は、このnoteを書くかどうか、少し迷っていました。
というのも、「トビタテ!留学JAPAN」の応募や審査の体験って、人によって全然違うし、「こうすれば絶対うまくいく!」なんて正解はないからです。
でも、私自身も申請する過程で、ネットやnoteで先輩たちのリアルな体験談を読んで、すごく助けられました。
緊張したこと、困ったこと、工夫したこと——。
そういう一つひとつのエピソードが支えになって、「私も挑戦してみよう」と思えたのです。
そして何より、私は「英語ペラペラ」でもなければ、「過去にすごい実績がある」わけでもない、ふつうの高校生。そんな私がどうしてトビタテ第10期に応募し、合格し、そして留学を終えたのか。
その過程を振り返る事に、意味があるんじゃないかと思うようになりました。
私の体験談がこれから挑戦する誰かにとって、少しでも参考になればうれしいです。
文部科学省「トビタテ ! 留学JAPAN 」のホームページはこちらです↓
そもそも留学したかったのか?
高校1年生の私は、なんとなく海外留学してみたい気持ちをもっていました。
ただ、「どんな方法で?」「どんな形の留学がしたいのか?」などの具体的な考えはなく、漠然としていたのです。
そんな中で、「トビタテ!留学JAPAN」の存在を知ったのは、校内に貼られていたポスターや、実際に申請に挑戦していた同級生がいたからでした。
「給付型の奨学金を得ながら、自分の関心に沿った探究活動で海外留学に挑戦できるーー」
そのコンセプトにはとても魅力を感じていましたが、内心では「難しそうだし、私には無理かも」と思っていました。
そんな中で「トビタテ!留学JAPAN 高校生」の第一日程の申請受付が12月から始まりました。
募集が始まった頃、私の学校では希望者を対象に説明会が開かれたので、参加してみました。
それと同じ頃に、「トビタテ!留学JAPAN」のオンライン説明会にも参加して、留学に憧れる気持ちと、それを否定しようとする気持ちの中でうろうろしていたのです。
情報収集しながらも、迷っていた
高校で留学を経験するなら、2年生が最後のチャンスだと思っていました。
それなのに決心がつかず、グルグル悩んでいました。
一番の理由は、「留学の目的がすぐに思いつかない」ということ。
あともう一つの理由は、私は高校2年から IBDP(国際バカロレア・ディプロマ・プログラム) のコースを選択したいと考えていたからです。
「果たして、トビタテの探究活動とIBプログラムを両立できるのか?」
この点にも自信が持てませんでした。
しばらく頭の中で悩み続けましたが、最終的には
「合格できるかわからないし、とりあえず申請してみよう!」
と開き直り、まずは具体的な「留学計画」を考えてみることにしました。
IBDPとは何ぞ?という方はこちらをどうぞ↓
タイムリミットは近づく
冬休みに入る頃、家族にトビタテ!の話題をしたものの、実際にどう動いていいか分からず、漠然と留学のテーマ探しをする日が続きました。
担任の先生など数人の大人にトビタテに挑戦してみたいと話してみましたが、「トビタテはなかなか合格するのは難しいよね〜」と言われ自信をなくしていました。
しかしなぜか家族はノリノリで応援してくれていて、それがややプレッシャーとなり、後には引けない気持ちにもなっていました。
締切は刻々と迫り、「応募しなければチャンスはゼロになる」という現実が、私をどんどん焦らせました。
「もう時間がない!!」
ついに、1月の成人の日の3連休を使って、なんとしてもこの「やたらボリュームのある申請書」を仕上げるしかなくなりました。なぜなら、学校への提出期限がこの連休明けに設定されていたからです。
(申請書類はまず学校に提出し、そこからトビタテ事務局へ送られます。最終提出日は1月23日頃でした。)
覚悟を決めてその3日間は、朝から晩までパソコンに向かい自分の内面と向き合いながら留学計画を作り上げていく作業。
ほぼ徹夜でパソコンを広げながらご飯を食べる、みたいな、、、 “締め切りに追われる漫画家” みたいな感じでした ^^;。
今振り返っても、かなり濃い時間だったと思います。
自己企画型の留学計画
トビタテ!は自己企画型の留学を掲げているので、留学目的を決めるところが最重要になります。
行きたい国も決まっていない状態では、先に進めないのです。
「なぜ(目的)、そこで(国)、それをする(探究活動)必要があるのか」
この理由付けに矛盾がないようにしなければなりません。
なので申請書類に手をつける前の原案づくりが、最も頭を悩ませる部分でした。
私の場合は、まず12月に受けた「オンライン説明会」の内容や「募集要項」、「留学計画書事前準備シート」の記入例などをじっくり読み込み、条件をしっかり把握しました。
トビタテ公式サイトに掲載されていた「留学大図鑑」なども参考にしました。
さらに、両親に自分の頭の中で散らばっていた考えをアウトプットしました。すると、遠慮のない意見交換が始まり、時には厳しい指摘も…。
でもそのおかげで、自分では気付けていなかった客観的な視点を取り入れることができました。
こうした作業を通じて、留学目的のコアを少しずつ自分の中に落とし込んでいったのです。
「トビタテ!留学JAPAN」のサイト内にある「留学大図鑑」はとても参考になります!↓
計画のポイント
募集要項の意図や様々な体験談を読んでみて気が付いたのは、留学計画全体に「一貫性」を持たせることが重要だということ。
今日までの自分を振り返り、何に興味を持ち、何を大切にしてきたのか。
そしてこの留学を通じて、どんな未来をつくっていきたいのか、私だけの独創的なアイデアで計画する事が可能なのです。
好きな事、関心のある事の点と点をひとつのストーリーのように繋げていく事で、目的がはっきりと見えてきて、留学そのものが現実味を帯びてくるように思えました。
私が見つけた「留学目的」とは?
私には、幼少期にネパールに住んでいた経験があります。
スパイスの香りや味は、今でも懐かしさを感じさせる特別なものです。
草花や種をスパイスに見立てて石ですり潰して遊んでいた記憶も、今思えば原体験として強く残っています(ネパールの子供の遊び方の一つだそうです)。
こうした経験からか、私は 香辛料やハーブ、お茶などの 植物の力を活かして人の心身を整える 漢方やアーユルベーダのような分野に魅力を感じていました。
その思いを深める場として、もう一度ネパールの地に立ち、「スパイスと生活の関わりを探る事」 を探究テーマとした現地調査をする事を、留学目的に設定する事にしたのです。
申請書作成の現実的な話
申請の概要はざっくりとこんな感じです。
①留学先はネパール
②「マイ好奇心探究コース」に応募申請
③「スパイスと生活の関わりを探る事」 を探究テーマとする。
④ 夏休中、現地ボランティアプログラムに参加し「受け入れ先」 を確保。
⑤ 主な探究活動は現地でのスパイスに関するアンケートや調査活動。
申請書には、「応募理由」、「探究活動の詳細」を通してその国に行く理由や考えに至ったエピソードなどを具体的に入力していきます。
文章を書いていると話が逸れてしまいがちですが、何度も読み返しながら、すべての話が留学目的に繋がっていくように軌道修正していきました。
全体を通して「自分の人物像を含めて一貫性を持たせること」に特に意識しました。
私の場合は、幼少期にネパールで過ごした経験が、今の自分にどんな影響を与えているのか。
そして、そこから広がった興味や関心を、未来にどう繋げていけるのか――できるだけ具体的に書いていきました。
記入欄の壁
戸惑ったのは「受け入れ先」の記入欄。
申請書には、留学実現のための具体的な情報として「現時点で予定している受け入れ先機関名」と「留学日程」を記入する欄があるのです。
でもこの時点では、当然まだ留学が確定しているわけでもなく、相手先との交渉もしていません。しかも週末だったので問い合わせすらできず、「どこまで具体的に書けばいいんだろう?」とかなり迷いました。
結局、申し込みを検討していたボランティアプログラムのWEBサイトをくまなく読み込み、実現可能な内容になるよう慎重に調べて記入しました。ただ、問い合わせができる平日に進めておけばもっと安心だったな…と反省 (汗)。
ちなみに「受け入れ先」は、留学の目的や計画に大幅な変更がなければ、後から変更申請を2回まで出せるそうです。
申請書の最後にはA4サイズの「自己PR」を作成し、添付する必要がありました。表現方法は自由との事だったので、私はCanvaを使って、自己紹介やネパールに関するイメージイラストを散りばめ、ポスター風に仕上げました。

これを作る頃にはすでにフラフラでしたが(笑)、「留学に絶対行くぞー!」 という気持ちでテンションを上げながら作業しました。
「トビタテ!留学JAPAN」への申請を通して
応募の申請書に取りかかる前、テーマが絞りきれていなかった時は「中途半端なものを出すくらいならやめようかな」と、できない理由を探していました。
でもふと、「もし今回申請しなかったら、ずっと後悔するんじゃないかな」と思えたのです。
応募申請の作業は、「過去」と「未来」の両方向の私自身を見つめ直す時間になりました。
普段意識していなかったことに気付けたり、思いを言語化することで考えがはっきりと見えたように思いました。
そして書類が完成する頃には、「なんとしてもネパールに探究活動に行きたい!」 という気持ちが強くなっていたのです。
合否はどうであれ、「挑戦した経験」が自分の中に残ったこと、それを実感できた事こそ、「トビタテ! 留学JAPAN高校生」への申請を通して得た一番の学びだった気がします。
次回は、書類審査の結果を受けてから面接当日までの心境を綴ります。
